【アイビスSD】新潟名物千直戦!『複勝率80%』の鉄板ローテに該当するのは?…競馬JAPAN

追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!

カッパツハッチ

(牝5、美浦・矢野英厩舎)

キンシャサノキセキ
メイショウユウゼン
母父タイキシャトル
通算成績16戦3勝
連対時
平均馬体重
466kg (最高:480kg)
(最低:456kg)
前走時馬体重488kg
POINT
四肢が短いため重心が低く映る立ち姿。飛節の折りも深く、後肢の回転も速い。テンのダッシュが利きやすい構造をしているため、楽に先手を奪うことができるのだろう。胴周りにも伸びがあり、長く良い脚を繰り出せる持続力タイプの体型。千直競馬はコーナーが無いため息が入りづらく、ゴールまでスピードを持続させる能力が必要。馬体的なコース適性はかなり高く、昨年のアイビスSDでも2着と好走した。背中には薄っすらと銭型が浮き上がっており、代謝の良さを感じさせる。

ジョーカナチャン

(牝5、栗東・松下厩舎)

ロードカナロア
ラッキーダイス
母父ネオユニヴァース
通算成績11戦4勝
連対時
平均馬体重
449kg (最高:464kg)
(最低:434kg)
前走時馬体重460kg
POINT
筋肉の輪郭がハッキリと浮き出た筋肉質な馬体で、牝馬ながら迫力のある立ち姿を披露している。特に後躯の肉付きが良く、トモは膨らみを感じさせるほどパンと張っており、短距離馬らしい体型。前脚が若干短く映るシルエットでスピードの乗りが良く、この舞台で好成績を収めている点も納得できる。蹄が薄い造りで、左前脚は接着装蹄で留められている。蹄の形と素軽い走りから、良馬場でこそ持ち前のスピードが活きてくるだろう。過去との比較はできないものの、皮膚を薄く感じさせるほど馬体の張りが良く、毛艶も上々。良い状態でレースを迎えられそうだ。

ダイメイプリンセス

(牝7、栗東・森田厩舎)

キングヘイロー
ダイメイダーク
母父ダンスインザダーク
通算成績35戦7勝
重賞勝利 19年TV西日本北九州記念(G3)
18年アイビスサマーD(G3)
連対時
平均馬体重
498kg (最高:508kg)
(最低:490kg)
前走時馬体重498kg
POINT
500キロ近い大型馬ながら、牝馬らしい素軽さ・シャープな面を持ち合わせている。横幅の広いトモからは大きな推進力を生み出すことができそうで、スピードの絶対値が問われるような条件がベスト。胴周りにも程よい伸びがあるので持続力勝負も得意。近走はなかなか行き脚が付かなくなっているものの、曲飛で大型馬の割に後肢の回転が速く、千直競馬でのスピード勝負でも後半で巻き返すことができる。今回はテンの速そうな馬が揃ったため、スタートをキッチリ決めて良いポジションを獲りたい。7歳馬で大きな変わり身は無いものの、大きく衰えたところも感じない。銭型が浮いているように体調は良さそうで、現状の力は問題なく発揮できそう。

ナランフレグ

(牡4、美浦・宗像厩舎)

ゴールドアリュール
ケリーズビューティ
母父ブライアンズタイム
通算成績15戦4勝
連対時
平均馬体重
466kg (最高:476kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重482kg
POINT
胴がやや詰まった体型をしており、背中が短く見える。溜めて末脚を伸ばす瞬発力勝負に強い造りをしており、飛節も「くの字」に折れた曲飛であるため、瞬間的に速い脚を繰り出せる造り。千直競馬でも勝利を挙げているものの、本質的にはレースの中で「タメ」を作ったほうが良いタイプなので、コーナーのあるコースの方が向いている印象がある。アイビスSDは究極のスピード持続力比べになるレースなので、末脚勝負に徹してどこまで差を詰められるか。全体的に筋肉の輪郭がハッキリと浮き上がっていて、トモの張りも申し分ない状態。1週前にして態勢は整った。
今週のイチオシ

ライオンボス

(牡5、美浦・和田郎厩舎)

バトルプラン
ウーマンインレッド
母父ステイゴールド
通算成績17戦6勝
重賞勝利 19年アイビスサマーD(G3)
連対時
平均馬体重
531kg (最高:542kg)
(最低:518kg)
前走時馬体重542kg
POINT
大型馬らしいパワータイプの造り。中でも目を引くのは後肢の下腿部で、膨らむように発達して太い血管が浮き上がっている。トップスプリンターに多く見られる特徴で、純粋なスピード能力は現役馬の中でも上位。胴周りには伸びがあって、持続力勝負に向いた形。新潟千直は時に10秒台を切るような絶対的なスピードを実質3ハロンに渡って持続させる必要があるため、この馬のスピードと持続力がマッチするコースと言っていいだろう。繋ぎが立ち気味で、蹄にも厚みがあるタイプなので馬場が渋ってもこなせそう。昨年当レースを制した時と良い意味で大きく変わらない印象で、力を出せる仕上がり。

ラブカンプー

(牝5、栗東・森田厩舎)

ショウナンカンプ
ラブハート
母父マイネルラヴ
通算成績29戦3勝
重賞勝利 20年CBC賞(G3)
連対時
平均馬体重
430kg (最高:442kg)
(最低:424kg)
前走時馬体重442kg
POINT
440キロ台の馬体重が示す通り、牝馬らしい素軽いシルエット。前脚が短くスピードの乗りが良い前傾姿勢をしているので、ゲートを出た直後の加速力に優れている。胴の長さは平均的な造りだが、飛節は真っ直ぐに伸びた典型的な「直飛」の造りで、持続力勝負に強い形。スピードの持続力比べになるアイビスSDは3歳時に2着した実績があり、馬体的なレース適性は高い。前走は長い不振から抜け出す復活Vを遂げたが、昨年のスプリンターズS、アイビスSD出走時と比較しても、馬体のボリューム感が明らかに良くなっている。銭型も浮いて毛艶も文句無し、本来のデキが戻ってきたと見て良さそう。前走の勝利は決してフロックではないはず。
今週のイチオシ

ゴールドクイーン

(牝5、栗東・坂口智厩舎)

シニスターミニスター
サザンギフト
母父タイキシャトル
通算成績17戦6勝
重賞勝利 19年かきつばた記念(G3)
18年葵ステークス(重)
連対時
平均馬体重
454kg (最高:466kg)
(最低:448kg)
前走時馬体重454kg
POINT
※立ち写真は18年北九州記念
飛節がカーブしている「曲飛」の構造で、スタートセンスも良く、テンのダッシュが非常に速い。芝でも3歳時に重賞勝ちの実績があり、馬体重も450キロ前後で素軽い造り。新潟千直のスピード比べにも対応できるはずだ。週末の新潟競馬場は雨天予報が出ており、開幕週でも多少時計が掛かりそうな点もこの馬にとっては好材料だ。短距離を主戦場とする馬の中では比較的胴周りもゆったりした造りで、持続力勝負も望むところ。
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