【新潟2歳S】2歳重賞こそ馬体でわかる!元大手牧場スタッフのイチオシは!?
2020/8/28(金)
【キーンランドC】好走馬に活躍馬ズラリ!複勝率88%の衝撃データを大公開!…競馬JAPAN
※追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!
シュヴァリエローズ
(牡2、栗東・清水久厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ヴィアンローズ |
母父 | Sevres Rose |
通算成績 | 1戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 438kg (最高:438kg) (最低:438kg) |
前走時馬体重 | 438kg |
POINT | |
バランスの整った骨格でシルエットが美しい。長躯短背、斜尻直飛と父ディープインパクトと似たパーツの構成で、馬格のサイズも近い。素軽い瞬発力を長く使うような競馬が得意で、切れ味勝負になりやすい新潟外回りコースは合う舞台と言える。立ち姿のフォルムを見る限りはマイル~2000m辺りでの活躍が期待できそう。まだまだ発展途上にあり、これから筋肉量が増えてより逞しい体へと変化してくるだろう。2ヶ月ぶりでも理想的なボディコンディションで、仕上がりは上々。 |
ハヴァス
(牡2、栗東・橋口慎厩舎)
父 | ルーラーシップ |
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母 | ペルフィカ |
母父 | ゼンノロブロイ |
通算成績 | 1戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 454kg (最高:454kg) (最低:454kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | |
やや腰高に映るシルエットは父ルーラーシップ譲り。後肢自体が長く、飛節の角度も比較的真っ直ぐに近い「直飛」で、持続力勝負に強そう。トモの半腱半膜様筋にスジが浮き上がっているように、後躯の肉付きも立派で、テンからスピードに乗せて走ることができる。長い直線を有する新潟競馬場とはいえ、好位でレースを進められる点は有利。新馬戦では外回りコースで息の長い末脚を発揮しており、今回も同様の競馬ができれば楽しみ。薄っすらと肋骨が浮き上がっているようにシャープな仕上げを施されているが、決して細くは映らない。馬体の張りも良く、問題なく力を出せるはず。 |
フラーズダルム
(牝2、栗東・松永昌厩舎)
父 | キズナ |
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母 | クーデグレイス |
母父 | ホワイトマズル |
通算成績 | 1戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 454kg (最高:454kg) (最低:454kg) |
前走時馬体重 | 454kg |
POINT | |
馬体のシルエットが正方形に近く、マイル前後の距離が合いそう。瞬発力に優れているとされる「斜尻」に、後肢の回転が速そうな「曲飛」で、タメを利かせればいかにも弾けそうな構造をしている。新馬戦では4角先頭の競馬を披露したが、広い新潟コースではじっくりと末脚を活かすような競馬で真価を発揮しそう。まだ成長余地は残しつつも、筋肉の輪郭もハッキリと浮き上がっていて、これといった緩さは感じさせない。他馬との比較で完成度は上位に入るだろう。気持ち腹周りがふっくらと映るが、これは母父ホワイトマズルの影響が強いから。太め感は無く、仕上がりは万全。 |
ブルーシンフォニー
(牡2、美浦・伊藤圭厩舎)
父 | スクリーンヒーロー |
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母 | ブルーストーン |
母父 | コマンズ |
通算成績 | 1戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 464kg (最高:464kg) (最低:464kg) |
前走時馬体重 | 464kg |
POINT | |
背中が短く、腹周りが後躯に向かって引き締まっている体型。身体の伸縮性に優れているタイプで、溜めてこそ末脚が切れるタイプ。新馬戦でも見せたように瞬発力を活かした競馬が合うため、新潟の外回りコースへの適性は高そう。その一方で胴自体がやや詰まり気味でもあるため、距離にはある程度限界がありそうな雰囲気。筋肉量が増えて完成度が高まった時をイメージすると、マイル以下が主戦場になっていきそうだ。まだキ甲が伸び切っておらず、シルエットは腰高でこれから成長する余地を秘めている。毛艶も良く、現状のベストと言える仕上がりにありそうだ。 |
ブルーバード
(牝2、美浦・中舘厩舎)
父 | リーチザクラウン |
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母 | エーシンベタラネリ |
母父 | Elusive Quality |
通算成績 | 2戦2勝 |
連対時 平均馬体重 | 415kg (最高:416kg) (最低:414kg) |
前走時馬体重 | 416kg |
POINT | |
前走時の馬体重が416キロと小柄で、腹周りをスッキリと見せている細身な体型。骨格のバランスが整っていて、骨格の完成度自体は低くない。これからフレームに見合う筋肉が付いてくるだろう。飛節が「くの字」に折れている曲飛で、ピッチの利く走法をする。一般的に脚の回転が速い馬は道悪でもグリップ力が保てるため、馬場状態を問わない活躍が可能。馬体も小さいため、水分を含むような馬場でも上滑りすることなく走ることが出来るのだろう。雨が降っても心配はいらない。体型的にスプリント戦への適性を感じさせるため、マイルへの延長がカギになりそう。1週前の時点で毛艶はピカピカ、細すぎない理想的なコンディションだ。 |
ロードマックス
(牡2、栗東・藤原英厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | パーフェクトトリビュート |
母父 | Dubawi |
通算成績 | 1戦1勝 |
連対時 平均馬体重 | 450kg (最高:450kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 450kg |
POINT | |
全体的にボリューム感に富んだ馬体で、特に腹周りと後躯がどっしりとしていて迫力がある。トモは仙骨が傾斜している「斜尻」で横幅も十分、2歳夏の時点で肉付きも立派。大きな推進力を生み出せそうだ。ふっくらと見せる腹周りは母父ドバウィの特徴が出ている印象で、腹袋が大きい。このような体型をした馬は上がりの掛かる、底力を要する展開に強い。新馬戦で不良馬場をこなした点も納得できる。立ち姿自体は素軽さがあるので、スピードを要する新潟外回りでも対応できるはず。毛艶が黒光りしているように体調はかなり良さそうで、馬体の張りも上々。 |
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