AJCCはフィエールマンなど6頭、東海Sからも4頭、10頭を馬体診断!
2019/1/14(月)
AJCC
東海S
サクラアンプルール
(牡8、美浦・金成厩舎)
父 | キングカメハメハ |
---|---|
母 | サクラメガ |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 26戦4勝 |
重賞勝利 |
17年札幌記念(G2) |
連対時 平均馬体重 | 472kg (最高:484kg) (最低:462kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | |
8歳を迎えたが、相変わらずキングカメハメハ産駒らしい肉付きの良い体型を披露している。胴の長さは平均的で、いかにも中距離タイプといった雰囲気。距離が2200mへ短縮されるのはプラス材料だ。有馬記念ではふっくらとした造りで、当日も+18キロと馬体重を増やしていたが、2走前で減らした分が戻ったという印象。今回は前走ほどでは無いものの、引き続き下腿部や肩周りには血管が浮き上がっているように、馬体の張りも上々。得意の中山ならまだ見限れない。 |
ジェネラーレウーノ
(牡4、美浦・矢野英厩舎)
父 | スクリーンヒーロー |
---|---|
母 | シャンハイロック |
母父 | ロックオブジブラルタル |
通算成績 | 8戦4勝 |
重賞勝利 |
18年朝日セントライト記念(G2) 18年京成杯(G3) |
連対時 平均馬体重 | 499kg (最高:506kg) (最低:496kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | |
背中と腹側のラインが平行に近く、かつ胴が長く見える体型。このような形は一瞬の加速力には乏しいものの、長く持続的に脚を使うことが可能。同時に胸も深い造りで心肺面の発達も見受けられ、スタミナも豊富。セントライト記念のようにロングスパートから押し切るのがベストのスタイルと言えるだろう。腹袋も立派で、底力の必要な苦しい展開に強い印象がある。常に毛艶が黒光りしているが、内蔵面がしっかりしているので、基礎体力に優れ=代謝も良いのだろう。青鹿毛の毛色も相まって見栄えのする立ち姿だ。この条件で強気な競馬が出来るなら逆転まで。 |
ショウナンバッハ
(牡8、美浦・上原厩舎)
父 | ステイゴールド |
---|---|
母 | シュガーハート |
母父 | サクラバクシンオー |
通算成績 | 43戦4勝 |
連対時 平均馬体重 | 436kg (最高:454kg) (最低:418kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | |
明け8歳となるがトモはパンと張っており、全体的に若々しい印象を与える立ち姿。500キロを優に超える馬体だった半弟のキタサンブラックと比較して、この馬は馬体重450キロ~と牡馬の中ではやや小柄な部類に入る。恐らく、父ステイゴールドの影響が大きいのだろう。母父サクラバクシンオーと母方には短距離の血が入っているが、胴周りはゆとりのある造りで、距離は中距離以上が良さそうだ。前脚が長く、ストライドも馬格の割に広い。長く良い脚を使うことのできる、外回りコースの中山2200mは条件的に合っていると言えるだろう。冬場ながら毛艶も悪くなく、展開に左右される面はあるものの、引き続き上位争いに期待。 |
ステイインシアトル
(牡8、栗東・池江寿厩舎)
父 | ステイゴールド |
---|---|
母 | シアトルサンセット |
母父 | Belong to Me |
通算成績 | 12戦5勝 |
重賞勝利 |
17年鳴尾記念(G3) |
連対時 平均馬体重 | 490kg (最高:496kg) (最低:484kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | |
キ甲から肩にかけて筋肉が盛り上がるように発達しており、トモよりも前駆に目を引かれる立ち姿。飛節が真っ直ぐに伸びている直飛で、背中と腹側のラインが平行に近く、胴が長く見える。典型的な持続力で勝負するタイプの馬体と言って良いだろう。切れる脚は無いが、長く良い脚を使うことが出来る構造だ。休養期間が長かったこともあり、まだキャリア12戦。全身の筋肉は明け8歳とは思えないほど張っており、非常に若々しい。毛艶も黒光りしているように体調も良さそうで、今回含めて今後の活躍もまだまだ期待できる1頭。 |
ダンビュライト
(牡5、栗東・音無厩舎)
父 | ルーラーシップ |
---|---|
母 | タンザナイト |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 16戦3勝 |
重賞勝利 |
18年アメリカジョッキーC(G2) |
連対時 平均馬体重 | 470kg (最高:478kg) (最低:464kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | |
ルーラーシップ産駒には大柄で全体的に重厚感のある馬が多い中、この馬はデビュー以来シャープなフォルムを維持していたものの、前走で+14キロと大きく馬体を増やしてきた。その影響は立ち姿にも如実に表れており、前回の立ち写真と比較して重心がどっしりと沈むようになってきた。3歳春から常に一線級で戦ってきたが、ココに来て成長期を迎えているのかもしれない。以前のような素軽さというよりもパワーを感じさせ、ある程度馬力の必要な冬の中山芝はよりマッチするのではないだろうか。銭型も薄っすらと浮いているように体調も良さそうで、巻き返しに期待したいところ。 |
フィエールマン
(牡4、美浦・手塚厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | リュヌドール |
母父 | Green Tune |
通算成績 | 4戦3勝 |
重賞勝利 |
18年菊花賞(G1) |
連対時 平均馬体重 | 482kg (最高:488kg) (最低:476kg) |
前走時馬体重 | 480kg |
POINT | |
ディープインパクト産駒らしい斜尻直飛。全体のバランスも整っていて美しいシルエットを披露している。長駆短背と呼ばれる活躍馬に多い体型で、一般的に中距離以上が向くとされるが、本質的に長距離よりも2000~2400mくらいが合っていそう。体の伸縮性にも優れており、長く良い脚を使うことが出来る。中山でも外回りの2200mなら問題なくこなせるだろう。菊花賞後は大事を取って放牧に出され、今回は休み明けとなるが、牧場でもしっかり乗り込まれているように腹周りにも血管が浮き上がるほど引き締まっている。いきなり能力全開といった雰囲気で、勝ち負けに期待。 |
AJCC
東海S