【ヴィクトリアM】ミッキークイーン、レッツゴードンキ、ウキヨノカゼら10頭を分析
2017/5/7(日)
ミッキークイーン
(牝5、栗東・池江寿厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ミュージカルウェイ |
母父 | Gold Away |
通算成績 | 13戦5勝 |
重賞勝利 |
17年阪神牝馬S(G2) 15年秋華賞(G1) 15年オークス(G1) |
連対時平均馬体重 | 433kg (最高:444kg) (最低:424kg) |
前走時馬体重 | 438kg |
POINT | <今週のイチオシ>牝馬らしいシャープなラインでありながら、好バランスでとても見栄えのする立ち姿。直飛で後肢が長く見えるのはディープ産駒の特徴だ。距離に融通が利くタイプではあるが、スピード能力+一定以上のスタミナが必要な東京マイルはピッタリの舞台。背中には銭型が浮いており、毛艶が今一つだった昨秋と比較して見違えるような仕上がりと言っていいだろう。昨年2着の悔しさを晴らせるだろう。 |
レッツゴードンキ
(牝5、栗東・梅田智厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | マルトク |
母父 | マーベラスサンデー |
通算成績 | 20戦3勝 |
重賞勝利 |
17年京都牝馬S(G3) 15年桜花賞(G1) |
連対時平均馬体重 | 476kg (最高:506kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | 4歳半ばくらいまで成長力がひと息といった印象だったが、今年に入って馬体がかなりたくましくなってきた。詰まった胴回り、掛かる気性から距離延長はプラスではないが、今の充実度ならこなせてもいい。曲飛で瞬発力に秀でた造りをしており、スローペースになりやすいヴィクトリアマイルのレース傾向的にマッチする。引き続き筋肉量も維持しており、好勝負できる。 |
スマートレイアー
(牝7、栗東・大久龍厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | スノースタイル |
母父 | ホワイトマズル |
通算成績 | 24戦8勝 |
重賞勝利 |
14,16年阪神牝馬S(G2) 16年東京新聞杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 465kg (最高:476kg) (最低:460kg) |
前走時馬体重 | 476kg |
POINT | 7歳だが依然馬体は引き締まっており、衰えを全く感じさせない。毛艶は芦毛で判別しづらいが、写真で見る限りは良い状態だ。胴の長さがゆったりとしており、どちらかと言えば距離はマイル以上が良いタイプではある。直飛で長く良い脚を使える馬なので東京替わりはプラス。加齢によるスピードの衰えがなければ、ここでも上位争いできる。 |
クイーンズリング
(牝5、栗東・吉村厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | アクアリング |
母父 | Anabaa |
通算成績 | 15戦6勝 |
重賞勝利 |
16年エリザベス女王杯(G1) 16年府中牝馬S(G2) 16年京都牝馬S(G3) 15年フィリーズR(G2) |
連対時平均馬体重 | 455kg (最高:464kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 466kg |
POINT | 昨年のエリザベス女王杯時は立派なトモの筋肉と毛艶が冴えていたが、今回は前走大敗の影響もあるのか、全体的に覇気が今一つといったところ。特別筋肉量が落ちたというわけではないものの、ピークだった時と比較して物足りなさを感じる。2200mのG1を勝ったが、本質的にはマイル~2000くらいがいい馬で、曲飛ということもあって瞬発力勝負には強い。この中間でどこまで良化できるかにかかっている。 |
ウキヨノカゼ
(牝7、美浦・菊沢厩舎)
父 | オンファイア |
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母 | アドマイヤダッシュ |
母父 | フサイチコンコルド |
通算成績 | 17戦5勝 |
重賞勝利 |
17年福島牝馬S(G3) 15年キーンランドC(G3) 13年クイーンC(G3) |
連対時平均馬体重 | 485kg (最高:492kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | 7歳牝馬でも馬体の張りはさすが重賞ウイナーといったところで、トモの筋肉量、盛り上がった胸前は立派だ。日光が当たっていることもあるが、毛艶は抜群でクビさし周りには血管が浮き上がり、体調面で言えば今がピークといった雰囲気。腹回りはゆったりとしているが、これは母方の欧州血統が出ているだけであり、太めが残っているわけではない。脚質的にも東京コースは歓迎であるし、警戒が必要な1頭。 |
ソルヴェイグ
(牝4、栗東・鮫島厩舎)
父 | ダイワメジャー |
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母 | アスドゥクール |
母父 | ジャングルポケット |
通算成績 | 11戦3勝 |
重賞勝利 |
16年フィリーズR(G2) 16年函館スプリントS(G3) |
連対時平均馬体重 | 463kg (最高:466kg) (最低:460kg) |
前走時馬体重 | 476kg |
POINT | 牝馬としては平均~やや大きめの馬格であり、筋肉量がシルエットの割に多く、優れたスピード能力を秘めている。曲飛で胴が詰まった体型で、短距離向きの形をしている。G1の後になるが、馬体の張りを前回同様良いモノがあり、状態的に落ちるところは一切ない。とはいえ、マイルの距離は3歳春の桜花賞以来で、距離の不安は否めない。加速力があって好位で競馬を進めることができるので、スローで流れれば台頭しても良い。 |
ルージュバック
(牝5、美浦・大竹厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | ジンジャーパンチ |
母父 | Awesome Again |
通算成績 | 14戦5勝 |
重賞勝利 |
16年毎日王冠(G2) 16年エプソムC(G3) 15年きさらぎ賞(G3) |
連対時平均馬体重 | 452kg (最高:458kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | 華奢で牝馬らしいシルエット。筋肉量が目立つタイプではないが、マンハッタンカフェの仔にしては直飛よりなほうで、低重心で体が柔らかいため、全身を大きく使ってノビノビと走ることができる。ゆえに東京コースは大の得意。実績があるのが1800m以上で、マイル以下では勝利がない。全体のフォルムに大して胴が長く、純粋なマイラーではないところがどうでるか。 |
フロンテアクイーン
(牝4、美浦・国枝厩舎)
父 | メイショウサムソン |
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母 | ブルーボックスボウ |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 14戦2勝 |
連対時平均馬体重 | 453kg (最高:462kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 462kg |
POINT | 元々牝馬にしては筋肉量が多い馬であり、立派に見える体型。大きい腹袋は父メイショウサムソン譲りだ。今回は毛艶、馬体の張りともに素晴らしい状態であり、今までこの馬の立ち写真を見た中で一番の状態と言っても過言ではない。体調面では文句ないのだが、問題はこの東京マイル。血統的にも体型的にもスピード勝負は得意とはいえず、一線級相手にどこまでやれるかがカギ。 |
ジュールポレール
(牝4、栗東・西園厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | サマーナイトシティ |
母父 | エリシオ |
通算成績 | 9戦4勝 |
連対時平均馬体重 | 459kg (最高:464kg) (最低:456kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | 馬体のサイズはそれほど大きくないものの、ディープ産駒らしいバランスの良い骨格であり、直飛でスラッと脚を長く見せる。まだ腰高で成長過程にあることが伝わってくるが、同時に走る馬の代名詞とも言われる長駆短背であり、将来性はかなりのものがあると見ている。皮膚を薄く見せているように筋肉の張りも十分で、初G1でも上位争いできるいい仕上がり。瞬発力を生かせる東京コースも合っており、注目の存在。 |
アスカビレン
(牝5、栗東・中尾厩舎)
父 | ブラックタイド |
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母 | スウェプトレジーナ |
母父 | スウェプトオーヴァーボード |
通算成績 | 18戦6勝 |
連対時平均馬体重 | 462kg (最高:470kg) (最低:454kg) |
前走時馬体重 | 468kg |
POINT | 人気はないかもしれないが、馬体自体は悪くない。曲飛で胴が詰まっており、瞬発力に長けている体型。マイルの距離はピッタリだ。蹄の薄い馬であり、道悪馬場は本質的に得意としない。エリザベス女王杯の時は若干野暮ったい印象もあったが、今回は筋肉の張りが素晴らしく、見違えるほど良くなってきている。トップ牝馬が集まるレースで楽な相手ではないが、体調の良さで上位食い込みもあるか。 |