【有馬記念】ラストランのキタサンブラックなど全16頭を馬体診断!
2017/12/17(日)
カレンミロティック
(セ9、栗東・平田厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | スターミー |
母父 | A.P. Indy |
通算成績 | 40戦6勝 |
重賞勝利 |
13年金鯱賞(G2) |
連対時平均馬体重 | 455kg (最高:464kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 456kg |
POINT | 去勢されているということもあり体が硬くなりづらいのか、年齢を感じさせない体つき。全盛期と比較するとさすがに見劣りするところは否めないが、この馬なりに状態はキープしていると判断して良いのでは。腹回りには若干の余裕が感じられるが、1週前の仕上がりとしてはいつもこのくらいなので、特に問題ないだろう。 |
キタサンブラック
(牡5、栗東・清水久厩舎)
父 | ブラックタイド |
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母 | シュガーハート |
母父 | サクラバクシンオー |
通算成績 | 19戦11勝 |
重賞勝利 |
17年天皇賞(秋)(G1) 16~17年天皇賞(春)(G1) 17年大阪杯(G1) 16年ジャパンカップ(G1) 16年京都大賞典(G2) 15年菊花賞(G1) 15年セントライト記念(G2) 15年スプリングS(G2) |
連対時平均馬体重 | 527kg (最高:542kg) (最低:504kg) |
前走時馬体重 | 542kg |
POINT | バランスの良さと筋肉量の多さ、立派な骨格はケチを付けるところのないもので、見た目からして現役最強クラスの1頭ということがわかる。秋3走目で更なる上積みとまではいかないものの、ジャパンCのデキはしっかり維持できているし、状態面での不安は全く感じられない。毛艶も良く、馬体の張りも上々。能力通りに走ればまず勝ち負けに加わってくるだろう。 |
クイーンズリング
(牝5、栗東・吉村厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | アクアリング |
母父 | Anabaa |
通算成績 | 18戦6勝 |
重賞勝利 |
16年エリザベス女王杯(G1) 16年府中牝馬ステークス(G2) 16年京都牝馬ステークス(G3) 15年フィリーズレビュー(G2) |
連対時平均馬体重 | 455kg (最高:464kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 474kg |
POINT | マンハッタンカフェ産駒らしく胴の伸びがあり、飛節も折れている。後躯に若干の緩さを感じる造りで、中山・阪神よりも京都のような平坦コースが合っているのではないだろうか。気候の影響もあって少しずつ冬毛が出始めているが、仕上がり自体はエリザベス女王杯と遜色ない状態で、この馬の能力は発揮できそう。体型的には距離延長も大丈夫と見た。枠順と展開次第で浮上も。 |
サウンズオブアース
(牡6、栗東・藤岡健厩舎)
父 | ネオユニヴァース |
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母 | ファーストバイオリン |
母父 | Dixieland Band |
通算成績 | 24戦2勝 |
連対時平均馬体重 | 499kg (最高:506kg) (最低:488kg) |
前走時馬体重 | 502kg |
POINT | 今年に入ってまだ馬券圏内が無いが、馬体を見る限り衰えた印象は受けない。若い頃はややシャープな印象の体つきであったが、筋肉が付ききったこともあって現在はパワー型の造りになっており、直線で急坂のある中山で巻き返しも十分有り得るだろう。冬場に調子を上げる馬で、ジャパンCの時に体調の良さを高評価したが、そこから更に馬体の張りはアップ、毛艶も抜群。近走着順には目を瞑って穴候補としたい。 |
サクラアンプルール
(牡6、美浦・金成厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | サクラメガ |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 19戦4勝 |
重賞勝利 |
17年札幌記念(G2) |
連対時平均馬体重 | 471kg (最高:484kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | 数を使われていないこともあって、年齢の割に若々しい体つき。キングカメハメハ産駒らしく筋肉量も多く、スピードよりもパワーに秀でた形で、腹袋も立派。切れ味勝負よりも、底力を要求される様なタフな展開で台頭するタイプに見える。距離は2000mくらいがベストの印象も、毛艶は冬場でも光っており、馬体の張りも申し分ない。体調の良さで上位争いも可能では。器用に競馬を進めることができる馬なので、枠が内目ならなお良い。 |
サトノクラウン
(牡5、美浦・堀厩舎)
父 | Marju |
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母 | ジョコンダ2 |
母父 | Rossini |
通算成績 | 16戦7勝 |
重賞勝利 |
17年宝塚記念(G1) 17年京都記念(G2) 16年香港ヴァーズ(G1) 16年京都記念(G2) 15年弥生賞(G2) 14年東京スポーツ杯2歳S(G3) |
連対時平均馬体重 | 482kg (最高:498kg) (最低:468kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | 欧州血統らしくどっしりとした造りでパワーは現役馬の中でもトップクラス。これが秋3走目ということもあり、前走からの上積みは特に感じられない。馬体の張りも天皇賞(秋)の前と比較してもう一歩。とはいえ体調は何とかキープできており、状態は安定していると見て良いだろう。あまり器用なタイプとはいえないので中山2500mをこなせるかがカギになるが、非根幹距離の実績が豊富でこなせる下地はありそう。警戒が必要。 |
サトノクロニクル
(牡3、栗東・池江寿厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | トゥーピー |
母父 | Intikhab |
通算成績 | 9戦3勝 |
重賞勝利 |
17年チャレンジカップ(G3) |
連対時平均馬体重 | 453kg (最高:456kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | 母トゥーピーの産駒らしく腹袋は立派で一見、胴が詰まった体型に見えるが、脚の長さが一定以上あるため距離に融通は利くタイプ。2500mも大丈夫だろう。有馬記念が秋4戦目で正直上積みを見込むのは厳しいところがあるものの、馬体を減らしているようなところもなく、トモの張りもまずまず。現状の能力は発揮できそうな雰囲気。 |
シャケトラ
(牡4、栗東・角居厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | サマーハ |
母父 | Singspiel |
通算成績 | 10戦4勝 |
重賞勝利 |
17年日経賞(G2) |
連対時平均馬体重 | 515kg (最高:518kg) (最低:510kg) |
前走時馬体重 | 524kg |
POINT | 長方形のシルエットで長丁場向き。マンハッタンカフェ産駒らしく曲飛寄りで一瞬の脚に秀でているため、小回りコースで小脚も使えるという特徴がある。中山2500mは日経賞で勝利しており、秋3戦で一番向いている舞台といえる。天皇賞、ジャパンCと少しずつ絞れてきていたが、3戦目でようやく腹回りもスッキリと見せて仕上がった。背中には薄っすらと銭型が浮き、代謝の良さも窺える。巻き返しの可能性も十分。 |
シュヴァルグラン
(牡5、栗東・友道厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | ハルーワスウィート |
母父 | Machiavellian |
通算成績 | 22戦7勝 |
重賞勝利 |
17年ジャパンカップ(G1) 16年アルゼンチン共和国杯(G2) 16年阪神大賞典(G2) |
連対時平均馬体重 | 471kg (最高:480kg) (最低:464kg) |
前走時馬体重 | 470kg |
POINT | 胴長脚長の長距離体型。ストライドが大きいので小回りの中山よりは広い東京向きか。常に新陳代謝が良いのか、毛艶はいつも見栄えがするが、今回もジャパンCの時と比較して大差ない状態。あれ以上の走りを要求するのは酷だが、引き続き良い状態をキープしているし、見せ場なく大崩れするシーンは考えづらい。中山2500に課題は残るが、充実度でここも好勝負になるはず。 |
スワーヴリチャード
(牡3、栗東・庄野厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | ピラミマ |
母父 | Unbridled’s Song |
通算成績 | 7戦3勝 |
重賞勝利 |
17年アルゼンチン共和国杯(G2) 17年共同通信杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 500kg (最高:506kg) (最低:492kg) |
前走時馬体重 | 502kg |
POINT | ハーツクライ産駒らしい折りの深い飛節と胴長な体型。脚も長く、距離適性は長いところにありそうだ。アルゼンチン共和国杯では休み明けでも好仕上がりで快勝。ジャパンCをパスした分、馬体には更にボリュームが出て迫力が増してきた。状態面は抜群に良く見える。このメンバーでも十分実力は通用するはずだ。右手前ばかりで走ってしまうという課題は残っているが、ここでも勝ち負けできる仕上がり。 |
トーセンビクトリー
(牝5、栗東・角居厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | トゥザヴィクトリー |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 21戦6勝 |
重賞勝利 |
17年中山牝馬ステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 457kg (最高:476kg) (最低:446kg) |
前走時馬体重 | 472kg |
POINT | 腰の高い造りでトモ脚が長い。どちらかと言えば平尻のタイプで、スパッと切れる脚はないが持続力には優れている。エリザベス女王杯のダメージも感じられず、馬体の張りを維持。見た目から分かるように牝馬らしい体型で、今回現役トップクラスのメンバーに入るとどうしても能力差を感じる。とはいえ母トゥザヴィクトリーを始め、近親には有馬記念好走馬が揃っており、一概に見限れない存在ではある。 |
ブレスジャーニー
(牡3、栗東・佐々晶厩舎)
父 | バトルプラン |
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母 | エルフィンパーク |
母父 | タニノギムレット |
通算成績 | 6戦3勝 |
重賞勝利 |
16年東京スポーツ杯2歳S(G3) 16年サウジアラビアRC(G3) |
連対時平均馬体重 | 445kg (最高:448kg) (最低:442kg) |
前走時馬体重 | 462kg |
POINT | 菊花賞で復帰後、短い間隔での3走目となるが、馬体は維持しているし、見た目でのダメージは感じない。バトルプラン産駒ではあるが、全体に素軽いシルエットでいかにも芝向きの印象。チャレンジCでも僅差の3着に入っており、能力はやはり高い。とはいえ胴がやや詰まった体型からも距離適性は2000mくらいまでであり、G1の舞台で好走するにはもう少し馬体にも幅が欲しいところ。 |
ミッキークイーン
(牝5、栗東・池江寿厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ミュージカルウェイ |
母父 | Gold Away |
通算成績 | 16戦5勝 |
重賞勝利 |
17年阪神牝馬S(G2) 15年秋華賞(G1) 15年オークス(G1) |
連対時平均馬体重 | 433kg (最高:444kg) (最低:424kg) |
前走時馬体重 | 442kg |
POINT | エリザベス女王杯では若干緩く見える造りも、最速上がりをマークして3着。地力の高さを見せてくれた。日当たりの加減もあるが、冬毛が伸びやすいこともあり春と比較してやや皮膚を厚く見せているが、前走もこのくらいの雰囲気で上位に来ているので問題にはならないだろう。骨格は華奢だが、比較的ゆったりとしたシルエットなので距離もこなせる。昨年5着の実績もあり、警戒しておきたい。 |
ヤマカツエース
(牡5、栗東・池添兼厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | ヤマカツマリリン |
母父 | グラスワンダー |
通算成績 | 27戦7勝 |
重賞勝利 |
16~17年金鯱賞(G2) 16年中山金杯(G3) 15年ニュージーランドT(G2) 15年福島記念(G3) |
連対時平均馬体重 | 491kg (最高:516kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | 昨年の中山金杯から大きな休養もなくタフに使われているが、馬体を見る限り全く疲れている雰囲気はなく、馬体の張り、毛艶ともに良好で好調を示している。2000mがベストの造りではあるが、小脚が使えるように器用なタイプなので、コーナー6回の中山2500mも大丈夫だろう。前走からの大きな上積みは無くとも状態はしっかりキープしているので、巻き返しに期待したい。 |
ルージュバック
(牝5、美浦・大竹厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | ジンジャーパンチ |
母父 | Awesome Again |
通算成績 | 17戦6勝 |
重賞勝利 |
17年オールカマー(G2) 16年毎日王冠(G2) 16年エプソムカップ(G3) 15年きさらぎ賞(G3) |
連対時平均馬体重 | 453kg (最高:458kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | 牝馬らしい華奢なシルエットで、バランスの良いシャープな体型。心肺機能が高く、馬体の造りも各パーツゆとりがあるので、2500mの距離も持ちそう。ただ、最大の武器はその柔らかい体を生かした瞬発力であり、タフな流れになると苦しい面も。エリザベス女王杯が目イチだったとはいえ、引き続き馬体の張りをキープしているし、能力を発揮できる仕上がりと見た。 |
レインボーライン
(牡4、栗東・浅見厩舎)
父 | ステイゴールド |
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母 | レーゲンボーゲン |
母父 | フレンチデピュティ |
通算成績 | 19戦3勝 |
重賞勝利 |
16年アーリントンカップ(G3) |
連対時平均馬体重 | 444kg (最高:454kg) (最低:434kg) |
前走時馬体重 | 448kg |
POINT | この一年間で筋肉量が格段に増えて、華奢で頼りない印象はすっかり無くなった。これが秋3走目になるが、全くダメージは感じられず、むしろ馬体の張りや毛艶はこの秋で一番冴えて見える。ジャパンCでも苦しい位置取りから最速上がりで伸びており、能力的にも通用する。今年の日経賞では差し損ねていたが、本来は自在に動けるタイプであるし、このコースも悪くない。肋骨も薄っすら浮いて仕上がりは完璧と言っていいほど。充実度で一発を期待したい。 |