【天皇賞(春)】再び激突キタサンブラック、サトノダイヤモンドなど13頭を分析
2017/4/23(日)
キタサンブラック
(牡5、栗東・清水久厩舎)
父 | ブラックタイド |
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母 | シュガーハート |
母父 | サクラバクシンオー |
通算成績 | 15戦9勝 |
重賞勝利 |
17年大阪杯(G1) 16年ジャパンC(G1) 16年天皇賞・春(G1) 16年京都大賞典(G2) 15年菊花賞(G1) 15年朝日セントライト記念(G2) 15年スプリングS(G2) |
連対時平均馬体重 | 525kg (最高:540kg) (最低:504kg) |
前走時馬体重 | 540kg |
POINT | 誰が見ても素晴らしいと思える立派な筋肉とバランスの良いシルエットの持ち主。大阪杯では春3戦の初戦ということで、仕上がってはいたが目一杯という雰囲気ではなかった。今回は一度使って筋肉の張りが更に良くなって来ており、引き締まった印象もある。毛艶乗りも抜群でまさに絶好調といったところ。仕上がりに関しては前走以上の状態であり、勝ち負け必至の素晴らしい状態だ。 |
サトノダイヤモンド
(牡4、栗東・池江寿厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | マルペンサ |
母父 | Orpen |
通算成績 | 9戦7勝 |
重賞勝利 |
17年阪神大賞典(G2) 16年有馬記念(G1) 16年菊花賞(G1) 16年神戸新聞杯(G2) 16年きさらぎ賞(G3) |
連対時平均馬体重 | 500kg (最高:506kg) (最低:498kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | <今週のイチオシ>4歳春にしてほぼ完成された馬体。バランスの良い美しい立ち姿は現役トップクラス。ムダ肉が一切つきにくい馬で、長距離適性は随一。飛節や脚元の造りも理想的だ。皮膚が薄く見えるように筋肉の張りも抜群で、注文をつけるところが全くない。胸前の筋肉量、引き締まった腹回りは前走からの更なる上積みを感じさせる。毛艶も輝いて体調面でも充実。キタサンブラックと甲乙つけがたいが、コチラが上と見た。 |
ゴールドアクター
(牡6、美浦・中川厩舎)
父 | スクリーンヒーロー |
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母 | ヘイロンシン |
母父 | キョウワアリシバ |
通算成績 | 19戦9勝 |
重賞勝利 |
16年オールカマー(G2) 16年日経賞(G2) 15年有馬記念(G1) 15年アルゼンチン共和国杯(G2) |
連対時平均馬体重 | 483kg (最高:496kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 498kg |
POINT | 基本的に立派な体型で太く見えることが多い馬なのだが、今回は比較的スッキリとしていて、有馬記念と同じくらいの仕上げ。毛艶も良く、背中に銭型も浮いて体調はまさに上向いているところ。能力を発揮できる状態であるのは間違いないのだが、15年有馬記念を勝った頃と比較すると、全体の筋肉量がやや寂しく映りがちな点が少し気になる。本番までに更なる上積みに期待したいところ。 |
シュヴァルグラン
(牡5、栗東・友道厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | ハルーワスウィート |
母父 | Machiavellian |
通算成績 | 18戦6勝 |
重賞勝利 |
16年アルゼンチン共和国杯(G2) 16年阪神大賞典(G2) |
連対時平均馬体重 | 471kg (最高:480kg) (最低:464kg) |
前走時馬体重 | 474kg |
POINT | いかにも長距離向きの胴長体型で、レース適性はメンバー随一。昨年暮れの有馬記念は多少立派に映ったが、今回はわずかに肋骨を感じ取れるようにスッキリとした造りで、ここ目標に仕上げてきた。秋よりも春のほうが状態を良く見せるタイプであり、昨年のこの時期はまだ若干頼りないところもあったものの、1年経ってかなり芯がしっかりしてたくましくなってきた印象。毛艶も光っていて文句なし。G1馬相手にどこまで迫れるか。 |
シャケトラ
(牡4、栗東・角居厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | サマーハ |
母父 | Singspiel |
通算成績 | 6戦4勝 |
重賞勝利 |
17年日経賞(G2) |
連対時平均馬体重 | 515kg (最高:518kg) (最低:510kg) |
前走時馬体重 | 510kg |
POINT | 父マンハッタンカフェと非常に似た造りの馬で、距離が延びても全く不安は無さそう。まだ6戦のキャリアしかない馬とは思えない胸前の筋肉量と馬体の張り。一気にスターダムを駆け上がった父もそうであったが、この血統は勢いに乗ると一戦ごとの良化が著しい。レースを使う度に馬が良くなっているのがわかる。背中には銭型も浮いて体調は万全。欲を言えばもう少しトモの容量がほしいところではあるが、良化余地を残した上でのベストな仕上がりで上位を狙う。 |
ディーマジェスティ
(牡4、美浦・二ノ宮厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | エルメスティアラ |
母父 | ブライアンズタイム |
通算成績 | 10戦4勝 |
重賞勝利 |
16年皐月賞(G1) 16年セントライト記念(G2) 16年共同通信杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 473kg (最高:476kg) (最低:466kg) |
前走時馬体重 | 488kg |
POINT | 母父ブライアンズタイムらしいゴロッとした体型で、胴がやや詰まって見えるタイプ。適性的には長距離よりも2000m前後の中距離でこそ真価を発揮すると見ている。敗れたとはいえ、この馬のベストな仕上がりは日本ダービー時であったと思っているのだが…昨春と比較して、やや迫力不足な印象は否めない。馬体の張り、筋肉量ともに3歳春と比べて寂しく見えてしまう。毛艶、馬体の張りは相変わらず素晴らしいものがあるので、ここは地力に期待。 |
アルバート
(牡6、美浦・堀厩舎)
父 | アドマイヤドン |
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母 | フォルクローレ |
母父 | ダンスインザダーク |
通算成績 | 23戦8勝 |
重賞勝利 |
17年ダイヤモンドS(G3) 15~16年ステイヤーズS(G2) |
連対時平均馬体重 | 468kg (最高:478kg) (最低:458kg) |
前走時馬体重 | 478kg |
POINT | 昨年のこのレースは、肋骨も浮いて見えるようなギリギリの状態だったが、今年は昨秋からの充実そのままに馬体をキープ。筋肉量を維持しながら、太め感なくキッチリと仕上がった印象を受ける。蹄の薄い馬なので、道悪だけにはならないでほしいところ。日当たりの関係で毛艶は良く見せないが、筋肉の張り自体はまずまず良好。体調面で不安に映るところはない。 |
レインボーライン
(牡4、栗東・浅見厩舎)
父 | ステイゴールド |
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母 | レーゲンボーゲン |
母父 | フレンチデピュティ |
通算成績 | 15戦3勝 |
重賞勝利 |
16年アーリントンC(G3) |
連対時平均馬体重 | 444kg (最高:454kg) (最低:434kg) |
前走時馬体重 | 448kg |
POINT | 3歳春の華奢な印象は完全になくなり、背が高くないため馬体重は軽いものの、幅が出てきてかなりたくましくなってきた。ステイゴールド産駒らしい成長力を感じさせる。全体のシルエットに対して胴が長めなので、距離は延びても問題ない。トモの張りははち切れんばかりで、毛艶も抜群で絶好調。馬が充実していることが伝わってくる。心肺能力が高いので良い末脚を長く使えるが、前走は前が壁になって脚を余した。末脚をフルに発揮できれば一角崩しも。 |
アドマイヤデウス
(牡6、栗東・梅田智厩舎)
父 | アドマイヤドン |
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母 | ロイヤルカード |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 21戦5勝 |
重賞勝利 |
15年日経賞(G2) 15年日経新春杯(G2) |
連対時平均馬体重 | 474kg (最高:490kg) (最低:468kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | 昨年の天皇賞(秋)くらいからトモに身が入って来て、好調をアピールしていたのだが、結果が出ず。外見からは特に問題は感じられなかったので、春シーズンの方が良いタイプの馬なのだろう。毛艶も良く、筋肉の張りもなかなか良い状態。ただ、胴がやや詰まった体型をしているので、本質的に3200mは長いと見ている。心肺能力の高さと調子の良さでどこまでやれるか。 |
トーセンバジル
(牡5、栗東・藤原英厩舎)
父 | ハービンジャー |
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母 | ケアレスウィスパー |
母父 | フジキセキ |
通算成績 | 14戦5勝 |
連対時平均馬体重 | 472kg (最高:480kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | 元々デビュー前から大きな期待をかけられていた馬だが、ここにきて馬体の緩みが抜け、充実している様子が伝わってくる。特に胸前の筋肉は立派で、立ち写真でも血管が浮き上がっているのが確認できる。背の高さに対して胴が長く、スタミナもあるので距離はもつ。高速馬場にも対応可能な筋肉量も兼ね備えており、実績では見劣るが侮れない存在。前走時がかなり仕上がっていたので大幅な上積みは感じないが、一連のデキはキープしており走れる状態だ。 |
ファタモルガーナ
(セ9、栗東・荒川厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | タニノミラージュ |
母父 | エリシオ |
通算成績 | 25戦4勝 |
連対時平均馬体重 | 479kg (最高:494kg) (最低:466kg) |
前走時馬体重 | 492kg |
POINT | 胴長で数字よりもスラッと見せるタイプの馬で、いかにも長距離ランナーといった雰囲気。脚が非常に長い馬で、ストライドが大きい。プラス胴長ゆえに瞬間的な反応は今ひとつ。その替わり、優れた心肺機能を持っていて、長く良い脚を繰り出せるというわけだ。9歳、そしてセン馬ということもあって大きな変わり身は見込みづらいものの、毛艶も良いし、背中には銭型もわずかに浮いて体調面は良好。自らの能力発揮には問題のない良い状態だ。 |
タマモベストプレイ
(牡7、栗東・南井厩舎)
父 | フジキセキ |
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母 | ホットプレイ |
母父 | ノーザンテースト |
通算成績 | 35戦5勝 |
重賞勝利 |
13年きさらぎ賞(G3) |
連対時平均馬体重 | 483kg (最高:492kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 490kg |
POINT | 胴が長く、長方形のシルエット。全体に詰まった印象のあるフジキセキ産駒の中ではかなり異質なタイプで、年齢を考えれば筋肉量は維持出来ている。前走時も毛艶・馬体の張りが素晴らしく、馬券内を狙えると見ていたが4着。それでも早め先頭に立って、最後まで良く粘っていた。今回も前回のデキをキープしており、現状でのベストパフォーマンスが出来るのではないだろうか。大穴候補で。 |
プロレタリアト
(牝6、美浦・小島茂厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | アガルタ |
母父 | キングカメハメハ |
通算成績 | 21戦4勝 |
連対時平均馬体重 | 430kg (最高:438kg) (最低:420kg) |
前走時馬体重 | 438kg |
POINT | 昨年のエリザベス女王杯以来の立ち写真。その時からの大きな変わり身は感じられないが、良い意味で現状の出来をキープしている。トモの筋肉が一線級と比較してやや物足りない印象を受けるため、坂の下りで加速できる京都は合っている。馬体の張りも良いし、能力発揮には問題ない状態と言えるのでは。ただ、牝馬同士のレースで二桁に負けており、相手関係的に楽では無さそう。ロスのない競馬で入着があれば。 |