骨格のバランスが整っていて、素軽さを感じさせるフォルム。筋肉量は水準以上で、父ラブリーデイ同様に後躯の横幅は広い。成長の余地を残しつつ、現状でも半腱半膜様筋が浮き上がり、トモの張りは十分。後肢の飛節がカーブした、折りの深い「曲飛」の構造が特徴的。機動力に長けたタイプなので、小回りコースは得意。繋ぎは立ち気味で、タフな馬場でも力は出せそう。トライアルの弥生賞を一叩きされ、体つきはグッと引き締まってきた。肌ツヤは前走同様に良好、デキは上向いていると見ていい。

父ロードカナロア同様に、筋肉量が豊富。特にトモは大腿筋膜・下腿部が膨らむように発達している。やや腰高な面があり、骨格は成長余地を残す。ただし、飛節は「直飛」の構造で、元より後肢を長く見せるタイプ。ストライドが大きく、パワフルなフットワークが持ち味。小回りの中山でどうかも、パワー十分で荒れた馬場はこなせる。皮膚を薄く見せており、潜在能力は高そう。体つきは多少立派に映るが、1週前にビッシリ負荷を掛けられ、これで変わってくるか。毛艶や筋肉の張りは良好で、体調そのものに不安は感じない。

全体に余分な肉が少ない、スッキリとしたフォルム。筋肉の質感は柔軟で、胴周りも窮屈に見せない。後肢の飛節は緩やかにカーブして、バネ感があり、追ってからしなやかに切れる脚を繰り出せるタイプ。今後距離は延びても対応できそう。京成杯前の立ち姿では後躯が薄く、少し非力に映ったが、3ヶ月の休養を挟んだことで馬体に幅が出た。体つきにメリハリが感じられるようになり、着実に成長している。肋骨は薄っすら浮いて、太め感なし。毛艶もいい。成長の余地を残しつつも、力を出せる態勢に整った。

長躯短背でバランスのいいフォルム。筋肉の質感は緩さがありつつも、柔軟性に富み、歩様はしなやか。体つきを見ても重たい印象は一切なく、素軽いタイプ。クビさしはシャープで長さがあり、距離は延びていい印象。一方、父サトノクラウン譲りで腹袋にはしっかりとした重厚感があり、非力な印象はない。高速決着よりは、時計の掛かる展開のほうが向いている可能性が高い。共同通信杯時と比較して大きな変化こそ感じないが、馬体はしっかりとキープできており、筋肉の張りも感じられる。

かなりの大型馬だが骨格のバランスは整っていて、筋肉の付き方も重たすぎず、重苦しい雰囲気を感じさせない好素材。関節の可動域は広く、胴周り・四肢は長めでフットワークが大きい。今回は初の小回りコースがカギも、パワー型で先行力を秘めており、立ち回りひとつで好走は可能。毛艶はまだ良化の余地を残しているが、2戦消化して全体に余分な肉が削げ、体つきは良くなっている。肋骨がわずかに感じ取れるくらいで、1週前としては理想的なボディコンディションといえそう。

父ロードカナロア似で後躯の容量が大きく、また骨格のサイズも雄大。ガッシリとした体つきではあるものの、関節の可動域は広く、筋肉の質感は決して硬くない。ただし、父が替わったこともあって、半兄ダノンザキッドと比較すると本馬のほうがよりパワータイプ。ベストの距離はマイル戦と見ている。跳びが大きくやや不器用な面があるため、小回りの中山コースでどう立ち回るかがカギ。まだ緩い面も残っている印象だが、2歳時よりも皮膚の張り感は良化。休み明けでも腹周りは前走とほぼ変わらないくらいの造りで、太めはさほど感じない。

父似で背中に伸びが感じられる、胴長の体型。後肢の飛節は緩やかにカーブして、四肢もスラっと長く見せている。ストライドが大きい馬なので、小回りコースでの立ち回りはカギとなるが、後躯にボリューム感が出て先行力も増してきた。前走同様に、好位からの抜け出しがベターか。腹袋をふっくらと見せていて、重厚感のあるタイプ。脚元の造りを見ても、繋ぎはやや短くグリップ力が高そうで、荒れた馬場もこなせるはず。共同通信杯時よりも毛艶が良化、筋肉の輪郭はよりハッキリと浮いている。シャープに仕上がっていて、力を出せる状態にある。

大型馬ながら余分な肉が付いていない、シャープで素軽い馬体。重馬場のスプリングSを制しているが、本来は良馬場のほうが合っている印象。肩関節の可動域が広く、長躯短背で胴周りにも伸縮性・柔軟性を感じさせる。父は短距離馬だが、この馬は中距離が一番合っている。父系譲りでトモの横幅は広く、まだ緩さが残っているが、肉付きは悪くない。後肢は緩やかにカーブしてバネが利き、追ってからの加速力も十分。前走からの大きな上積みはどうかも、馬体の張りはしっかりとキープできており、高い水準でデキは安定。

母ワントゥワンは1600m前後の距離で活躍。その母と骨格の造りは似ていて、胴は詰まり気味。馬体の大きさも近く、筋肉量は本馬のほうが多く見えるくらい。デビューからの3戦はいずれも2000mで、安定した成績を残しているものの、将来的に距離適性はマイルへとシフトしていきそう。瞬発力型のフォルムで、タメを利かせてこそ良さが出る。コンパクトな馬体で立ち回りは上手なタイプ。脚の使いどころがカギになりそう。骨格・筋肉両面でまだ成長の余地を残すもの、冬毛が出ていた前走時よりも毛艶は良化。使っての上積みを感じさせる。