今週のイチオシ

サンリヴァル

(牡2、栗東・藤岡健厩舎)

ルーラーシップ
アンフィルージュ
母父アグネスタキオン
通算成績2戦2勝
連対時平均馬体重482kg (最高:482kg) (最低:482kg)
前走時馬体重482kg
POINTルーラーシップ産駒らしく骨格が立派で、2歳の暮れで480キロほど。完成されれば500キロを超える大型馬になりそうだ。筋肉量も多く、スピードというよりもパワーで勝負するタイプで、中山は合っている。どちらかと言えば時計が掛かるレースでパフォーマンスを上げてきそう。晩成傾向にある父の産駒だけに緩さを残しているが、現時点での馬体の張りは申し分ない状態で、肋骨が薄っすら感じ取れるようにムダ肉も少ない。勝ち負けできると見た。

シャルルマーニュ

(牡2、栗東・清水久厩舎)

ヴィクトワールピサ
エイブルアロー
母父サクラバクシンオー
通算成績5戦1勝
連対時平均馬体重474kg (最高:480kg) (最低:470kg)
前走時馬体重480kg
POINT2000mの経験は無いが、やや長方形に映るシルエットで距離は延びても全く問題なさそう。母父サクラバクシンオー譲りの筋肉量があり、父の産駒にしては比較的完成度が高い。ただ筋肉の質として柔らかいものではなく、やや硬肉系なので切れ味勝負になると分が悪い。東京から中山に替わるのはプラス材料だろう。冬場でも毛艶良く馬体の張りも上々。先行してなだれ込む競馬が理想か。

ジャンダルム

(牡2、栗東・池江寿厩舎)

Kitten’s Joy
Believe
母父Sunday Silence
通算成績2戦2勝
重賞勝利 17年デイリー杯2歳S(G2)
連対時平均馬体重482kg (最高:484kg) (最低:480kg)
前走時馬体重484kg
POINT母は短距離女王のビリーヴ。血統的には短いところに適性がありそうだが、胴回りはゆったりしており、四肢も長め。中距離でも問題なくこなせそうだ。皮膚が薄く見えるように馬体の張りは抜群で、成長余地を残しつつ早い時期からでも動けそうな体付きをしている。毛並みもビロードのような光沢があり、体調はかなり良さそう。どちらかと言えば中山よりもスピードが求められる京都向きのイメージではあるが、ここでも好勝負できるはず。

ジュンヴァルロ

(牡2、栗東・友道厩舎)

New Approach
ウェイクミーアップ
母父Rock of Gibraltar
通算成績2戦2勝
連対時平均馬体重482kg (最高:482kg) (最低:482kg)
前走時馬体重482kg
POINT父が英ダービー馬のニューアプローチで、血統的に重たいイメージを受けるが、均整のとれたバランス良いシルエットで素軽さも感じる。父の半兄には高松宮記念を勝ったシンコウフォレストがいるように、日本の馬場にも十分対応可能だ。欧州血統らしく折りの深い飛節でテンの加速力に優れている。冬場にも関わらず銭型が浮いているように代謝の良さが感じられる。体調は文句ない状態だろう。

ステイフーリッシュ

(牡2、栗東・矢作厩舎)

ステイゴールド
カウアイレーン
母父キングカメハメハ
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重450kg (最高:450kg) (最低:450kg)
前走時馬体重450kg
POINTステイゴールド産駒らしいコンパクトにまとまった体つき。骨格自体はやや小柄な印象も、胴と脚が長いゆったりとした造りで距離はむしろ長いほうが良さそう。まだ筋肉が付ききっておらず、全体的に頼りない印象を受ける。完成はまだまだ先だろう。蹄底の厚さがあるので道悪、荒れ馬場でも大丈夫。日陰でわかりづらいが、馬体の張りも良く状態自体は整っている。

タイムフライヤー

(牡2、栗東・松田国厩舎)

ハーツクライ
タイムトラベリング
母父ブライアンズタイム
通算成績4戦2勝
連対時平均馬体重458kg (最高:460kg) (最低:456kg)
前走時馬体重460kg
POINT母父ブライアンズタイムから遺伝した逞しい腹袋の持ち主。道悪だった萩Sが一番強い内容だったように、本質的には上がりの掛かる競馬でパフォーマンスを上げるタイプ。そんな中でも上がり33秒台の末脚を繰り出しているように、潜在能力は高い。ただ、普段から毛艶がビカビカに光って見える馬が多い松田国厩舎の所属ながら、今回はやや冬毛が伸びて野暮ったく見える。太め感などはないのだが、母系は晩成血統でもあり、勝ち切れるかが焦点。

トライン

(牡2、栗東・浜田厩舎)

ディープインパクト
マルケサ
母父Kingmambo
通算成績1戦1勝
連対時平均馬体重464kg (最高:464kg) (最低:464kg)
前走時馬体重464kg
POINTバランスの良い立ち姿で、ディープインパクト産駒らしいシルエット、骨格をしている。まだキ甲(背丈)が伸びている途中であり、ここから更に馬体に幅が出て、筋肉量も増えてくるだろう。斜尻直飛で瞬発力タイプの造りをしており、前走は逃げて勝利したが、溜めて末脚を生かす競馬をしても良さが出そう。距離はマイル~2000mくらいがベストでギリギリ持つかといったところ。毛艶にも光沢があって体調は良さそうだ。

ナスノシンフォニー

(牝2、美浦・武井厩舎)

ハーツクライ
ナスノシベリウス
母父Unbridled’s Song
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重458kg (最高:460kg) (最低:456kg)
前走時馬体重460kg
POINT胴長の体型でゆったりとした造り、走法も雄大で広いコースで伸び伸びと走らせたいフォルム。胴の長さと折れ気味の飛節はハーツクライ産駒の特徴だ。父の産駒だけに本格化はまだ先になりそうだが、未完成な体つきで前走のパフォーマンスが出来るのだから能力は高い。冬毛も出ておらず代謝も良さそうで、状態は良好。立ち気味の蹄で荒れ馬場もこなせるだろう。

フラットレー

(牡2、美浦・藤沢和厩舎)

ハーツクライ
リッチダンサー
母父Halling
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重478kg (最高:478kg) (最低:478kg)
前走時馬体重478kg
POINTハーツクライ産駒らしい折りの深い飛節。青鹿毛の馬体は非常に見栄えがする。バランスの良さが目立つ1頭で、かなりの素質を秘めているのではないだろうか。丸みのあるトモは瞬発力の源であり、過去2戦で持ち時計は無いものの、良馬場で切れそうなイメージはある。アイビーSでは人気を裏切り5着も、繋ぎが長めで角度もやや寝ており、道悪が影響したのでは無いだろうか。良馬場なら十分巻き返せるはず。完成は先だが、ここでも上位を狙える仕上がり。

マイハートビート

(牡2、栗東・高橋忠厩舎)

ゼンノロブロイ
トゥーピー
母父Intikhab
通算成績4戦2勝
連対時平均馬体重445kg (最高:446kg) (最低:444kg)
前走時馬体重450kg
POINTサトノラーゼン、サトノクロニクルの半弟で、立ち姿は兄たちと似通う部分も多い。ゼンノロブロイの牡馬は骨格が大きい馬が多いのだが、この馬は450キロほどとやや小柄。しかしマイナス要素ではなく、むしろロブロイ産駒の牡馬は大型馬だと体が重くなりすぎて動けないので、活躍馬は皆スッキリとした形の馬ばかり。この馬もその典型的な例と言える。馬体の張りも良く、腹回りにもムダ肉の無い仕上がりで状態は万全。前走の敗退が不可解だが、巻き返す可能性も高い。

ルーカス

(牡2、美浦・堀厩舎)

スクリーンヒーロー
メジロフランシス
母父カーネギー
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重488kg (最高:488kg) (最低:488kg)
前走時馬体重488kg
POINTモーリスの全弟で、毛色、四肢の白が兄と似ている。どちらかと言えばこの馬のほうが繋ぎが長めで、角度も深い。良馬場でこそのタイプに見える。兄はもう少し平尻な印象もあったが、この馬は腰高ということもあるが角度のついた斜尻で、柔軟性のある筋肉も含めて良い瞬発力がある。全体に緩さがあって馬体の張りも良化途上ではあるが、バランスが良くかなりの素質を秘めていそう。この完成度で勝つようだと将来がより一層楽しみである。

ワークアンドラブ

(牡2、栗東・田所秀厩舎)

シニスターミニスター
ハナライ
母父Medaglia d’Oro
通算成績4戦2勝
連対時平均馬体重469kg (最高:472kg) (最低:466kg)
前走時馬体重470kg
POINTがっしりとした体型で2歳にしてはかなりパワーがありそうな体つき。ダート戦で結果を残してきたのも納得できる。胴が詰まり気味で距離はやや長い印象も、脚が長くストライドは比較的大きいので、2000mの芝ならこなせても不思議ではない。血統も砂一色だが、脚元を見る限り芝が全くダメとも思えない。馬体の張り、毛艶は良いので、適性が向くかどうか。
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