
2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
競馬場で観戦される皆様に今一度お願いがあります。
2025/7/11(金)
高田潤です!!
いつも競馬場へのたくさんのご来場、ご声援ありがとうございます!!
先週あった出来事につきまして、皆様にひとつお願いがあります。
先週、福島競馬場で騎乗した際のパドックで、騎乗しながら周回しているときに、お客様エリアの方から「バリバリバリバリバリっ!!」というビニールのガムテープを剥がすようなというか、ペットボトルを潰すような非常に大きな音がしまして、またその音が長時間に渡り続きまして、僕の騎乗する馬がその大きな音に反応してビックリしてしまい暴れてしまいました。。
幸い大きなアクシデントにはなりませんでしたが、そこからなかなか馬を落ち着かせることができず、馬場入りまでずっと興奮気味にイレ込んでしまいました…
福島のパドックは、まわりが覆われた形状となっている為、他の競馬場以上に音が反響します。
馬は繊細な生き物なうえ、レース時には非常に神経を研ぎ澄ませておりますので、些細なことでも反応してしまう場合があります。
今回の原因につきましては、お客様なのか、競馬場の係の方なのか、不可抗力な何かの物音なのか、僕もそこまで確認する余裕もありませんでしたのではっきりはわかりませんが、こういったことがレースの結果に影響をもたらせる可能性が無いとは言いきれませんので、人馬ともに安全にレースを行ない、お客様に安心して競馬を楽しんでいただけますように極力観戦される皆様にもご協力をいただきたいなと思います。
パドックや馬場入りなどで馬が近くにいるときは大きな音やアクションなどは極力控えていただき、ゲートが開くまではなるべく静かに観戦いただけますよう宜しくお願い申し上げます。
とはいえ、競馬場の大歓声は競馬の醍醐味の一つでもありますし、僕たちジョッキーからしても気持ちがいいものです!!
場所と場面だけご確認の上これからもたくさんのご声援よろしくお願い致しますm(_ _)m
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。