【菊花賞】長距離適性は馬体で見抜く!秋華賞でもイチオシ馬が2着に好走!
2021/10/22(金)
[PR]水上学も在籍!菊花賞の予想買い目を無料公開…【競馬JAPAN】
※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!
- 10/23(土)夕方発行
東京スポーツ(菊花賞の予想を掲載) - 10/24(日)15:10頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京11R~12R)
ヴァイスメテオール
牡3
[美]岩戸厩舎
父 | キングカメハメハ |
---|---|
母 | シャトーブランシュ 母父:キングヘイロー |
通算成績 | 5戦3勝[3-0-0-2] |
---|---|
前走時馬体重 | 502kg |
後躯は横幅が広く、肉付きが非常にいい。スピード能力に長けたキングマンボ系の特徴が発現している。胸は縦幅があり、心肺機能の高さが窺える。胴周りにも窮屈さは感じないものの、全体に筋肉質な印象のある馬体。前脚がやや短めで、走法的にもピッチが速いタイプ。本質的には中距離がベストの印象で、阪神芝3000mは上がりを要するようにかなりタフなコース。距離への対応がカギ。ラジオNIKKEI賞から3ヶ月半ほど間隔は開いたが、太め感なく仕上がっていて、馬体の張り具合も良好。いきなり動けそう。
ヴィクティファルス
牡3
[栗]池添学厩舎
父 | ハーツクライ |
---|---|
母 | ヴィルジニア 母父:Galileo |
通算成績 | 6戦2勝[2-1-0-3] |
---|---|
前走時馬体重 | 474kg |
前駆立派な筋肉が付いているパワフルな馬体。母父のガリレオが影響して、腹周りの造りもどっしりとした重厚感がある。瞬発力が問われるレースよりも上がりが掛かるレースのほうが合っているので、距離をこなせれば阪神芝3000mの流れは合いそう。やや重心が低めで、本質的には中距離がベストのタイプ。春と比較しても全体に余分な肉が削げて、完成度が高まってきた。トモのボリューム感も近走の中では一番で、筋肉の輪郭もより明瞭に。馬体の張りは前走から上向いている印象で、休み明けを叩いた効果が感じられる。
エアサージュ
牡3
[栗]池添学厩舎
父 | Point of Entry |
---|---|
母 | Nokaze 母父:Empire Maker |
通算成績 | 4戦3勝[3-0-0-1] |
---|---|
前走時馬体重 | 532kg |
前走時532キロとかなりの大型馬ながら、胴周りはコンパクトにまとまっていて、シルエットはやや前後に詰まっている。四肢には十分な長さがあり、骨格の大きさから跳びは決して小さくないものの、サイズを考えれば意外とピッチの利くタイプ。飛節も「くの字」に折れている「曲飛」の構造で、スタート直後の加速は後肢の造りも影響していそう。体型的にはステイヤーというよりは中距離馬だが、胸が深くて心肺機能は高い。近2走は逃げて結果を出しているが、控えても能力は発揮できそうな体型。2ヶ月ぶりでも薄っすらと肋骨が浮き上がり、太め感なく仕上がっている。
グラティアス
牡3
[美]加藤征厩舎
父 | ハーツクライ |
---|---|
母 | マラコスタムブラダ 母父:Lizard Island |
通算成績 | 5戦2勝[2-0-0-3] |
---|---|
前走時馬体重 | 500kg |
飛節がカーブした「曲飛」の造りで、トモにはバネ感があり、500キロ近い大型馬ながらピッチが速く機動力に優れている。ハーツクライ産駒の中では比較的、胴にまとまりがあるタイプで、背中のラインが短めに映るシルエット。瞬発力に優れており、スタートセンスも良く好位で脚を溜められる点が最大の長所。本質は中距離タイプも、骨格のバランスが整っているので流れに乗れれば3000mでも。全体に余裕があった前走時の立ち姿と比較して、今回は腹周りをスッキリと見せており、叩いた効果が感じられる。馬体の張りも前走以上。
タイトルホルダー
牡3
[美]栗田徹厩舎
父 | ドゥラメンテ |
---|---|
母 | メーヴェ 母父:Motivator |
通算成績 | 7戦2勝[2-2-0-3] |
---|---|
前走時馬体重 | 466kg |
トモの肉付きが良く、力強いキックで大きな推進力を生み出せそうなスピードを感じる馬体。飛節はカーブしている「曲飛」でピッチは速いタイプ。スタートしてからのダッシュも速い。春と比較して骨格の完成度が高まり、胴周りにも若干伸びが感じられるようになった。それでもシルエットは前後にまとまりがあって、マイラー質が強い。やはりベストはマイルから2000m前後。体型的に3000mは長いと見ている。前走も毛艶の良さが目立っていたが今回もいい状態をキープ。大敗後でもダメージは全く感じられない。
ディープモンスター
牡3
[栗]池江寿厩舎
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | シスタリーラヴ 母父:Bellamy Road |
通算成績 | 6戦3勝[3-1-0-2] |
---|---|
前走時馬体重 | 454kg |
ムダ肉の少ない体型で、四肢を長く見せている。体型的には距離が延びて良さが出そうなタイプで、3000mへの距離延長は好材料。阪神コースであることを考えるともう少し肉付きがあってもいいが、同世代同士での長距離適性は有利に働くだろう。骨格のバランスが良く、長くいい脚が使えそうで、阪神芝3000mの持続力勝負も問題なさそう。蹄は薄いタイプではあるものの、ダービー時は接着装蹄だったのに対して、今回は釘で打てている様子。休養を挟んで蹄の状態は良化していると見ていい。馬体の張りにはまだ良くなる余地を残しつつ、休み明けでも太め感はなく仕上がっている。
モンテディオ
牡3
[栗]四位厩舎
父 | ジャスタウェイ |
---|---|
母 | ディオニージア 母父:Tejano Run |
通算成績 | 11戦2勝[2-4-3-2] |
---|---|
前走時馬体重 | 474kg |
背と腹のラインが平行に近く、やや長く見える体型。父ジャスタウェイ、その父ハーツクライも同様に胴周りに伸びがあり、父方の影響が馬体に表れている。一瞬の切れよりも持続的な脚を繰り出すのに向いていて、レース後半の持続力勝負になりやすい阪神芝3000mの流れは合っていそう。腹袋もしっかりとした造りで、上がりの掛かる展開も合う。比較的肉付きのいいタイプだが、クビさしも細めで長く、同世代同士なら距離も十分克服可能。やや腰高なシルエットで、まだまだ成長の余地を残す。それでも薄っすら肋骨が浮き上がる理想的なコンディションで、仕上がりは良好。
レッドジェネシス
牡3
[栗]友道厩舎
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | リュズキナ 母父:Storm Cat |
通算成績 | 9戦3勝[3-1-2-3] |
---|---|
前走時馬体重 | 490kg |
サイズ感のあるバランスのいい骨格に立派な筋肉が付いている。胸前から肩周りにかけて盛り上がるように発達しており、トモの肉付きもいい。筋肉質な点は母父ストームキャットが影響している可能性が高い。体型的にはステイヤーではなく、曲飛でピッチの利く走りをすることからも、2000~2400mがベストの雰囲気。ただ四肢はスラっと長く見せているので、脚の使いどころ一つか。神戸新聞杯時は若干ふっくらとして映った馬体が、一叩きされたことにより格段に締まってきた。体つきにもメリハリが出て、短期間で良化している。本番仕様に仕上げられてきた。
オーソクレース
牡3
[美]久保田厩舎
父 | エピファネイア |
---|---|
母 | マリアライト 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 4戦2勝[2-1-1-0] |
---|---|
前走時馬体重 | 476kg |
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった、溜めてこそ切れる瞬発力タイプ。シルエットは前後にまとまりがあった母マリアライト似。本質的には2400m前後がベストの印象も、腹周りはスッキリと見せていて、同世代同士なら3000mもこなせる可能性が高い。体型的にはもっと瞬間的に切れる脚を使えていい馬だが、近走の競馬を見ていると追ってから一呼吸あって伸びている。潜在能力だけで走っている印象で、完成されればもっと反応は良くなりそう。セントライト記念は休み明けで緩さを感じたが、今回は馬体の張り、毛艶が明らかに上昇ムード。見た目にも使った効果が感じられ、グンと上向いてきた。
セファーラジエル
牡3
[栗]高柳大厩舎
父 | キズナ |
---|---|
母 | ダークサファイア 母父:Out of Place |
通算成績 | 9戦2勝[2-3-0-4] |
---|---|
前走時馬体重 | 522kg |
背中が長めで、腹側のラインと平行に近く見える体型。スパッと切れずとも、長く良い脚を繰り出すことができそう。脚もスラっと長く、身体も柔らかいため一完歩が大きい。前走は後方から伸び切れなかったが、本来は好位から早めに動いて押し切るような競馬がベストスタイル。大型馬ではあるものの、クビさしが細めで重たく見せない。母系は短距離志向が強いものの、この馬単体で見ると距離はこなせそう。500キロ超の馬格で、坂のある阪神コースも合っている。前走時も馬体のコンディションは良かったが、今回も体つきは引き締まっていて、張り具合も上々。状態の良さが窺える。
※競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。
500キロ近い大型馬であるものの、筋肉の付き方は比較的なだらかなタイプで、四肢にも伸びがあるため重たさを感じさせない。キ甲にも伸びが出て、春よりもバランスが整ってきた。飛節は父ヴィクトワールピサ譲りの「曲飛」で、セントライト記念では直線まで仕掛けを待って、一瞬の脚を繰り出して差し切った。阪神芝3000mは後半の持続力勝負になりやすいため、末脚を上手く引き出せるかがカギ。前走との直接比較はできないものの、毛艶や馬体の張りは申し分ない。いい状態でレースを迎えられそうだ。