アポロケンタッキー

(牡6、栗東・山内厩舎)

Langfuhr
Dixiana Delight
母父Gone West
通算成績29戦9勝
重賞勝利 17年日本テレビ盃(Jpn2)
16年東京大賞典(G1)
16年みやこステークス(G3)
連対時
平均馬体重
546kg (最高:564kg)
(最低:524kg)
前走時馬体重574kg
POINT
前走時で574キロとかなりの巨漢で、見た目から骨量・筋肉量ともに豊富であることが分かる。当然パワーに秀でており、直線に坂のある中京コースでも馬力負けしないだろう。若干時計の掛かるような馬場の方がより力を発揮できそう。今回は浦和記念からの連闘となるが、毛艶はピカピカで馬体の張りも上々、体調は良さそうだ。絞り切れない面があるだけにこのローテーションを選択したようだが、反動も感じさせない好仕上がりを披露している。

アンジュデジール

(牝4、栗東・昆厩舎)

ディープインパクト
ティックルピンク
母父フレンチデピュティ
通算成績17戦6勝
重賞勝利 18年JBCレディスクラシ(Jpn1)
18年エンプレス杯(Jpn2)
18年マリーンカップ(Jpn3)
17年スパーキングレディー(Jpn3)
連対時
平均馬体重
469kg (最高:480kg)
(最低:460kg)
前走時馬体重480kg
POINT
全体のシルエットと筋肉の付き方は一見芝向きかと思わせるほど素軽い印象で、ディープインパクト産駒らしいバランスの良さが光る。純粋にスピード能力も高いのだが、繋ぎと蹄が直角に近い角度にまで立っており、典型的なダート向きの脚元といえるだろう。どちらかといえば直線平坦で速さの問われる京都向きで、パワーの要求される中京で牡馬相手となると、決して楽な戦いではないか。前走が大目標のレースとはいえ、毛艶や筋肉の張りはキープしており、自身の力は発揮できると見た。

インカンテーション

(牡8、栗東・羽月厩舎)

シニスターミニスター
オリジナルスピン
母父Machiavellian
通算成績35戦11勝
重賞勝利 17年東京中日S杯武蔵野S(G3)
17年白山大賞典(Jpn3)
17年マーチステークス(G3)
15年平安ステークス(G3)
14年みやこステークス(G3)
13年レパードステークス(G3)
連対時
平均馬体重
488kg (最高:506kg)
(最低:472kg)
前走時馬体重502kg
POINT
腹周りをややコロンと見せているように比較的腹袋の大きい馬で、底力を要求されるようなタフなレースでパフォーマンスを上げてくる馬体構造か。8歳を迎えてトモの筋肉は全盛期と比較してさすがに衰えを感じるようになってきたが、それでもこの年齡を迎えても高いレベルで馬体の張りをキープしているのは立派の一言。元々胴周りはさほど長い馬ではないので、距離はマイル辺りがベストか。近2走を見る限り1400~1600mではスピードが足りないフシもあり、この距離で巻き返しがあっても驚け無い。

オメガパフューム

(牡3、栗東・安田翔厩舎)

スウェプトオーヴァーボード
オメガフレグランス
母父ゴールドアリュール
通算成績7戦4勝
重賞勝利 18年シリウスステークス(G3)
連対時
平均馬体重
453kg (最高:462kg)
(最低:446kg)
前走時馬体重454kg
POINT
前走時で454キロとダートを主戦場にしている馬の中では、比較的小柄な部類に入る。血統的には短めの距離が合っていそうだが、ご覧の通り骨格に対して胴が長い造りとなっており、四肢も伸びるフットワークのためストライドが広い。そのため、距離は中距離以上が合っているタイプといえるだろう。まだキ甲が抜けていないように成長段階にある印象で、正直見栄えはしない。それでも後肢の下腿部には網目状に血管が浮き上がっており、筋肉の張りは上々といえるだろう。

ケイティブレイブ

(牡5、栗東・杉山厩舎)

アドマイヤマックス
ケイティローレル
母父サクラローレル
通算成績31戦11勝
重賞勝利 18年JBCクラシック(Jpn1)
18年川崎記念(Jpn1)
18年日本テレビ盃(Jpn2)
18年ダイオライト記念(Jpn2)
17年帝王賞(Jpn1)
17年名古屋大賞典(Jpn3)
16年浦和記念(Jpn2)
16年兵庫チャンピオンS(Jpn2)
16年白山大賞典(Jpn3)
連対時
平均馬体重
490kg (最高:518kg)
(最低:478kg)
前走時馬体重518kg
POINT
背中と腹側のラインが平行に近く、瞬間的な切れよりも長く脚を使わせることで持ち味が活きる馬体の造りをしている。腹袋も比較的立派なタイプで、筋肉量も多く全体的にどっしりとしたイメージ。昨年のこのレースは4着に敗れたが、前走もプラス10キロと馬体重を増やしていたように一回り大きくなっているので、今年は着順を上げてくる可能性も高い。仕上がり的には(イチオシだった)JBCクラシックが素晴らしいデキだったのでそれを上回るとまではいかないが、状態はキープしており好走が期待できそうだ。

サンライズソア

(牡4、栗東・河内厩舎)

シンボリクリスエス
アメーリア
母父スペシャルウィーク
通算成績19戦5勝
重賞勝利 18年平安ステークス(G3)
18年名古屋大賞典(Jpn3)
連対時
平均馬体重
505kg (最高:518kg)
(最低:494kg)
前走時馬体重514kg
POINT
3歳時は芝でもやれそうな素軽い立ち姿を披露していたが、成長とともに筋肉が主張してきた印象で、特に胸前の筋肉は盛り上がるように発達しており、前駆の力強さはダートトップクラスが揃った今回のメンバーでも随一。クビさしも太めで、中京ダートは未経験だが馬体構造からはむしろ向く舞台なのではないだろうか。秋3戦目となるが消耗度も少なく、全身に血管が浮き上がっているように馬体の張りは抜群。ココでも好勝負に持ち込める。
今週のイチオシ

サンライズノヴァ

(牡4、栗東・音無厩舎)

ゴールドアリュール
ブライトサファイヤ
母父サンダーガルチ
通算成績18戦7勝
重賞勝利 18年東京中日S杯武蔵野S(G3)
17年ユニコーンステークス(G3)
連対時
平均馬体重
532kg (最高:546kg)
(最低:526kg)
前走時馬体重534kg
POINT
筋肉量が多く、馬体重530キロ台とかなりの大型馬。しかし全体のバランスが非常に整っている馬で、全く重苦しさを感じさせない。今年のフェブラリーSでは若干成長途上の印象が否めなかったが、秋を迎えてキ甲が抜け、大方の骨格が完成されてきた。元々素質は高いモノを秘めていると感じていただけに、ココに来ての3連勝は納得の内容。1800m戦での実績に乏しく、確かに胴の長さを考慮してもベストはマイル。それでも1F延長くらいなら対応可能と見ており、一角崩しとしての期待も込めてイチオシとしたい。

センチュリオン

(牡6、美浦・田村厩舎)

キングカメハメハ
ハンドレッドスコア
母父ホワイトマズル
通算成績25戦8勝
重賞勝利 18年マーチステークス(G3)
連対時
平均馬体重
523kg (最高:536kg)
(最低:504kg)
前走時馬体重532kg
POINT
馬体重が示す通りの大型馬らしい体つきで、トモの筋肉量と張りは目を見張るモノがある。腰高に見えるのは元々の造りが影響しているところも大きく、母父のホワイトマズルはかなりの腰高に映る馬体構造をしているため、母方の血が強く出ていると考察。6歳で数もそこそこに使っている馬だが、ホワイトマズルの仔は高齢になっても衰えない馬が多く、この馬も年齡の割に若々しいイメージ。前走は初のG1で大敗を喫したが、重厚感のある体つきはパワーを要する中京コース向きで、舞台としては合っているのでは。穴として注目してみたい1頭である。

ノンコノユメ

(セ6、美浦・加藤征厩舎)

トワイニング
ノンコ
母父アグネスタキオン
通算成績24戦8勝
重賞勝利 18年フェブラリーS(G1)
18年根岸ステークス(G3)
15年ジャパンダートD(Jpn1)
15年東京中日S杯武蔵野S(G3)
15年ユニコーンステークス(G3)
連対時
平均馬体重
450kg (最高:456kg)
(最低:444kg)
前走時馬体重446kg
POINT
前走時で馬体重446キロと数字的には小柄なイメージも、付くべきところにしっかりと筋肉が付いているため、数字以上に迫力ある印象を与える立ち姿。今年の根岸S、フェブラリーS時もそうだったが、この馬は若干立派に映るくらいの時のほうが好走している。では今回はどうかというと、昨年のチャンピオンズC以上、根岸S未満の立派さといった印象で、連勝した絶好調期には及ばないが、昨年以上のデキであることは間違いない。毛艶の乗りも良く代謝が良さそうで、体調自体は問題なく力を発揮できる状態にありそう。得意の左回りで更なる前進を。

ヒラボクラターシュ

(牡3、栗東・大久龍厩舎)

キンシャサノキセキ
ヒラボクウィン
母父ワイルドラッシュ
通算成績9戦4勝
連対時
平均馬体重
523kg (最高:528kg)
(最低:518kg)
前走時馬体重518kg
POINT
父キンシャサノキセキよりも母父のワイルドラッシュを意識させる馬体構造で、長方形のシルエットかつ背中~腰にかけて若干の緩さを感じさせるのは母方の血が強く出ているからだと推測する。まだ成長余地を残しつつ、既に肩周りには立派な筋肉が付いており、将来性の高さを十分に感じさせる立ち姿だ。少なくとも重賞は獲れる器の持ち主だろう。夏から休み無く使われているが、馬体の張りや毛艶も良好で、疲労の色などは全く感じさせない。古馬一線級との力関係がどうかだが、将来性込みで期待してみたい馬だ。

ルヴァンスレーヴ

(牡3、美浦・萩原厩舎)

シンボリクリスエス
マエストラーレ
母父ネオユニヴァース
通算成績7戦6勝
重賞勝利 18年MCS南部杯(Jpn1)
18年ジャパンダートD(Jpn1)
18年ユニコーンステークス(G3)
17年全日本2歳優駿(Jpn1)
連対時
平均馬体重
489kg (最高:496kg)
(最低:486kg)
前走時馬体重488kg
POINT
父の産駒らしい骨量豊かな馬で、迫力あるシルエット。クビさしの太さや胸の深さ(一般的に胸の深さがあると心肺機能に優れていると言われる)、正方形で横幅の広いトモ…と各パーツがそれぞれ一級品で、見たそのままにパワーに秀でた素晴らしい馬という印象を受ける。古馬相手のレースでもまず勝ち負けになるだろう。それでもイチオシに推さなかったのは、この馬が成長途上にあるため。キ甲も伸びつつあるがまだ完成したとはいえず、トモの筋肉にも良化の余地を残している。古馬混合戦でイチオシに推すのは完成された時の楽しみとして取っておきたい。

ゴールドドリーム

(牡5、栗東・平田厩舎)

ゴールドアリュール
モンヴェール
母父フレンチデピュティ
通算成績17戦8勝
重賞勝利 18年帝王賞(Jpn1)
18年かしわ記念(Jpn1)
17年チャンピオンズカップ(G1)
17年フェブラリーS(G1)
16年ユニコーンステークス(G3)
連対時
平均馬体重
521kg (最高:538kg)
(最低:512kg)
前走時馬体重524kg
POINT
【出走回避】一般的にダート馬は全体的に肉付きが良くどっしりとして映るため重苦しい印象を与えがちだが、この馬は筋肉量が豊富でありながら全体のバランスが整っている。骨格、筋肉の付き方ともに完成の域に入っており、惚れ惚れするほどに見栄えのする美しい立ち姿を披露している。前走との写真比較はできないが、腹周りはこの馬としてはかなりシャープに整えられており、一度使った上積みは確実に感じる。昨年も勝利しているように適性も文句なし、今年も勝ち負け必至だろう。
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