【チャンピオンズC】アウォーディーなど12頭の馬体を診断!
2017/11/26(日)
アウォーディー
(牡7、栗東・松永幹厩舎)
父 | Jungle Pocket |
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母 | Heavenly Romance |
母父 | Sunday Silence |
通算成績 | 37戦10勝 |
重賞勝利 |
16年JBCクラシック(Jpn1) 16年日本テレビ盃(G2) 16年アンタレスステークス(G3) 16年名古屋大賞典(G3) 15年シリウスステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 501kg (最高:514kg) (最低:492kg) |
前走時馬体重 | 514kg |
POINT | 芝でも4勝を挙げているように、ダート馬で500キロ以上の大型馬にしては素軽い印象を受けるシルエット。立ち写真は昨年のこのレースとの比較のみとなってしまうが、良くも悪くも今年のほうがシャープに見える造り。キッチリ仕上がっていると言える一方、昨年のほうが迫力はあったように思う。とはいえ馬体の張りは文句ないし、毛艶も光って体調は良さそう。順当に上位争いだろう。 |
アポロケンタッキー
(牡5、栗東・山内厩舎)
父 | Langfuhr |
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母 | Dixiana Delight |
母父 | Gone West |
通算成績 | 23戦9勝 |
重賞勝利 |
17年日本テレビ盃(Jpn2) 16年東京大賞典(G1) 16年みやこステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 546kg (最高:564kg) (最低:524kg) |
前走時馬体重 | 566kg |
POINT | 「巨漢」という言葉がピッタリのたくましいボディ。骨格の大きさも勿論だが、胸前から肩に掛けての隆々としたライン、トモの筋肉量もかなり多い。豊富なパワーは現役でも屈指のもの。その替わり素軽さには少々欠ける面があるので、高速馬場よりも時計の掛かるパサパサのダートが良い。乾燥しやすい秋~冬に良績を残しているのも納得。毛艶も光って体調も良さそう。好走が期待できる。 |
カフジテイク
(牡5、栗東・湯窪厩舎)
父 | プリサイスエンド |
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母 | テイクザケイク |
母父 | スキャン |
通算成績 | 27戦7勝 |
重賞勝利 |
17年根岸ステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 480kg (最高:486kg) (最低:470kg) |
前走時馬体重 | 488kg |
POINT | ゴロッとした腹回りで脚も短く見栄えのするタイプではないが、ダート馬らしい筋肉質な体。ピッチの速い追込で一気に加速することが可能なスピード能力、瞬発力とパワーを持ち合わせているので、展開不問で差してくるのだろう。秋3走目になるが、毛艶も良く体調面でも問題はなさそう。ただ、胴も詰まり気味でベストは1400~1600m。距離はやや長い印象を受けるため、アタマで来るかと言われると?ヒモで押さえておきたい1頭。 |
グレンツェント
(牡4、美浦・加藤征厩舎)
父 | ネオユニヴァース |
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母 | ボシンシェ |
母父 | Kingmambo |
通算成績 | 13戦6勝 |
重賞勝利 |
17年東海テレビ杯東海S(G2) 16年レパードステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 469kg (最高:474kg) (最低:466kg) |
前走時馬体重 | 472kg |
POINT | キ甲が抜けて骨格も完成、バランスがとても良くなってきた。東海S前の筋肉の張りが素晴らしかっただけに、若干丸みを帯びた今回の立ち姿はやや物足りないところも感じるが、筋肉量自体はしっかりとキープ。成長を感じる。毛艶も光っているように体調自体は悪くないので、得意の左回りで前進期待。 |
ケイティブレイブ
(牡4、栗東・目野厩舎)
父 | アドマイヤマックス |
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母 | ケイティローレル |
母父 | サクラローレル |
通算成績 | 23戦7勝 |
重賞勝利 |
17年帝王賞(Jpn1) 17年名古屋大賞典(Jpn3) 16年浦和記念(Jpn2) 16年兵庫チャンピオンS(Jpn2) 16年白山大賞典(Jpn3) |
連対時平均馬体重 | 484kg (最高:492kg) (最低:478kg) |
前走時馬体重 | 504kg |
POINT | 平尻で瞬発力はやや欠けるものの、長く良い脚を使うタイプ。逃げの手やまくりといった戦法はこの馬に合っている。コンスタントに使われているが馬体を見る限りへこたれるようなところを全く感じない。かなりのタフネスと言っていいだろう。今回も馬体の張りは上々で、十分に力を発揮できるはず。中央場所では決め手の無さに泣くところもあるが、マークしておいた方が良い。 |
ゴールドドリーム
(牡4、栗東・平田厩舎)
父 | ゴールドアリュール |
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母 | モンヴェール |
母父 | フレンチデピュティ |
通算成績 | 12戦5勝 |
重賞勝利 |
17年フェブラリーS(G1) 16年ユニコーンステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 518kg (最高:526kg) (最低:512kg) |
前走時馬体重 | 520kg |
POINT | 相変わらずバランスの良い立ち姿。前脚がやや短く前傾姿勢になっており、肩のラインも立っている。距離はマイル以下のほうが良さそうな印象を受けた。トモの容量を見てもわかるように、スピード能力は相当なモノ。高速決着になれば浮上の余地もあるか。背中には薄っすらと銭型が浮いてきており、代謝の良さを確認することができる。ムダ肉も一切感じないし、うまくスタートを決めれば上位争いも可能。 |
コパノリッキー
(牡7、栗東・村山厩舎)
父 | ゴールドアリュール |
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母 | コパノニキータ |
母父 | ティンバーカントリー |
通算成績 | 31戦15勝 |
重賞勝利 |
16~17年南部杯(Jpn1) 14・16~17年かしわ記念(Jpn1) 16年帝王賞(Jpn1) 14~15年JBCクラシック(Jpn1) 14~15年フェブラリーS(G1) 15年東海テレビ杯東海S(G2) 13年兵庫チャンピオンS(Jpn2) |
連対時平均馬体重 | 529kg (最高:538kg) (最低:522kg) |
前走時馬体重 | 544kg |
POINT | 7歳を迎えたが、大きく衰えたところはない。5~6歳前半くらいまではボリューム感のあるいかにもなパワー型だったが、最近は比較的スッキリとしたシルエットを維持しており、成績も安定している。前走でスプリントを使った後の1800mがどう出るかだが、体は引き締まっており体調はキープできている印象。大きな上積みこそないものの、良い意味で平行線。 |
サウンドトゥルー
(セ7、美浦・高木登厩舎)
父 | フレンチデピュティ |
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母 | キョウエイトルース |
母父 | フジキセキ |
通算成績 | 44戦10勝 |
重賞勝利 |
17年JBCクラシック(Jpn1) 16年チャンピオンズカップ(G1) 15年東京大賞典(G1) 15年日本テレビ盃(Jpn2) |
連対時平均馬体重 | 475kg (最高:480kg) (最低:470kg) |
前走時馬体重 | 474kg |
POINT | 全体のシルエットの割にクビが長め。距離はある程度あった方が良い。蹄を見てもらうとわかるように、コテコテのダート馬で芝では行き脚が全くつかない。芝スタートだったフェブラリーS以外は比較的安定して走っているように、ダートスタートの今回は順当に能力を発揮できそうだ。まだまだ衰えはないし、身体面で充実している様子が伝わってくる。今年も勝ち負けまであると見ている。 |
テイエムジンソク
(牡5、栗東・木原厩舎)
父 | クロフネ |
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母 | マイディスカバリー |
母父 | フォーティナイナー |
通算成績 | 23戦8勝 |
重賞勝利 |
17年みやこステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 489kg (最高:498kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 492kg |
POINT | 500キロ近くある大型馬で、胸前、トモの筋肉量はかなりのもの。筋肉の質的には柔らかさをさほど感じず、やはり早め早めに動いてこそ能力が発揮されそう。胴が長めで距離には融通が利くタイプだが、やや背垂れな印象。みやこSでは強い内容で重賞初制覇を飾ったが、まだG1では一歩足りない雰囲気も少なからず感じる。芦毛で毛艶は判別しづらいものの、前走時とさほど変わらない、良い状態で出走することができそうだ。 |
ノンコノユメ
(セ5、美浦・加藤征厩舎)
父 | トワイニング |
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母 | ノンコ |
母父 | アグネスタキオン |
通算成績 | 18戦6勝 |
重賞勝利 |
15年ジャパンダートダービー(Jpn1) 15年武蔵野S(G3) 15年ユニコーンステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 449kg (最高:454kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 452kg |
POINT | 元々胴が詰まり気味で、腹袋な立派な体型。特に太めが残っているわけでなく、仕上がりは上々。武蔵野Sでは久々にこの馬らしい末脚を見せたが、丸みのあるトモの筋肉からも伝わるように、瞬発力は未だ健在。思い切った競馬をしたほうが、持ち味である切れが生きるのだろう。背中~腰回りに銭型が浮いて、かなり体調は良さそうに見える。展開に左右される面はあるものの、近走では一番と言える状態。流れ次第で勝ち負けまで加われる。 |
ミツバ
(牡5、栗東・加用厩舎)
父 | カネヒキリ |
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母 | セントクリスマス |
母父 | コマンダーインチーフ |
通算成績 | 32戦9勝 |
重賞勝利 |
17年マーキュリーカップ(Jpn3) |
連対時平均馬体重 | 455kg (最高:468kg) (最低:446kg) |
前走時馬体重 | 468kg |
POINT | ダートを主戦場にしている馬にしてはスッキリとした馬体で、長距離馬らしい体型。スタミナを消耗しない造りになっており、長丁場で良績を残しているのも頷ける。それを踏まえると1800mでG1の速い流れというのは歓迎ではないかもしれない。ただ、毛艶も整って腹回りには肋骨が薄っすら感じ取れるムダのない仕上がり。状態自体は良さそうなので、どこまでスピード勝負に対応できるか。 |
ロンドンタウン
(牡4、栗東・牧田厩舎)
父 | カネヒキリ |
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母 | フェアリーバニヤン |
母父 | Honour and Glory |
通算成績 | 20戦7勝 |
重賞勝利 |
17年コリアカップ(韓国G1) 17年エルムステークス(G3) 17年佐賀記念(G3) |
連対時平均馬体重 | 510kg (最高:516kg) (最低:504kg) |
前走時馬体重 | 510kg |
POINT | コリアC勝利は評価が難しいが、馬はかなり充実している。胸前の筋肉は盛り上がってたくましく見せているし、トモの張りもはち切れんばかり。シルエット的にも1800m前後の中距離が合っていて、条件もマッチする。毛艶も抜群で体調も文句ない状態だ。中央G1は初めてになるが、この仕上がりなら十分通用しても良いのではないだろうか?この馬が二番手評価。 |