豪華メンバー集結!【安田記念】スワーヴリチャードなど11頭を診断
2018/5/27(日)
アエロリット
(牝4、美浦・菊沢厩舎)
父 | クロフネ |
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母 | アステリックス |
母父 | ネオユニヴァース |
通算成績 | 10戦3勝 |
重賞勝利 |
17年NHKマイルカップ(G1) 17年クイーンステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 487kg (最高:504kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 504kg |
POINT | 500キロ近い馬体重があり、牝馬の中ではかなり骨格が立派。トモの筋肉も立派で、相当な推進力を秘めていそう。牡馬相手でも見劣りしない好馬体を披露している。腹回りも引き締まっており、状態はしっかりキープしていると言って良い。前走は落鉄していたこともあって最後に伸び負けてしまったが、毛艶・馬体の張りともに良好で、十分に巻き返せる仕上がり。好勝負に期待したい。 |
キャンベルジュニア
(牡6、美浦・堀厩舎)
父 | Encosta De Lago |
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母 | Melito |
母父 | Redoute’s Choice |
通算成績 | 16戦5勝 |
連対時平均馬体重 | 528kg (最高:546kg) (最低:514kg) |
前走時馬体重 | 546kg |
POINT | 欧州血統で腹袋が大きく、内蔵面はかなり発達している。このような体型の馬は一般的に消耗戦に強いと言われており、前走の京王杯SCもレコード決着だったことが好走に繋がったとも言えるだろう。安田記念は基本的にペースが流れるので、メンバーは揃っているが今回も展開次第で上位食い込みもある。中間時計は少ないが馬体の張りも上々で、体調は良さそう。南半球産馬だけにまだ上積みもありそうだ。 |
サトノアレス
(牡4、美浦・藤沢和厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | サトノアマゾネス |
母父 | Danehill |
通算成績 | 13戦4勝 |
重賞勝利 |
16年朝日フューチュリティ(G1) |
連対時平均馬体重 | 502kg (最高:516kg) (最低:490kg) |
前走時馬体重 | 504kg |
POINT | 若駒のうちは筋肉量が今ほど多くなかったこともあり中距離戦にも対応できそうな体つきをしていたが、成長とともに筋肉量が増え、完全なマイラー体型になってきた。正方形のトモは優れた瞬発力・推進力の証と言って良いだろう。腹回りには薄っすらと肋骨が感じられるくらい引き締まっており、ココが目イチの仕上げ。毛艶も黒光りしており抜群に良く見せる。勝ち負けが期待できる状態と言っていいだろう。 |
サングレーザー
(牡4、栗東・浅見厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | マンティスハント |
母父 | Deputy Minister |
通算成績 | 13戦6勝 |
重賞勝利 |
18年読売マイラーズカップ(G2) 17年毎日放送賞スワンS(G2) |
連対時平均馬体重 | 475kg (最高:482kg) (最低:466kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | やや薄手の印象があった3歳時と比較して格段に筋肉量が増え、見た目からたくましくなってきた。元々瞬発力に優れた馬体構造をしていたが、そこにパワーがプラスアルファされたことで、理想的なマイラー体型になってきた。腹回りはスッキリとしつつ、細すぎない仕上がり。毛艶もピカピカで非常に見栄えのする立ち姿だ。今回は良く見せている馬が多いが、その中でもこの馬が一番のデキと見ている。 |
スワーヴリチャード
(牡4、栗東・庄野厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | ピラミマ |
母父 | Unbridled’s Song |
通算成績 | 10戦5勝 |
重賞勝利 |
18年大阪杯(G1) 18年金鯱賞(G2) 17年アルゼンチン共和国杯(G2) 17年共同通信杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 504kg (最高:520kg) (最低:492kg) |
前走時馬体重 | 516kg |
POINT | 4歳を迎え筋肉量が増えただけでなく、ムダ肉も削げて彫刻のように筋肉のスジが浮きあがるようになってきた。キ甲はもう少し伸びそうな印象があり、まだ上積みはありそう。ハーツクライ産駒らしい胴長の体型で、やはりベストは2000~2400m。マイルの距離を克服できるかがカギ。トモの張りは素晴らしい状態で、毛艶も黄金色に光って代謝は相当良さそう。仕上がりに関しては文句なし。 |
ヒーズインラブ
(牡5、栗東・藤岡健厩舎)
父 | ハービンジャー |
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母 | シーズインクルーデッド |
母父 | Include |
通算成績 | 17戦6勝 |
重賞勝利 |
18年ダービー卿チャレンジ(G3) |
連対時平均馬体重 | 523kg (最高:528kg) (最低:518kg) |
前走時馬体重 | 522kg |
POINT | 立ち写真を見た瞬間目に止まったのは胸前の筋肉。隆々と盛り上がっており、前駆のパワーはこのメンバーでも随一。全体のシルエットに対してやや胴が長く見えるが、お腹周りのラインがトモに向かってキュッと上がっており、このような体型の馬は伸縮性に富んでいることが多く、それが瞬発力に繋がっているのだろう。肋骨が薄っすら見えるようにムダ肉もなく、G1に向けてしっかりと仕上げられてきている。 |
ペルシアンナイト
(牡4、栗東・池江寿厩舎)
父 | ハービンジャー |
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母 | オリエントチャーム |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 11戦4勝 |
重賞勝利 |
17年マイルチャンピオンS(G1) 17年アーリントンカップ(G3) |
連対時平均馬体重 | 479kg (最高:488kg) (最低:474kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | 非常にバランスの良い骨格をしており、筋肉量も多いためその見栄えの良さ、馬っぷりは現役屈指。体型的にも中距離まで対応できるタイプのマイラーで、東京芝1600mのようなスタミナ・底力を要するコースも合っているのではないだろうか。大阪杯もかなりの好仕上がりだったが、今回も毛艶が抜群に光っており、皮膚の薄さを感じられる造り。引き続き有力候補の1頭としてマークが必要だ。 |
モズアスコット
(牡4、栗東・矢作厩舎)
父 | Frankel |
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母 | India |
母父 | Hennessy |
通算成績 | 9戦4勝 |
連対時平均馬体重 | 485kg (最高:488kg) (最低:478kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | 全体的に筋肉量が多く、いかにも短いところが向いていそうな馬。まだキ甲が伸び切っていない部、やや背垂れな印象はあるものの、体の柔軟性が素晴らしいために豊富な筋肉量を余すことなく活かせている。完成されてきたらどんな馬になるか楽しみな1頭だ。1週前の安土城Sを使っているので、仮に出走してくるならば連闘になる。この写真を見る限りギリギリの仕上げではないが、一線級相手にどこまで。 |
リアルスティール
(牡6、栗東・矢作厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ラヴズオンリーミー |
母父 | Storm Cat |
通算成績 | 16戦4勝 |
重賞勝利 |
17年毎日王冠(G2) 16年ドバイターフ(G1) 15年共同通信杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 502kg (最高:506kg) (最低:498kg) |
前走時馬体重 | 508kg |
POINT | ディープインパクト産駒らしい斜尻直飛で、非常にバランスの整った立ち姿。6歳を迎えても筋肉量は落ちることなく、トモの張りも上々。瞬発力・スピード能力は健在と見ている。ドバイターフからの直行になるが太め感は無いし、シャープな造りでいきなり走れそうな雰囲気。毛艶も光っており、体調も良さそうな印象を受ける。順当に能力を出すことができれば、一昨年のような見せ場無しの大敗は考えづらい。 |
リスグラシュー
(牝4、栗東・矢作厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | リリサイド |
母父 | American Post |
通算成績 | 13戦3勝 |
重賞勝利 |
18年東京新聞杯(G3) 16年アルテミスステークス(G3) |
連対時平均馬体重 | 437kg (最高:450kg) (最低:428kg) |
前走時馬体重 | 450kg |
POINT | 全体的にシャープな牝馬らしい体型でありつつも、胸前やトモには立派な筋肉がついている好馬体。キ甲が抜けてきたこともあり、かなり完成されてきた印象を受ける。やや胴が詰まったシルエットからもマイルはベストの距離と考えて良いだろう。ヴィクトリアマイルが目一杯に仕上げられていたこともあり、今回は何とか状態をキープしているといった印象。反動さえ無ければ今回も好勝負できるはず。 |
レッドファルクス
(牡7、美浦・尾関厩舎)
父 | スウェプトオーヴァーボード |
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母 | ベルモット |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 26戦10勝 |
重賞勝利 |
16~17年スプリンターズS(G1) 17年京王杯スプリングC(G2) 16年CBC賞(G3) |
連対時平均馬体重 | 467kg (最高:474kg) (最低:456kg) |
前走時馬体重 | 472kg |
POINT | 背中と胴のラインが平行で、元々立ち姿は見栄えしないタイプ。加齢とともに筋肉量も少しずつ衰えてくる時期でもあるため、以前より全体的にスッキリしてきた印象。ベストは1200mのイメージであったが、この造りなら却ってマイルくらいの距離の方が良いかもしれない。芦毛で毛艶や馬体の張りは確認しづらいものの、血管は全身に浮いており、馬体はしっかりと張りがある状態。巻き返しを狙える仕上がりと言っていいだろう。 |
ムーンクエイク
(セ5、美浦・藤沢和厩舎)
父 | アドマイヤムーン |
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母 | リッチダンサー |
母父 | Halling |
通算成績 | 12戦6勝 |
重賞勝利 |
18年京王杯スプリングC(G2) |
連対時平均馬体重 | 492kg (最高:504kg) (最低:484kg) |
前走時馬体重 | 504kg |
POINT | 【出走回避を発表】胸前、トモの肉付きが良く、アドマイヤムーン産駒に多いどっしりとした体型。腹回りはコロンとしているが、これは父方から豊かな腹袋が遺伝したものと考えられる。飛節はやや折れ気味で、瞬発力に富んだ形。セン馬ということで体も柔らかく、京王杯SCで鋭い末脚を見せたのも納得できる。馬体の張りは今後まだ良くなる余地を残しているが、現状のデキでも決してノーマークにはできない。 |
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