皆さん、こんにちは!!
高田潤です!!

まだまだ年内のレースは残っていますが、先週の競馬が終わった時点で、僕の自身12年ぶり2度目のJUMPリーディングが確定しました!!

関係者の方々、応援してくださった方々、本当にありがとうございました!!

僕は今年は年初からJUMPリーディングと歴代最多の障害年間20勝という数字は、目標というか強く意識をしていた数字ではありますので達成する事ができて非常に嬉しいです。

ただ、まだレースは残っていますので今年が終わるまで記録を少しでも伸ばしていけるように引き続きしっかりと残りのレースも集中して騎乗していきたいと思います!!

それとここで1つ話しておきたいことがあります。

先日、X(旧Twitter)の方でも書かせていただきましたが、ここでも聞いていただきたいお話しでもあるので、引用ではありますが、ご一読いただけるとありがたいですm(_ _)m

お気づきの方もおられると思いますが、僕は今年の3月のレースから全てのレースで猫ちゃんのマークが入った腹帯を使っています。

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これは小児がんと戦った小学5年生のこうちゃん (洸太郎君)という男の子が描いた絵です。

僕は洸太郎くんとは会ったこともありませんし、面識もありません。

たまたま去年の春ごろにX(旧Twitter)で流れてきたこうちゃんの投稿を目にして初めて小児がんと戦うこうちゃんのことを知りました。

治療で本当に辛くてしんどかったと思うんですが、どんな時でも絶対に弱音を吐かない、絶対に諦めない、そして毎日毎日まわりのみんなを楽しませ、気遣いができるそんな心優しいこうちゃんの姿に心を動かされました。

まだまだ幼い小学生ですよ?毎日辛かっただろう泣きたかっただろうそんな小さな子がお父さんとお母さん、そして妹ちゃんに絶対に心配させたくないという強い気持ち、信念がものすごく伝わってきました。

自分も三年前に頸椎の大怪我をして約1年の休養を余儀なくされ、復帰してからも成績が落ち、去年の春先はちょうど半年以上も勝利から遠ざかっていた時期でもあり、もう騎手としては厳しいかもしれない…と思い始めていた時期でもありました。

そんなときにこうちゃんの投稿を初めて拝見しまして、こんな事でいちいち落ち込んでいる場合じゃないと非常に励まされ、勇気づけられ、こんなにも小さい子がこれだけ頑張っているのにと自分が恥ずかしくなりました。

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こうちゃんは自分の息子と同い年ということもあり、それからはずっと気になって経過(投稿)を見守っていました。

絶対に元気になって欲しい!!がんに打ち勝って欲しい!!と毎日願っていました。

しかしながら… 去年の夏、11歳の誕生日を迎える前にこうちゃんはお空へ旅立ってしまいます。。

その投稿を目にしたとき、頭が真っ白で何も考えられなくなり、ただただ涙が止まりませんでした…

なぜこんなに心優しい頑張り屋の良い子を神様は連れていくんだ… 本当に悲しくて…悔しくて…

命の尽きるその最後の最後まで、一生懸命がんと戦い続け、みんなを楽しませ続けたこうちゃん。

この頑張りを無駄にしてはいけない。この頑張った証をどうしても何かカタチで残せないか、伝えていけないか、と思い…数ヶ月考え…居ても立っても居られず、こうちゃんのご家族様と連絡を取らせていただき、お願いをしまして、こうちゃんが描いたイラストをいただきました。

そしてこうちゃんの絵を腹帯につけて、自分もこうちゃんに負けないような強い気持ちでレースに向かうことを心に誓いました。

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今年は障害リーディングを含め、ここまで20勝、重賞4勝と本当に自分でも驚く程の成績が残せているのは、洸太郎君という少年の後押しがあったのかもしれません。

洸太郎君が毎日必死にがんと戦う闘病生活の中で一生懸命たくさんの方に伝えたかったこと、求めたみんなの笑顔、少なからず僕の心にはしっかりと届いています。

こうちゃん、見ず知らずのこんな1人のおっさんの気持ちを奮い立たせてくれてありがとうね!!おっさんだけどまだまだ行けるところまで頑張るからね!!得意のダジャレを言いながら空から見といてくれな!!

人は誰でも悩んだり落ち込んだりすることはあると思います。でも世の中には小児がんや難病と必死に戦い頑張って生きている子供たちもたくさんいます!!

そんな子供たちに負けないように、今を生きてる僕たちは胸張ってひと踏ん張りしてどんな時も最高の笑顔で頑張っていきましょうや!!

それでも本当にどうしようもなく辛くて頑張れそうにないときは、一度こうちゃんの投稿に目を通してみて下さい!!



よし!頑張ろう!という気持ちになれると思います。

こうちゃんの合言葉、『人生は楽しむためにある!!』

これからも引き続き、自分の記録や自分のことよりも、自分ができる限りのボランティア、支援活動を積極的に行なっていきたいと思っています。

そして、自分が活躍することで、こういったことにも目を向けていただけるように一生懸命やっていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます!!