【安田記念】今年は混戦模様!マイル王にふさわしいイチオシ馬体はどの馬だ!?
2022/6/3(金)
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※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!
- 6/4(土)夕方発行
東京スポーツ(安田記念の予想を掲載) - 6/4(土)13:00頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京7R~9R) - 6/5(日)14:30頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京10R~12R)
ヴァンドギャルド
牡6
[栗]藤原英厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | スキア 母父:Motivator |
通算成績 | 20戦5勝[5-1-4-10] |
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前走時馬体重 | 480kg |
背中は短く、腹側のラインが長く映る造り。体型的に瞬発力勝負を得意とする形。注目すべきは腹周りの造りで、母父モティヴェイター~サドラーズウェルズ系の特徴が発現して、腹袋がふっくらと発達している。瞬発力タイプではあるものの、本質的には底力を要する、時計のやや掛かる馬場がベスト。よって、パワーの要る洋芝が用いられているドバイで安定した実績を残しているのだろう。今回は高速決着への対応がカギ。道悪は苦にしないので、雨が降ったら面白い1頭。海外遠征帰りでも馬体のコンディションは非常に良く、薄っすらと肋骨が浮き、張り感も十分。
カフェファラオ
牡5
[美]堀厩舎
父 | American Pharoah |
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母 | Mary’s Follies 母父:More Than Ready |
通算成績 | 11戦6勝[6-0-0-5] |
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前走時馬体重 | 526kg |
古馬になって余分な肉が削げて、馬体は完成の域に入って来た。筋肉量が増し、骨格のバランスも良くなってきている。飛節は「くの字」に折れている曲飛で、比較的二の脚は利くタイプ。繋ぎは立ち気味で蹄にも厚みがあり、脚元を見る限りはやはりダートがベター。ただし、トモは横幅が広く、スピード能力に長けている。胴周りにも程よいまとまりがあって、追ってからの反応速度も速いので、未知数ではあるものの、反発力を上手く活かせれば。季節的なこともあるが、毛艶や馬体の張りはG1勝ちを挙げた前走以上。休み明けでも太め感なく仕上がっている。
カラテ
牡6
[栗]辻野厩舎
父 | トゥザグローリー |
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母 | レディーノパンチ 母父:フレンチデピュティ |
通算成績 | 30戦6勝[6-2-1-21] |
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前走時馬体重 | 530kg |
マイル重賞の勝ち馬ではあるものの、四肢はスラっと長く見せていて、中距離志向の強いタイプ。広い東京コースは合っている一方、究極のスピード勝負はカギになりそう。ただし、以前よりも体つきは引き締まって、パワフルさの中に素軽さも感じられるようになってきた。背中は短めで、大型馬でも速い脚を繰り出せるタイプ。繋ぎは立ち気味で、道悪は苦にしない印象。日当たりの関係もあるが毛艶は前走よりも良化傾向にあり、血管もよりハッキリと浮いている。筋肉の張りはアップしていると見ていいだろう。
サリオス
牡5
[美]堀厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | サロミナ 母父:Lomitas |
通算成績 | 12戦4勝[4-2-1-5] |
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前走時馬体重 | 550kg |
骨量豊かで肉付きも良く、迫力のある立ち姿。胴長とまではいかずとも、背中周りは窮屈に見せず、持続力を感じさせる。骨格のサイズに対して少しトモが頼りない面があるため、スピードを要求される1200m戦は、結果的に忙しかった印象。1600mへの距離延長は好材料と見る。極端な高速決着はどうかも、多少時計が掛かれば。今回は肋骨がハッキリと浮き上がっていて、1週前の時点で高松宮記念時よりも全体に細身な体つき。前走は過去最高体重だったので、絞れるのは悪くなさそう。右前蹄の状態も良化しているようだ。
シュネルマイスター
牡4
[美]手塚厩舎
父 | Kingman |
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母 | Serienholde 母父:Soldier Hollow |
通算成績 | 8戦4勝[4-2-1-1] |
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前走時馬体重 | 480kg |
胴が詰まり気味で、伴って背中も短め。前後の連動性に優れており、飛節の「くの字」に折れている「曲飛」タイプ。瞬間的な加速能力は現役馬の中でもトップクラス。1800mの毎日王冠でも勝利を収めているものの、完成度が高まって筋肉量が増し、よりパワフルな体つきになってきた。現状は1600m戦がベストだろう。トモの肉付きも素晴らしく、特に大腿筋膜は膨らむように発達。かなりのスピード能力を秘めている印象で、高速決着も合っている。今回は海外遠征帰り初戦。もともとの体型もあるが、腹周りはもう少し絞れそう。ただ、張りツヤは上々で、体調面に不安は感じられない。
ソウルラッシュ
牡4
[栗]池江寿厩舎
父 | ルーラーシップ |
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母 | エターナルブーケ 母父:マンハッタンカフェ |
通算成績 | 10戦5勝[5-0-0-5] |
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前走時馬体重 | 500kg |
かなり筋肉質な馬体で、腹袋も大きく、見た目にパワフル。キングマンボ系特有の発達したトモに加えて、胸前から肩周りの肉付きも力強い。蹄には厚みがあり、近3走は道悪馬場も苦にせず連勝。雨が降って馬場が渋るようであれば、G1で相手強化でも十分勝ち負けできるはず。重厚感があるパワータイプではあるものの、後躯の発達具合を見ると、スピード決着に対応できるだけの下地はある。伸び盛りの4歳馬で、前走以上に体つきは引き締まっており、完成度も徐々に高まってきた。引き続き、後肢の下腿部には血管が浮き上がり、馬体の張りも抜群。
ソングライン
牝4
[美]林厩舎
父 | キズナ |
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母 | ルミナスパレード 母父:シンボリクリスエス |
通算成績 | 10戦4勝[4-2-1-3] |
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前走時馬体重 | 486kg |
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。典型的な瞬発力タイプの体型で、道中しっかりとタメを利かせることで、終いに鋭い脚を繰り出すことができる。飛節は折れすぎず、真っ直ぐ過ぎない、理想的な角度。長くいい脚を繰り出せるタイプなので、広い東京コースは合う。馬格も大きく、高速決着も対応はできる。繋ぎは立ち気味で、開催後半の馬場で大きな反発力を生み出せそうな点もいい。中2週でも馬体減りはなく、前走と同レベルのいい状態をキープ。毛艶も黒光りして、体調の良さが伝わってくる。
ナランフレグ
牡6
[美]宗像厩舎
父 | ゴールドアリュール |
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母 | ケリーズビューティ 母父:ブライアンズタイム |
通算成績 | 29戦6勝[6-5-3-15] |
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前走時馬体重 | 486kg |
胴詰まりの体型。溜めて末脚を伸ばす瞬発力勝負に強い造りをしており、飛節も「くの字」に折れた角度がキツめの「曲飛」で後肢の回転力に優れている。筋肉質で1200mベストの印象こそあるものの、終い勝負のタイプなので、タメさえ利けば克服できそう。ダートでも勝ち星があるように、反発力を生み出せそうな、短めの繋ぎが特徴的。道悪は得意で、時計が速くなった場合でもスプリントへの対応力でカバーできる可能性は十分にある。今回は少しレース間隔が開いたものの、薄っすらと肋骨が浮き上がる理想的なコンディションで、前走と遜色ない状態に仕上がっている。
ファインルージュ
牝4
[美]木村厩舎
父 | キズナ |
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母 | パシオンルージュ 母父:ボストンハーバー |
通算成績 | 9戦3勝[3-4-1-1] |
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前走時馬体重 | 500kg |
牝馬ながら500キロを超える馬格があり、骨量・筋肉量は共に豊富。ストライドも雄大で、高速決着への対応力を感じさせる。飛節は「くの字」に折れた「曲飛」で、バネが利いて馬格は大きくとも、後肢の回転力に優れており、末脚勝負も向いている印象だ。胴に伸びがあって広いコースも合うイメージがあり、ヴィクトリアマイルでも2着と好走したように、東京マイルへの適性は高い。蹄は薄いので、本質的には綺麗な馬場でこそのタイプ。中2週のローテーションでも、前走に引き続き銭型模様が浮き上がっていて、体調の良さが窺える。筋肉の張りも上々。
レシステンシア
牝5
[栗]松下厩舎
父 | ダイワメジャー |
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母 | マラコスタムブラダ 母父:Lizard Island |
通算成績 | 15戦5勝[5-5-2-3] |
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前走時馬体重 | 510kg |
胴周りに伸びがある持続力タイプ。背中周りには程よいまとまりもあって、仕掛けてから鋭い脚も使える点が本馬の長所。父ダイワメジャー譲りの豊かなトモで、スピード・スタートの加速力に優れる。1200m戦でもトップクラスの実績を有しているものの、骨格的には1400m~1600mがベストのイメージ。ただし、成長に伴いスプリント色が強くなってきたため、現状の完成度・牡馬との混合戦で押し切れるかはカギになる。前走のように、縦長で先行馬が残る展開になれば。春3戦目になるが大きく消耗はしておらず、馬体の張りはキープできていて、力は発揮できそう。
セリフォス
牡3
[栗]中内田厩舎
父 | ダイワメジャー |
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母 | シーフロント 母父:Le Havre |
通算成績 | 5戦3勝[3-1-0-1] |
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前走時馬体重 | 490kg |
バランスのいい骨格に父ダイワメジャー譲りの豊かな筋肉が付いている。胴に程よいまとまりがあって、腹周りは後躯に向かって引き締まった形。持続型の多いダイワメジャー産駒の中では、かなり末脚が切れるタイプ。比較的完成度の高い馬で、2歳時から後躯のボリューム感は目立っているが、今春になってさらにパワーアップ。素軽いフォルムもキープできていてスピード感十分、古馬相手での高速決着でも十分に対応できそう。前走も休み明けながらキッチリ仕上がっていたが、今回は使ったなりに筋肉の張りは上々。毛艶も良化していて、デキは上向き。
ロータスランド
牝5
[栗]辻野厩舎
父 | Point of Entry |
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母 | Little Miss Muffet 母父:Scat Daddy |
通算成績 | 14戦6勝[6-4-0-4] |
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前走時馬体重 | 476kg |
非常に筋肉量が豊富で、ボリューム感のある好馬体。盛り上がるように発達した前駆もさることながら、後躯も横幅が広く、大腿筋膜や半腱半膜様筋など、主要な筋肉の発達が著しい。スピードとパワーに優れたタイプでありながら、背中にはまとまりがあって、後肢のバネも利く。追ってからも速い脚を使えるので、好位でリズム良く運べば一発あっても驚けない。実績が示す通り、体型的にはマイル戦でも全く問題なく力を出せる。いつも良く見せる馬ではあるものの、高松宮記念時に続き筋肉の張り、毛艶、共に申し分ない状態に仕上がっていて、まさに充実期を迎えている印象。
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胴長タイプが多いハーツクライ産駒の中でも、本馬は胴にまとまりがあって、背中が短めに映るフォルム。筋肉は柔軟で伸縮性に優れており、飛節の折りも深い「曲飛」タイプでバネ感・瞬発力を感じさせる。トモ脚が長いためやや腰高に映っているが、春よりも背が伸びて、バランスは良くなった。筋肉もボリュームアップして、迫力が増している。以前はシャープなシルエットで中距離志向が強かったものの、この体つきであれば、高速決着にも対応できそう。休み明けでも毛艶・馬体の張りは申し分ない状態。気持ち絞れそうな余地は残っているが、当週の一追いで引き締まってくるだろう。