【東京新聞杯】2年連続G1馬が誕生!今年のスター候補は?きさらぎ賞も診断
2020/2/2(日)
東京新聞杯
きさらぎ賞
ヴァンドギャルド
(牡4、栗東・藤原英厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | スキア |
母父 | Motivator |
通算成績 | 9戦4勝 |
連対時 平均馬体重 | 471kg (最高:478kg) (最低:460kg) |
前走時馬体重 | 476kg |
POINT | |
母父が腹袋の立派なサドラーズウェルズ系種牡馬のモティヴェイターで、腹周りには丸みを感じさせる。ディープインパクト産駒の中ではパワーに秀でたタイプで、極端な高速決着よりも少し時計が掛かるくらいの馬場が合うイメージ。東京新聞杯は昨年こそ1分31秒9と安田記念並の高速決着になったが、それまでは1分34秒台の決着が多くかった。当日の馬場状態は必ずチェックしておきたい。真冬でも毛艶は良好で、皮膚の薄さを感じさせる。休み明けでも太め感なく仕上がった。 |
ケイアイノーテック
(牡5、栗東・平田厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | ケイアイガーベラ |
母父 | Smarty Jones |
通算成績 | 16戦3勝 |
重賞勝利 |
18年NHKマイルカップ(G1) |
連対時 平均馬体重 | 459kg (最高:468kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 474kg |
POINT | |
母がダート短距離で活躍したケイアイガーベラということもあり、胸前やトモに豊富な筋肉が付いている。胴が詰まった体型で、成長とともに筋肉量も増えて距離適性がより短くなってきた印象がある。マイルへの距離短縮は好材料と言えるだろう。ディープインパクト産駒の中でもパワーに寄ったタイプであるため、ある程度時計は掛かった方が良さそうだ。結果こそ出ていないが馬体面では依然として充実しており、GⅠを制した舞台なら侮れない。トモにも大きなスジが浮き上がり、馬体の張りも申し分ない。 |
ドーヴァー
(牡7、美浦・伊藤圭厩舎)
父 | アドマイヤムーン |
---|---|
母 | オルダニー |
母父 | Elusive Quality |
通算成績 | 26戦7勝 |
連対時 平均馬体重 | 494kg (最高:506kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 504kg |
POINT | |
ふっくらと発達した腹袋、横幅の広いトモはいずれもアドマイヤムーン産駒に多く見られる特徴。パワーに秀でた馬体構造で、繋ぎも立ち気味。他馬が苦にするような荒れ馬場・道悪でパフォーマンスを上げてくるタイプだ。東京新聞杯は決着タイムの速さに関わらず、開幕2週目の良好な馬場状態の下で行われる。極端な高速決着になった場合、どこまで対応できるかがカギ。一雨降るようなら楽しみな1頭だ。日当たりを考慮しても毛艶は前走時よりも良く見せており、状態面での前進が見込めそうだ。 |
プリモシーン
(牝5、美浦・木村厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | モシーン |
母父 | Fastnet Rock |
通算成績 | 13戦3勝 |
重賞勝利 |
18年関屋記念(G3) 18年フェアリーステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 485kg (最高:498kg) (最低:470kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | |
牝馬ながら500キロ近い馬だが、バランスが整っているために重苦しさは全く感じさせない。背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった瞬発力タイプの馬体構造で、決め手比べに強い。斜尻・直飛で良い脚を長く繰り出せる造りをしており、骨格自体も大きめでストライドも大きいため高速決着への対応力も高い。昨年と同水準の馬場で行われるなら注目しておきたい1頭。G1出走時には及ばないものの、休み明けながら馬体の張りも良い。力を出せる状態に仕上がった。 |
レイエンダ
(牡5、美浦・藤沢和厩舎)
父 | キングカメハメハ |
---|---|
母 | ラドラーダ |
母父 | シンボリクリスエス |
通算成績 | 11戦4勝 |
重賞勝利 |
19年エプソムカップ(G3) |
連対時 平均馬体重 | 483kg (最高:486kg) (最低:474kg) |
前走時馬体重 | 484kg |
POINT | |
全兄レイデオロ兄よりも胴が詰まった体型をしていて、飛節も「くの字」に折れている曲飛で瞬発力に優れている形。この伸縮性に優れた胴と、回転力に秀でた後肢を有することで、鋭い決め手を発揮することができる。全体に素軽いイメージがあり、開幕2週目の綺麗な馬場状態は合うはず。スローからのヨーイドンを最も得意とする馬体構造で、強力な逃げ馬不在のメンバー構成もプラス材料と言えるだろう。真冬でも毛艶は黒光りしており、非常に見栄えする。アップで見ると肋骨も薄っすらと浮き上がっている。 |
レッドヴェイロン
(牡5、栗東・石坂正厩舎)
父 | キングカメハメハ |
---|---|
母 | エリモピクシー |
母父 | ダンシングブレーヴ |
通算成績 | 12戦4勝 |
連対時 平均馬体重 | 481kg (最高:498kg) (最低:472kg) |
前走時馬体重 | 494kg |
POINT | |
バランスの良い体型に豊富な筋肉が付いている好馬体。特にトモは横幅が広く、肉付きも立派で父キングカメハメハの特徴が表れている。昨年の覇者インディチャンプも同じ父を母父に持ち、立派なトモを有していた。飛節は「くの字」に折れている曲飛で、瞬間的な加速力は相当。瞬発力タイプでありながら筋肉量が多いことで高速決着にも対応可能で、レースの流れに大きく左右されることなく力を発揮できそうだ。後肢の下腿部には血管が浮き上がっており、筋肉の張りも文句なし。 |
東京新聞杯
きさらぎ賞
※競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。