【菊花賞】12頭の馬体診断!気になる3000m適性は!?
2018/10/14(日)
エタリオウ
(牡3、栗東・友道厩舎)
父 | ステイゴールド |
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母 | ホットチャチャ |
母父 | Cactus Ridge |
通算成績 | 8戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 462kg (最高:468kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 468kg |
POINT | |
青鹿毛で黒光りし、見栄えする馬体。四肢をスラッと見せており、胴周りもゆったりとした造り。距離が3000mに延びても問題なくこなせるだろう。キ甲はまだ伸びる余地があり、成長過程にありながら優れたパフォーマンスを見せているのは、高い能力の証といえるだろう。前走時は腹周りにややゆとりを持たせた造りだったが、一度使って明らかにスッキリとした体つきになってきた。筋肉の張りも申し分なく、勝ち負け必至の好仕上がり。 |
エポカドーロ
(牡3、栗東・藤原英厩舎)
父 | オルフェーヴル |
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母 | ダイワパッション |
母父 | フォーティナイナー |
通算成績 | 7戦3勝 |
重賞勝利 |
18年皐月賞(G1) |
連対時 平均馬体重 | 493kg (最高:498kg) (最低:490kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | |
腹周りをコロンと見せているが、腹袋を立派に見せるタイプ。筋肉量が豊富なこともあるが、いずれにせよ胴が詰まって見える正方形のシルエットで、やはり本質的には中距離向きの体型。それでも心肺機能の高さは特筆モノで、腹袋も内蔵面がしっかりとしている=底力・スタミナがある、とも考えられるため、2400mの距離でも好戦できるのだろう。毛艶や馬体の張りは文句ない状態で、力は発揮できる。3000mの距離だけが課題になりそうだ。 |
オウケンムーン
(牡3、美浦・国枝厩舎)
父 | オウケンブルースリ |
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母 | ムーンフェイズ |
母父 | エリシオ |
通算成績 | 7戦3勝 |
重賞勝利 |
18年共同通信杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 460kg (最高:468kg) (最低:456kg) |
前走時馬体重 | 446kg |
POINT | |
馬体重440キロ台の小柄な牡馬で、全体的にシャープに映る体つき。骨格に対して胴周りはゆったりとした造りで、脚も細く長い。ストライドも比較的大きいほうなので、距離延長も問題なくこなせるだろう。毛艶、馬体の張りも悪くないが、デビュー時から馬体重が減り続けている点が少し気になる点。キ甲も抜け切っておらず、G1で勝ち負けするにはもう少し成長が欲しいのが現状。長距離適性でどこまで。 |
グレイル
(牡3、栗東・野中厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | プラチナチャリス |
母父 | Rock of Gibraltar |
通算成績 | 6戦2勝 |
重賞勝利 |
17年ラジオN杯京都2歳S(G3) |
連対時 平均馬体重 | 493kg (最高:494kg) (最低:492kg) |
前走時馬体重 | 494kg |
POINT | |
2歳時から好バランスの馬体を披露していた1頭で、成長とともに骨格に見合う筋肉が付いてきた一方、ムダ肉も徐々に削がれ、全体的に締まってきた印象を受ける。完成度が高まってきた証拠だろう。トモの下腿部には血管がくっきりと浮いており、筋肉の張りが素晴らしい。ハーツクライ産駒らしい背中の長い馬なので、3000mという距離もこなせるだろう。前走時である程度仕上がっていたのでガラッと変わった印象はなくとも、順当に良化している。上位争いに期待。 |
グロンディオーズ
(牡3、美浦・田村厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | シェリール |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 4戦3勝 |
連対時 平均馬体重 | 531kg (最高:532kg) (最低:530kg) |
前走時馬体重 | 532kg |
POINT | |
530キロを超える雄大な馬格の持ち主。ルーラーシップ産駒らしく胴周りはゆったりとしているのだが、全体のバランスが良いため、見栄えする馬体を披露している。クビ差しも長くやや長方形に映るシルエットで、長めの距離が合っていそう。秘めた素質はかなり高いと見ているが、トモの張りや胸前の筋肉、肩周りなどを見てもまだ良化の余地が感じられる。完成されるのはもう少し先になりそうだ。それでも現状馬体の張りは申し分なく、毛艶も上々。ポテンシャルの高さで通用しても驚け無い。 |
コズミックフォース
(牡3、美浦・国枝厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | ミクロコスモス |
母父 | ネオユニヴァース |
通算成績 | 7戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 472kg (最高:476kg) (最低:466kg) |
前走時馬体重 | 470kg |
POINT | |
筋肉量の多さは父キングカメハメハ譲り。飛節の折りが深く、比較的小脚が使えるタイプ。機動力の高さは長距離で大きな武器になるだろう。操作性の高い馬で、体の伸縮性にも富んでいることから、瞬発力も兼ね備えた造り。展開不問の競馬ができそうだ。クビさし、肩周りに立派な筋肉が付いており、迫力ある立ち姿を見せている。馬体のシルエット的には中距離がベストで、3000mは正直長い印象。一度使って腹周りはスッキリ、仕上がりは良好。自在性とデキの良さで上位進出を狙う。 |
ジェネラーレウーノ
(牡3、美浦・矢野英厩舎)
父 | スクリーンヒーロー |
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母 | シャンハイロック |
母父 | ロックオブジブラルタル |
通算成績 | 7戦4勝 |
重賞勝利 |
18年朝日セントライト記念(G2) 18年京成杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 499kg (最高:506kg) (最低:496kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | |
背中と腹側のラインが平行に近く、切れよりも持続力で勝負するタイプの造り。腹袋も大きく内蔵面がしっかりとしているため、厳しい展開を早めに動いて押し切る底力を秘めている。馬体のシルエットは同じ父スクリーンヒーロー産駒のゴールドアクターに近いものがあり、そのゴールドアクターは菊花賞で3着。この馬も好走できる適性を秘めていると考えて良いのではないだろうか。毛艶も黒光りして代謝の良さが感じる。この馬が2番手評価。 |
ステイフーリッシュ
(牡3、栗東・矢作厩舎)
父 | ステイゴールド |
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母 | カウアイレーン |
母父 | キングカメハメハ |
通算成績 | 6戦2勝 |
重賞勝利 |
18年京都新聞杯(G2) |
連対時 平均馬体重 | 452kg (最高:454kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | |
骨格自体はさほど大きくないものの、ステイゴールド産駒らしいコンパクトにまとまった体型。胴周りに伸びがあるので、シルエットだけで判断するのであれば、距離自体はこなせそうだ。全体的に細身の馬体なので、長距離は合う可能性も高い。ただ、背中のラインが長く見えるので、どちらかといえば早め早めに動くような、長く脚を使わせる展開が向きそうではある。仕上がりやすいタイプなので太め感もなく、体は既に出来上がっている印象。馬体の張りも上々で、力は発揮できそうだ。 |
タイムフライヤー
(牡3、栗東・松田国厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | タイムトラベリング |
母父 | ブライアンズタイム |
通算成績 | 9戦3勝 |
重賞勝利 |
17年ホープフルステークス(G1) |
連対時 平均馬体重 | 457kg (最高:460kg) (最低:456kg) |
前走時馬体重 | 452kg |
POINT | |
馬体重450キロと牡馬にしては小柄なタイプで、骨格もコンパクトに収まっている。とはいえさすがG1馬、トモや胸前には立派な筋肉が付いており、スジがハッキリと浮き上がっているように筋肉の張りも上々。前走は春と比べてボリュームある造りで出てきていたが、今回は一度使って引き締まった印象。それでも春よりはふっくらと見せているので、このくらいの仕上がりがベストコンディションなのではないだろうか。体型的に2000mくらいが合っていそうなので、距離克服がカギになるだろう。 |
フィエールマン
(牡3、美浦・手塚厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | リュヌドール |
母父 | Green Tune |
通算成績 | 3戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 483kg (最高:488kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 476kg |
POINT | |
ディープインパクト産駒らしい斜尻直飛、整ったシルエット。世代屈指の好馬体の持ち主だ。トモの容量も大きく、下腿部には血管が網目状に浮き上がっており、皮膚の薄さを感じさせる。ラジオNIKKEI賞からの休み明けとなるが、腹周りは引き締まってスッキリと見せている。いきなり動けそうな体つきだ。馬体に関してケチを付けるところはないのだが、本質的には2000~2400m位が合っている体型で、ステイヤーといったイメージではない。銭型が浮き上がっているように体調も良さそうなので、距離さえこなせば勝ち負けになって良い。 |
ブラストワンピース
(牡3、美浦・大竹厩舎)
父 | ハービンジャー |
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母 | ツルマルワンピース |
母父 | キングカメハメハ |
通算成績 | 5戦4勝 |
重賞勝利 |
18年新潟記念(G3) 18年毎日杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 523kg (最高:530kg) (最低:520kg) |
前走時馬体重 | 530kg |
POINT | |
前走時で530キロの大型馬。骨格からして大柄で、スケールのある馬体。筋肉もそれに随伴する形で付いており、太いクビ差しと隆起した肩周りは立派の一言。春先は若干緩さを残す体つきだったが、夏を越して全体的に引き締まってきた印象。トモの血管もハッキリと確認することができる。腹周りはやや立派に見えるが、1週前と輸送を控えていることを考えれば、特に太いとは感じない。肉付きの良さからステイヤーといった雰囲気ではないが、絶対能力の高い馬。軽視はできない。 |
メイショウテッコン
(牡3、栗東・高橋忠厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | エーシンベロシティ |
母父 | Lemon Drop Kid |
通算成績 | 8戦4勝 |
重賞勝利 |
18年ラジオNIKKEI賞(G3) |
連対時 平均馬体重 | 489kg (最高:500kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | |
父マンハッタンカフェと良く似た背中のラインをしており、父の特徴が色濃く出ている。前脚をスラッと見せているように四肢の長い馬で、クビは細めで長く、胴周りの造りもゆったりとしている。またムダ肉の少ない体型で、全体的にシャープに見せる体つき。どこを取っても理想的なステイヤーの馬体構造だ。一度使って腹周りはよりスッキリとしてきた印象で、上積みを感じる。長距離適性は今回のメンバーでも随一で、筋肉の張りや毛艶も文句なしの状態。神戸新聞杯に続いてイチオシとしたい。 |