【秋華賞】3冠狙うアーモンドアイなど11頭を馬体診断!
2018/10/8(月)
アーモンドアイ
(牝3、美浦・国枝厩舎)
父 | ロードカナロア |
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母 | フサイチパンドラ |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 5戦4勝 |
重賞勝利 |
18年優駿牝馬(G1) 18年桜花賞(G1) 18年日刊スポシンザン記念(G3) |
連対時 平均馬体重 | 466kg (最高:472kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 466kg |
POINT | |
父ロードカナロアは見た目から筋肉が隆々としていかにもスプリンターといった体型だったが、この馬は全体的になだらかな、柔らかみのある筋肉の付き方をしている。どちらかといえば母フサイチパンドラが強く出た体型といえるだろう。バランスの良いシルエットで、距離には比較的融通が利くタイプ。広いコースでこそ末脚が活きる造りではあるものの、絶対能力で小回り2000mも問題なくこなすと見た。休み明けでも太め感は全く無く、毛艶・馬体の張りも上々。牝馬三冠に向けて順風満帆といったところだ。 |
オールフォーラヴ
(牝3、栗東・中内田厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | レディアルバローザ |
母父 | キングカメハメハ |
通算成績 | 5戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 450kg (最高:458kg) (最低:442kg) |
前走時馬体重 | 466kg |
POINT | |
斜尻直飛でバランスの良い体型。ディープインパクト牝馬の中でも筋肉量が多く、母父キングカメハメハが強めに出ていると見て良いだろう。また、中内田厩舎の管理馬としては比較的ボディコンディションスコアが高め(ゆとりある作り)で立派に見せる体つき。前走はプラス22キロと大幅な馬体増。余裕残しもあったが、成長分も確かに感じられた。一度使って全体に締まってきた印象があり、馬体の張りも良い。巻き返しの可能性も十分。 |
カンタービレ
(牝3、栗東・中竹厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | シャンロッサ |
母父 | Galileo |
通算成績 | 6戦3勝 |
重賞勝利 |
18年関西TVローズS(G2) 18年フラワーカップ(G3) |
連対時 平均馬体重 | 432kg (最高:434kg) (最低:428kg) |
前走時馬体重 | 434kg |
POINT | |
春はキ甲が伸びておらず幼い体つきだったが、ひと夏越して胸前・トモの筋肉量がボリュームアップし、体型が変わってきた。後肢が長く腰高に映る体型だが、春先より馬は確実に成長しているといえる。前走時でキッチリ仕上がっていたため大きな変わり身は感じないものの、引き続き馬体の張りもキープしており、状態としては申し分ない仕上がり。自在性のある脚質も本番で有利に働くはずで、注目の1頭だ。 |
サラキア
(牝3、栗東・池添学厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | サロミナ |
母父 | Lomitas |
通算成績 | 6戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 442kg (最高:450kg) (最低:436kg) |
前走時馬体重 | 450kg |
POINT | |
ディープインパクト産駒らしい、バランスの良いシルエット。胴周りの造りを考慮すると距離はあまり延びないほうが良さそうで、2000mは許容範囲内といった印象。立ち写真はフローラS以来となるが、小柄で華奢なイメージが強かった春と比較して、胸前の筋肉は盛り上がるように発達し、トモのサイズが明らかに大きくなっているように成長著しい。今回ローズS組は複数頭出走を予定しているが、その中でも最も上積みが大きいと感じる。文句なしの好仕上がりでレースを迎えられそうだ。 |
トーセンブレス
(牝3、美浦・加藤征厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ブルーミンバー |
母父 | ファルブラヴ |
通算成績 | 6戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 461kg (最高:466kg) (最低:456kg) |
前走時馬体重 | 456kg |
POINT | |
斜尻直飛でトモ脚が長く、切れる脚を長く使える体型。背中が短めで距離はマイルがベスト。2000mは気持ち長い印象を受ける。やや蹄の薄いタイプで、道悪が全くダメなワケではないものの、できれば良馬場希望。年にもよるが秋華賞は好天に恵まれると高速決着になりやすく、速い馬場は合っているのではないだろうか。前走はよもやの大敗となったが、馬体にダメージは感じられず、毛艶も黒光りしている。仕上がりに関しては問題なさそうだ。 |
パイオニアバイオ
(牝3、美浦・牧厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | アニメイトバイオ |
母父 | ゼンノロブロイ |
通算成績 | 11戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 423kg (最高:428kg) (最低:416kg) |
前走時馬体重 | 432kg |
POINT | |
胴周りはルーラーシップ産駒に良く見られるゆったりとした造りだが、全体的にスッキリとしたシャープな体つきで、牝馬らしい素軽さを感じさせる体型だ。骨格の割に背中が長いため、瞬間的な加速よりも長く脚を使うような展開向きだが、紫苑Sではメンバー2位の上がり33秒8で4着まで追い込んでおり、この馬も夏を越して成長している。本来好位のポジションを取れるだけのスピードもある馬で、先行できればチャンス。筋肉の張りも春から格段に良くなっており、ダークホース的存在の1頭。 |
プリモシーン
(牝3、美浦・木村厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | モシーン |
母父 | Fastnet Rock |
通算成績 | 6戦3勝 |
重賞勝利 |
18年関屋記念(G3) 18年フェアリーステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 478kg (最高:488kg) (最低:470kg) |
前走時馬体重 | 488kg |
POINT | |
ディープインパクト産駒らしいバランスの良い体型で、タレント揃いの3歳牝馬路線でも指折りの見栄えする立ち姿を常に披露している。関屋記念からの距離延長となるが、胴周りは比較的ゆったりとした造りなので、2000mの距離も全く問題なさそう。背中~肋付近にかけて銭形が浮き上がっており、代謝の良さがひしひしと伝わってくる。トモの下腿部にも血管が浮いており、馬体の張りは抜群に良い。勝ち負けまで期待できる好仕上がりだ。この馬が2番手評価。 |
ミッキーチャーム
(牝3、栗東・中内田厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | リップルスメイド |
母父 | Dansili |
通算成績 | 6戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 449kg (最高:458kg) (最低:436kg) |
前走時馬体重 | 450kg |
POINT | |
均整のとれた馬体の持ち主で、シルエットが美しい。牝馬らしい細身のディープインパクト産駒だが、飛節はやや折れているように、父の産駒にしては比較的ピッチで走るタイプ。テンからスピードの乗りが良いことも納得できる。同厩舎のオールフォーラヴとは馬の作り方が全く異なりシャープな印象を与えるが、中内田厩舎の馬は全体的にムダ肉の少ないボディコンディションに整えてくる傾向にあるため、予定どおりの仕上がりと言っていいだろう。毛艶も光っており、休み明けでも動ける状態と見た。 |
ラッキーライラック
(牝3、栗東・松永幹厩舎)
父 | オルフェーヴル |
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母 | ライラックスアンドレース |
母父 | Flower Alley |
通算成績 | 6戦4勝 |
重賞勝利 |
18年チューリップ賞(G2) 17年阪神ジュベナイルF(G1) 17年アルテミスステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 486kg (最高:494kg) (最低:480kg) |
前走時馬体重 | 492kg |
POINT | |
バランスの良い立ち姿は健在で、さすがはG1馬。中間に一頓挫あったものの、これだけの馬体を維持できているのは能力の高さに他ならないと言っていいだろう。春よりも骨格がしっかりとしたイメージで、完成が近いことを示している。ただ、全体の迫力という点では春のほうが上回っていた印象で、今回は全体的にシャープな体つきを見せている。それでも下腿部に網目状に浮き上がった血管を見ると、やはり評価を下げることはできない。最後の一冠で逆転なるか。 |
ラテュロス
(牝3、栗東・高野厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | スウィートハース |
母父 | Touch Gold |
通算成績 | 10戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 418kg (最高:418kg) (最低:418kg) |
前走時馬体重 | 418kg |
POINT | |
背中と腹周りのラインが平行に近く、また胴の長さも比較的ゆとりがある。このような造りの馬は瞬間的に切れる脚は使いづらいものの、ジリジリと長く良い脚を使う。早め勝負がベストのスタイルといえるのではないだろうか。器用さもあるので京都芝2000mも向いている印象を受ける。馬体の造りも相まって420キロを切る小柄な牝馬ながら、数字以上の迫力を感じさせる。筋肉も引き締まっており、今回も内枠に入ってロス無く運べれば上位食い込みがあって良い。 |
ランドネ
(牝3、栗東・中竹厩舎)
父 | Blame |
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母 | Loure |
母父 | A.P. Indy |
通算成績 | 6戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 508kg (最高:516kg) (最低:498kg) |
前走時馬体重 | 508kg |
POINT | |
500キロを超える大型馬だが、全体にスラッとした立ち姿で素軽さのあるスピードタイプ。胴が長い体型で、逃げ馬だが2000mへの距離延長はむしろプラス材料と見ている。肩周り、トモの下腿部に血管が浮き上がり、馬体の張りは抜群に良い。春の時点で感じさせた骨格の良さに筋肉量が追いついてきた印象で、使う度に馬が成長していることを実感できる。毛艶も光っているように代謝も良さそうで、好勝負になるだろう。 |
ウラヌスチャーム
(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | アメジストリング |
母父 | フジキセキ |
通算成績 | 9戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 493kg (最高:498kg) (最低:484kg) |
前走時馬体重 | 494kg |
POINT | |
【抽選除外】ルーラーシップ産駒に多い胴長の体型。胸前~肩周りの筋肉が発達しており、やや立ち気味な肩のラインは母父フジキセキを彷彿とさせる。前脚がやや短く前傾姿勢になっており、比較的スピードが乗りやすい体型。折り合い面に不安がない馬なので、溜めてサッと速い脚を使うことができるのだろう。トモにくっきりと太いスジが浮いているように抜群の張りを見せており、前走以上の状態。2勝はともに左回りの大箱コースだが、狭いところを突いて伸びた2走前のような競馬ができれば一発も期待できる。 |