【天皇賞・秋】中距離チャンピオン決定戦!有力馬の適性・仕上がりは要チェック!
2022/10/28(金)
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※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!
- 10/29(土)夕方発行
東京スポーツ(天皇賞・秋の予想を掲載) - 10/29(土)14:30頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京10R~12R) - 10/30(日)14:30頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京10R~12R)
カラテ
牡6
[栗]辻野厩舎
父 | トゥザグローリー |
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母 | レディーノパンチ 母父:フレンチデピュティ |
通算成績 | 32戦7勝[7-2-1-22] |
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前走時馬体重 | 532kg |
マイル路線で活躍してきたが、以前から当欄でも触れていたように、四肢が長めで中距離志向が強いタイプ。筋肉量は多く、力強さが前面に出た、パワフルな馬体の持ち主。2000m戦であれば、ある程度の時計勝負にも対応はできそう。繋ぎは立ち気味で蹄にも厚みがあり、渋った馬場は苦にしない。胴周りにはまとまりがあり、大型馬でも瞬発力を秘めている。少し間隔は開いたが仕上がりは上々で、見た目に毛艶がいい。後肢の下腿部にも、血管が浮き上がっている。一時期よりも体つきにメリハリが出て、再び充実期を迎えている印象だ。
ジオグリフ
牡3
[美]木村厩舎
父 | ドレフォン |
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母 | アロマティコ 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 6戦3勝[3-1-0-2] |
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前走時馬体重 | 492kg |
毛色は母アロマティコと同じ栗毛。胴周りに伸びのある骨格や、シャープに見える筋肉の付き方は母の血が発現している。ただし、胸前の筋肉は盛り上がるように発達していて、パワフルな父系の特徴も感じさせる。肩の角度が立ち気味で、走法的にピッチは速い。スピードがあるため、2000mへの距離短縮は歓迎。小回りコースの皐月賞勝ち馬ではあるものの、胴長・直飛の持続力タイプで、広いコースは問題なさそう。腹周りはスッキリと見せて、休み明けでも馬体は引き締まっている。春からの大きな成長こそ感じないものの、状態面に関しては不安なし。
シャフリヤール
牡4
[栗]藤原英厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | ドバイマジェスティ 母父:Essence of Dubai |
通算成績 | 8戦4勝[4-0-2-2] |
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前走時馬体重 | 446kg |
背中が短く、腹側のラインが長く映る「長躯短背」の造り。斜尻で飛節は程よく角度が付いており、父ディープインパクト産駒と似たフォルムで決め手勝負に強い。コンパクトな馬ではあるものの、骨格に対して筋肉量は十分。スピード能力も高く、高速決着の中距離戦こそ本馬の持ち味が活きてくる。速いペースでの好走歴もあり、ハイペースでもスローペースでも安定した末脚を発揮できそう。今回は6月の英国遠征以来の出走となるが、馬体にはボリューム感があって、昨秋と比較しても完成度が高まってきた印象。腹目にはラインが浮き上がっていて、筋肉の張りも上々。いきなり力を出せるデキ。
ダノンベルーガ
牡3
[美]堀厩舎
父 | ハーツクライ |
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母 | コーステッド 母父:Tizway |
通算成績 | 4戦2勝[2-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 494kg |
骨格全体のバランスに対して、背中が長く映るシルエット。胴に伸びがあって、持続力に優れたハーツクライ産駒の特徴が馬体に表れている。後肢の飛節はカーブしている「曲飛」寄りの構造。胴長でもギアチェンジ能力に優れ、筋肉の質感もしなやかで強い。持続する末脚は広い東京コースでこそ活きてくる。体型的には中長距離で幅広く対応できそう。馬体そのものは大きく変わった感じはないものの、今回はダービー時と比較すると、腹周りを若干ふっくらと見せている。1週前にハードな追い切りを消化しており、これでグンと引き締まってきそう。
ノースブリッジ
牡4
[美]奥村武厩舎
父 | モーリス |
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母 | アメージングムーン 母父:アドマイヤムーン |
通算成績 | 10戦5勝[5-0-1-4] |
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前走時馬体重 | 494kg |
骨格・筋肉量共に水準以上の迫力ある馬体。父モーリスよりも筋肉の質感は柔軟で、繋ぎが長いため跳びも大きい。背中周りにも伸びがあって、ノビノビと走ることができる広いコースがベスト。距離は延びて良さそうな印象も、飛節の折りはややカーブ系の「曲飛」で、その分回転力がある。筋肉量も考慮して、2000m前後が合っている距離と見て問題ないだろう。毎日王冠時の立ち姿と比較して、今回のほうが全体にシャープ。ただ、細すぎる印象はなく、血管が浮き上がっているように張り感は抜群。中2週で上積みを感じさせる。
バビット
牡5
[栗]浜田厩舎
父 | ナカヤマフェスタ |
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母 | アートリョウコ 母父:タイキシャトル |
通算成績 | 10戦4勝[4-2-0-4] |
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前走時馬体重 | 474kg |
筋肉質な馬体の持ち主で、特に胸前と横広のトモが特徴的。スピードに秀でた、力強さが前面に出た体型。胴は詰まり気味で、前後の連動性に優れており、ピッチが速い。テンのスピードも速く、安定した先行力に繋がっている。母父のタイキシャトルが強く出ている印象で、距離は1600~2000mがベストの印象。距離短縮は悪くない。広い東京コースで先行策を取ってどこまで踏ん張れるか。休養が長かった分、一度使ったもののまだ全盛期と比べると、張りツヤはひと息。それでも使った効果は感じられ、状態は少しずつ上向いている。
パンサラッサ
牡5
[栗]矢作厩舎
父 | ロードカナロア |
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母 | ミスペンバリー 母父:Montjeu |
通算成績 | 22戦6勝[6-5-0-11] |
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前走時馬体重 | 470kg |
サドラーズウェルズ系のモンジューを母父に持つ、腹袋が発達した迫力ある馬体の持ち主。父ロードカナロアは短距離で活躍したが、本馬は脚長で筋肉量が多すぎることもなく、中距離馬らしいフォルムに出ている。キングマンボ系らしくトモの横幅が広く、スピード能力に秀でる。東京コースでの2000mはやや距離が長い印象も、マイペースを刻んでどこまで。札幌記念以来のレースとなるが、毛艶は光沢があって筋肉の張りも上々。骨格面もほぼ完成されたと見ていい。腹周りもスッキリと見せており、ココ目標にキッチリと仕上げられている。
マリアエレーナ
牝4
[栗]吉田厩舎
父 | クロフネ |
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母 | テンダリーヴォイス 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 15戦5勝[5-4-2-4] |
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前走時馬体重 | 424kg |
母テンダリーヴォイスと同様にコンパクトな馬体が特徴。本馬は父クロフネの血が出て、母よりも若干胴に伸びが感じられる。シャープに映るため決して見栄えのする立ち姿ではないが、骨格のバランス自体は整っている。舞台を問わない安定した走りができるタイプだ。小柄な分、本質的には時計が掛かる条件のほうが合っている印象も、小倉記念では高速決着にも対応。潜在能力・心肺機能の高さを証明した。仕上がりに関してはいつも安定している馬で、今回も休み明けながら前走と大差なく、スッキリと引き締まった体つきを披露。筋肉の張りも上々。
ユーバーレーベン
牝4
[美]手塚厩舎
父 | ゴールドシップ |
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母 | マイネテレジア 母父:ロージズインメイ |
通算成績 | 12戦2勝[2-1-3-6] |
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前走時馬体重 | 498kg |
母父ロージズインメイの血が強く出た、肉付きのいい迫力ある好馬体。牝馬ながらパワー型の印象で、新馬戦では不良馬場、2戦目では洋芝の札幌2歳Sでソダシとタイム差なしの2着と好走しているように、本質的には時計の掛かる馬場が合うタイプ。今回は高速決着の2000m戦への対応がカギになりそう。胸が深く、心肺機能は高いので、スタミナが活きる馬場状態になれば。馬場は渋っても問題なさそう。前走の札幌記念では、過去最高の498キロと馬体を大幅に増やしていた。もともとボリューム感のある体型も、依然として全体にふっくらとしている印象があり、もう少し絞れる余地はありそう。
レッドガラン
牡7
[栗]安田隆厩舎
父 | ロードカナロア |
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母 | ダンスオンザルーフ 母父:シンボリクリスエス |
通算成績 | 26戦7勝[7-1-5-13] |
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前走時馬体重 | 514kg |
大型馬ながら全体に余分な肉が付いておらず、シャープなフォルム。父は短距離王のロードカナロアでも、本馬は胴周りに伸びがあって、四肢も長め。中距離馬といえるシルエットで、2000mはベストの距離。軽さがある一方で、発達した胸前やパンと張ったトモなど、父方の影響も感じられる。蹄は薄く、綺麗な馬場でこそ力を発揮するタイプ。前走も馬体は出来上がっていたが、今回も筋肉の張り感は抜群で、後肢の大腿筋膜、下腿部に血管が浮き上がっている。肋骨も薄っすらと浮いて、理想的なボディコンディションに仕上がった。
ジャックドール
牡4
[栗]藤岡健厩舎
父 | モーリス |
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母 | ラヴァリーノ 母父:Unbridled’s Song |
通算成績 | 11戦7勝[7-2-0-2] |
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前走時馬体重 | 516kg |
筋肉量が豊富で、特に後躯の発達が目立つパワフルな馬体の持ち主。トモの横幅が広く、スピードの持続力に長けている印象。飛節は地面に対して垂直に伸びた「直飛」で、ストライドが綺麗に伸びる。いい脚を長く繰り出せる点が本馬の長所。跳びが大きいので、広々とした東京コースはベストの舞台といえそう。胴周りにはまとまりがあって、上がりが速くなっても問題なし。総合力の高い馬体だ。タイトなローテだった大阪時と比較すると、毛艶や馬体の張りは一目瞭然。日当たりの関係があるにしても、ツヤ感抜群で代謝の良さが伝わってくる。札幌記念以来でも太め感はなく、かなりの好仕上がり。
ポタジェ
牡5
[栗]友道厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | ジンジャーパンチ 母父:Awesome Again |
通算成績 | 17戦6勝[6-4-2-5] |
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前走時馬体重 | 466kg |
筋肉量が豊富で、全体にガッシリとした馬体。上がり33秒台の末脚をマークしたこともあるが、タイプ的にパワー型。上がりを要して、押し切るような競馬・レース展開のほうが向いている。今年はメンバー構成的にペースが速くなりそうで、この馬にとっては流れが向きそう。好位で流れに乗ることができればチャンスアリ。マイル戦でも走れそうなパワフルな体つきで、中距離までは無難に対応できる。休み明けで多少の緩さを感じた前走と比較して、筋肉の張りはグンと良化。一度使っての上積みは大きい。
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四肢をスラっと見せて、非常にバランス良く見せるフォルム。胴周りは伸びがありつつも、背中はやや短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。「長躯短背」の理想的な造りで、筋肉の質感も柔軟。伸縮性に優れており、しなやかに切れる脚を繰り出すことができる。後肢の飛節も緩やかにカーブして、バネ感十分。今回は休み明けでの出走となるが、ダービー時と比較して大きく変わったところはない。晩成血統だけにもう少し成長がほしいものの、休み明けでもムダ肉は一切付いておらず、動ける態勢には整っている。筋肉の張りも上々。