【京成杯オータムハンデ】馬体でわかる適性ナンバーワンは!?セントウルSも診断
2020/9/11(金)
【セントウルS】該当馬が8連勝中の衝撃データと中京だからこそ狙える特注馬を公開!…競馬JAPAN
追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!
京成杯AH
セントウルS
アルーシャ
(牝5、美浦・藤沢和厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ザズー |
母父 | Tapit |
通算成績 | 14戦6勝 |
連対時 平均馬体重 | 433kg (最高:450kg) (最低:420kg) |
前走時馬体重 | 450kg |
POINT | |
馬体のシルエットに対して前脚が短く、重心が低い立ち姿。胸の深さも十分にあり、心肺機能の高さも窺える。肩周りやトモにはしっかりと筋肉が付いていて、450キロほどの馬体重以上に迫力を感じさせる。本質的にスピード勝負に強そうな体型をしているため、高速馬場になりやすい開幕週の芝は合っている印象。ただこの馬は父に似て飛節が真っ直ぐに伸びている「直飛」のため、長く良い脚を使える、広々としたコースがベスト。小回りコースへの対応がカギになるだろう。芦毛で毛艶や馬体の張りは判別しづらいが、アップで見るとしっかり血管が浮き上がっていることが分かる。太め感もなく、好仕上がり。 |
スマイルカナ
(牝3、美浦・高橋祥厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | エーシンクールディ |
母父 | Distorted Humor |
通算成績 | 8戦4勝 |
重賞勝利 |
20年フェアリーステークス(G3) |
連対時 平均馬体重 | 415kg (最高:420kg) (最低:410kg) |
前走時馬体重 | 410kg |
POINT | |
春までは華奢に映るシャープな体つきであったが、ひと夏越して馬体に膨らみを感じさせるようになってきた。前走は馬体重こそ減っていたものの、着実に成長していると考えて良い。後躯の半腱半膜様筋にはハッキリとスジが浮き上がっているように、付くべきところにしっかりと筋肉が付いている。クビが短くピッチが利く分、重馬場も苦にせず走ることができるが、蹄は薄く良馬場向き。自身の武器である軽快なスピードを発揮することができれば、ここでも楽しみ。腹周りは幾分ふっくらと見せているが、元々が小柄なタイプ。馬体がボリュームアップしているのは好材料だ。 |
トロワゼトワル
(牝5、栗東・安田隆厩舎)
父 | ロードカナロア |
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母 | セコンドピアット |
母父 | ハーツクライ |
通算成績 | 19戦5勝 |
重賞勝利 |
19年京成杯オータムハンデ(G3) |
連対時 平均馬体重 | 461kg (最高:468kg) (最低:458kg) |
前走時馬体重 | 464kg |
POINT | |
牝馬らしい軽さを感じさせる立ち姿である一方、父ロードカナロアに似て後躯の発達が顕著。横幅が広く、丸みを感じさせるほど筋肉が膨らんでいる。大きなきな推進力を得られたからこそ、昨年の京成杯オータムハンデでレコード勝ちを収めることができたのだろう。蹄もベタっとしていて地面との接地面積が大きそう。やはり綺麗な馬場がべストと考えられるため、今年も良馬場ならば要注目。胴周りを中心に薄っすらと銭型が浮き上がっており、代謝の良さが伝わってくる。毛艶は前回以上に光沢があって、状態はかなり良さそう。 |
メイケイダイハード
(牡5、栗東・中竹厩舎)
父 | ハードスパン |
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母 | メイケイソフィア |
母父 | キングカメハメハ |
通算成績 | 29戦5勝 |
重賞勝利 |
20年トヨタ賞中京記念(G3) |
連対時 平均馬体重 | 530kg (最高:538kg) (最低:522kg) |
前走時馬体重 | 532kg |
POINT | |
骨格の大きさもさることながら、目に留まるのはその筋肉量。太いクビさしに、盛り上がるように発達した肩周り。ハードスパン産駒には大型馬が多く、ダートでの活躍も目立つ。この馬も典型的なパワータイプの構造で、時計が掛かるような力を要する馬場状態が合っている。中京記念は荒れ気味の馬場と前掛かりの展開がこの馬にとって良い方向へ働いた。前走の関屋記念同様に、今回もスピード勝負への対応がカギになるだろう。サマーマイルシリーズ3戦目となるが、引き続き後肢の下腿部には血管が浮き上がっていて、馬体の張りは上々。状態面に関して不安は見当たらない。 |
ラセット
(牡5、栗東・庄野厩舎)
父 | モンテロッソ |
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母 | ナンヨーサフラウア |
母父 | アグネスタキオン |
通算成績 | 17戦4勝 |
連対時 平均馬体重 | 482kg (最高:500kg) (最低:470kg) |
前走時馬体重 | 490kg |
POINT | |
父モンテロッソは現役時代にドバイワールドCを制しているように、ダートで活躍。本馬も繋ぎが短く立っているように、脚元の造りは砂を意識させる。しかし、蹄自体はベタっと寝た造りをしており、ダートでは脚を抜き上げる際に不利になってしまう。ゆえに芝で結果を出しているが、その中でも立ち気味の繋ぎが影響して、多少時計の掛かる馬場で好成績を残しているのだろう。骨格のバランスが良く、曲飛で一瞬の脚は速いタイプ。高速決着に対応できれば、小回りコースで決め手が活きてきそう。500キロ近い馬格でも太め感なく仕上がっていて、力を出せる状態にありそうだ。 |
ルフトシュトローム
(牡3、美浦・堀厩舎)
父 | キンシャサノキセキ |
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母 | ハワイアンウインド |
母父 | キングカメハメハ |
通算成績 | 4戦3勝 |
重賞勝利 |
20年ニュージーランドT(G2) |
連対時 平均馬体重 | 486kg (最高:492kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | |
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。胴自体の造りも詰まり気味で、マイル以下の距離に適性を感じさせる体型。飛節は緩やかにカーブしていて、瞬間的な加速力も秘めている。デビューからの2戦は先行策、ニュージーランドTでは中団から一気に伸びて差し切り勝ちを収めているが、馬体的には差す競馬で持ち味が活きてきそう。4ヶ月ぶりの実戦となるが、太く発達したクビ周りを始め、全体にボリュームアップしてきた印象。筋肉量が豊富なので、高速決着にも十分対応はできるはずだ。それでも骨格はまだ発展途上にありそうで、今後の成長が楽しみな1頭。 |
京成杯AH
セントウルS
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