背中が短く、胴自体も詰まり気味。飛節も「くの字」に折れている「曲飛」の造りで、500キロ近い大型馬ながら後肢のピッチは速い。一瞬の切れ味に秀でており、瞬発力勝負には滅法強いタイプと見ていいだろう。父キングカメハメハ譲りの立派な後躯を有しており、かなりのスピード能力を秘めた馬体。阪神外回りコースは持ち前の末脚を活かせる、ベストの舞台といっていい。昨年の当レースでは5着に敗れているが、その時と比較しても体つきは明らかにボリュームアップ。銭型模様も浮き上がっているように、毛艶も非常にいい。近走でも一番のデキにありそう。

雄大な骨格に立派な筋肉が付いており、見た目にパワフルな馬体の持ち主。マイル重賞の勝ち馬ではあるものの、四肢はスラっと長く見せていて、中距離志向の強いタイプ。極端なスピード勝負はどうかも、阪神芝1600mは外回りで広々としたコース。本馬の雄大なフットワークが活きてくる舞台といえるだろう。530キロ超とかなりの大型馬でありながら「曲飛」でバネ感があり、背中は短めで、速い脚を繰り出せる点が長所。決め手比べになっても対応可能と見る。今回は栗東・辻野厩舎へと転厩して初めてのレースとなるが、馬体の張りは素晴らしく、毛艶にも光沢があって、状態の良さが伝わってくる。ボリューム感のある体付きでも、太め感はない。

500キロ近い馬体重が示すように、かなり筋肉質な馬体。父譲りの大きく発達したトモに加えて、胸前～肩周りの肉付きも実にパワフル。前後にまとまりがある分、よりパワー型の印象が強い。高速決着も悪くないが、近2走は道悪馬場も苦にせず連勝している点に注目。脚元を見ても渋った馬場はOKで、馬場不問で力を発揮できそうだ。明け4歳馬ということもあり、筋肉の輪郭などを見る限り、まだ余分な肉が削げそうな感じ。いい意味で良化の余地を残している印象だ。それでも馬体の張り、毛艶は特に注文を付けるところはなく、現状のベストといえる状態に整っている。

腹周りに余分な肉が一切付いていないシャープな体型。胴周りに伸びがあり、胸の深さも十分で、四肢をスラっと長く見せている。スピードのある馬なので、マイルでも問題なく好走しているものの、馬体的には距離が延びても問題なく映る。ストライドが大きいタイプなので、広い阪神外回りコースは好材料。曲飛でバネ感があり、胴周りは細身でも、トモの容量は十分。以前よりもキ甲部分がグンと伸び、体のバランスが良くなった。骨格はほぼ完成したと見ていいだろう。薄っすらと肋骨が浮き上がる理想的なボディコンディション。仕上がりは良好。

父キングカメハメハ譲りで、かなり筋肉質な馬体。肘付きの良さなどを見ても分かるように全体にシャープでムダ肉が少ない。トモの横幅も広く、後躯が発達して、高いスピード能力を秘めている。筋肉の質感は硬めで、切れるタイプではないが、好位から水準以上の速い脚を繰り出すことができる。阪神マイルでの重賞勝ちもあり、コース適性は問題なし。今回は近2走と比較しても、スッキリとしたフォルムで、かなり絞り込まれている印象。撮影時点で中間の追い切り本数は1本のみも、馬体に太め感はなく、筋肉の張りもある。前走よりも動けそうなフォルム。

バランスのいい骨格で、前脚に十分な伸びがあり、全体に素軽さが勝った立ち姿。気性的に掛かる面があるため、マイル戦に良績が集中しているものの、馬体的には2000mくらいまで対応できそうなタイプ。背中がやや短く、腹側のラインが長く後躯に向かって引き締まった「長躯短背」の造り。同時に窮屈な印象がないため、追ってからの持続力もなかなかのモノ。絶対能力は高そうで、力を発揮しやすい外回りコースも悪くない舞台。休み明けを一度使った効果か、腹周りは肋骨が薄っすら浮いてシャープに仕上がっている。後肢の下腿部にも血管がハッキリ浮いて、状態の良さが伝わってくる。