一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
ダービーはウインフルブルームと!
2014/5/15(木)
先週は土曜の初っ端からヒラリアスで勝つことができました。作戦がハマったというか、想像していたイメージで逃げることができました。こうすれば人気馬を負かせるかなというレースがそのままできたので、自分としても会心でしたね。先週も意気込みを書いたのですが、マイネルシェルト(4人気②着)がやっと走ってくれました。いつもどおりにイレ込みはあったのですが、上手く脚を溜められて、こういう競馬がいいんだというイメージを掴めました。かねてから能力を感じていた馬なので、次走で勝たせてあげたいです。
この土曜は東京で全12鞍に騎乗します。5Rのコスモチャイムは前走で初めて乗ったのですが感触を掴めましたし、乗り方ひとつで十分チャンスがある馬だと思います。6Rのラシアンカウボーイの前走は長い直線をジリジリと伸びてきたように、この条件は合っています。ただ、体がまだまだ緩いので、使いつつもっと良くなって行くというイメージがある馬です。10Rのコスモトゥルーラヴの前走は、上がりの速い競馬が合わなかったようです。1000万は勝てる力がある馬ですので、仕掛け所に気を付けて頑張ります。
京王杯SCはクラウンロゼに乗せていただきます。確かに相手は強いのですが、今回はブリンカーを着けるようなので、初めての距離と相まっていいほうに向いてくれませんか。気持ちを続けさせてあげられるように、積極的に乗ってきたいと思います。せっかくいただいたチャンスなので、もちろん結果を出したいですし、馬にキッカケも掴ませてあげたいです。
日曜も東京で7鞍に騎乗します。3Rのコスモラパン、6Rのコスモエルデストの前走は相手が悪かったとしか言いようがなく、ここで勝つチャンスがある馬です。どちらも小柄な馬なので、馬体重は見たほうがいいかも知れませんが、力が入ります。4Rのコスモヨウヘイはいい馬なのですが、前走はどうしてもゲートを出ませんでした。今回は中2週なので、競馬の感覚を覚えている内にというか、詰めて使えるのがいいほうに向くと思うんです。そろそろ本領を発揮してくれるのではないでしょうか。
今年のダービー後のデビューに向けて、トレセンでは2歳新馬がどんどん入ってきています。自分もゲート試験を絶えずに受けていて、来年のクラシック戦線に向けて「この中からどの馬が走ってくるのかな」と、今から胸が高鳴ります。そのような中、報道にもありましたとおり、残念ながらプレイアンドリアルは日本ダービーを回避することになりました。今は休ませるとき時と前向きに考えて、また乗せていただけることになったウインフルブルームとのコンビで精一杯頑張ります。この馬に関しては改めてオリジナルインタビュー用に取材がありますので、そこで見通しを話したいと思います。
この土曜は東京で全12鞍に騎乗します。5Rのコスモチャイムは前走で初めて乗ったのですが感触を掴めましたし、乗り方ひとつで十分チャンスがある馬だと思います。6Rのラシアンカウボーイの前走は長い直線をジリジリと伸びてきたように、この条件は合っています。ただ、体がまだまだ緩いので、使いつつもっと良くなって行くというイメージがある馬です。10Rのコスモトゥルーラヴの前走は、上がりの速い競馬が合わなかったようです。1000万は勝てる力がある馬ですので、仕掛け所に気を付けて頑張ります。
京王杯SCはクラウンロゼに乗せていただきます。確かに相手は強いのですが、今回はブリンカーを着けるようなので、初めての距離と相まっていいほうに向いてくれませんか。気持ちを続けさせてあげられるように、積極的に乗ってきたいと思います。せっかくいただいたチャンスなので、もちろん結果を出したいですし、馬にキッカケも掴ませてあげたいです。
日曜も東京で7鞍に騎乗します。3Rのコスモラパン、6Rのコスモエルデストの前走は相手が悪かったとしか言いようがなく、ここで勝つチャンスがある馬です。どちらも小柄な馬なので、馬体重は見たほうがいいかも知れませんが、力が入ります。4Rのコスモヨウヘイはいい馬なのですが、前走はどうしてもゲートを出ませんでした。今回は中2週なので、競馬の感覚を覚えている内にというか、詰めて使えるのがいいほうに向くと思うんです。そろそろ本領を発揮してくれるのではないでしょうか。
今年のダービー後のデビューに向けて、トレセンでは2歳新馬がどんどん入ってきています。自分もゲート試験を絶えずに受けていて、来年のクラシック戦線に向けて「この中からどの馬が走ってくるのかな」と、今から胸が高鳴ります。そのような中、報道にもありましたとおり、残念ながらプレイアンドリアルは日本ダービーを回避することになりました。今は休ませるとき時と前向きに考えて、また乗せていただけることになったウインフルブルームとのコンビで精一杯頑張ります。この馬に関しては改めてオリジナルインタビュー用に取材がありますので、そこで見通しを話したいと思います。
プロフィール
柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。