※イチオシ馬&特注馬は金曜日に公開します!

  • 9/30()夕方発行
    東京スポーツ(スプリンターズSの予想を掲載)
  • 9/30()14:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (中山10~12R)
  • 10/1()14:30頃~
    ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
    (中山10~12R)

オールアットワンス

牝5
[美]中舘厩舎

レース適性星
仕上がり星
マクフィ
シュプリームギフト
母父:ディープインパクト
通算成績 11戦4勝[4-0-2-5]
前走時馬体重 474kg
詳細
寸評

やや長めの繋ぎに、薄い蹄。スピードが出る綺麗な芝がベストマッチの印象。野芝の9月開催はこの馬にとってプラスに働きそう。飛節の折りは深く、胴は詰まり気味でピッチの速い走りが特徴的。牝馬らしい軽さがあって、タメが利けば末脚は切れる。2歳時に中山で勝利を収めているものの、コンパクトで細身に映る馬体で、やや平坦向きの印象が強い。長期休養明けのアイビスサマーダッシュを叩いて、後肢の下腿部には血管が浮き出た。筋肉の張りは前走以上。

ジャスパークローネ

牡4
[栗]森厩舎

レース適性星
仕上がり星
Frosted
Fancy Kitten
母父:Kitten’s Joy
通算成績 14戦6勝[6-1-2-5]
前走時馬体重 482kg
詳細
寸評

筋肉量が非常に多く、背中も短い胴詰まりの体型。後躯の横幅が広く、高速域でスピードを持続させる競馬が合う。四肢の回転力に優れており、速いスタートダッシュで安定して先行することができる。過去には道悪でも勝利を収めているが、やはりスピードを活かせる良馬場のほうが合っている印象。小回りコースも苦にせず、中山芝1200mでの勝ち星もある。トモの半腱半膜様筋は前走のほうが浮いて見えた。更なる上積みはどうかも、馬体は寂しく映らない。デキは高いレベルで安定。

テイエムスパーダ

牝4
[栗]木原厩舎

レース適性星
仕上がり星
レッドスパーダ
トシザコジーン
母父:アドマイヤコジーン
通算成績 15戦5勝[5-1-0-9]
前走時馬体重 498kg
詳細
寸評

前脚が短い体型で、重心が前傾。トモは横幅が広く、大腿筋膜周辺が大きく膨らんでいる。決してバランスがいいタイプではないが、このアンバランスさがテンのダッシュ力、軽快なスピードに繋がっている。同型との兼ね合いがカギも、引き続き速力を活かせる形でどこまで粘れるか。一定の間隔が使ってきている分、馬体は引き締まっている印象。昨年当レースに出走した時の立ち写真よりも、後肢の下腿部に血管が浮いて見える。前走比で大きく変わった点こそないが、状態は悪くない。

トウシンマカオ

牡4
[美]高柳瑞厩舎

ビッグアーサー
ユキノマーメイド
母父:スペシャルウィーク
通算成績 13戦4勝[4-1-2-6]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

出走回避
背中と腹側のラインが平行に近い分、やや胴周りに伸びがあるように見えるフォルム。飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造で、ストライドは比較的大きいタイプ。一瞬の加速よりも、持続性のある末脚が武器。中山の小回りはカギになるが、ジワッと外から進出するような形になれば力は出せる。3歳時と比較して馬体にボリューム感が出て、体重も増えている。函館スプリントS時よりもメリハリが出ており、夏に2戦消化したこともあって、体つきはよりシャープに。肋骨が薄っすらと感じ取れる、理想的なボディコンディションに仕上がっている。

ナムラクレア

牝4
[栗]長谷川厩舎

レース適性星
仕上がり星
ミッキーアイル
サンクイーン2
母父:Storm Cat
通算成績 14戦5勝[5-3-3-3]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

前肢が短く、前重心のフォルム。クビも短めで、ふり幅が小さくピッチが速い。骨格に対してトモにボリュームがあり、スピード能力は相当。後肢はわずかにカーブしてバネ感があり、良質な瞬発力も秘めている。道悪での好走歴も多い馬だが、馬体は素軽いタイプ。速い時計の出る馬場でも問題なく力を出せるだろう。毛艶には光沢があり、筋肉の張りは良好。腹周りは余分な肉が付いていない一方で、細すぎる印象もない。ココ目標にキッチリと仕上がっている。

ナランフレグ

牡7
[美]宗像厩舎

レース適性星
仕上がり星
ゴールドアリュール
ケリーズビューティ
母父:ブライアンズタイム
通算成績 36戦6勝[6-5-4-21]
前走時馬体重 498kg
詳細
寸評

筋肉量が豊富で、質感はやや硬いパワー型の馬。関節の可動域もさほど広くないタイプで、短く立った繋ぎが特徴的。道悪・荒れた馬場を得意としており、馬場が渋れば注目。飛節は「くの字」に折れた「曲飛」の造り。高松宮記念はインコースから伸びてきたように、狭いところを突ける一瞬の脚を秘めている。日当たりの関係もあるが、いい頃と比べるとやや筋肉の張り、馬体のメリハリに物足りなさを感じる。最終追いでの変化、当日の気配にも注意したい1頭。

ピクシーナイト

牡5
[栗]音無厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
ピクシーホロウ
母父:キングヘイロー
通算成績 12戦3勝[3-2-1-6]
前走時馬体重 534kg
詳細
寸評

500キロ超の大型馬でも骨格のバランスがいい。長躯短背で柔軟性に優れ、追ってからの決め手は鋭い。繋ぎは長めでストライドも大きく、スピードの絶対値が要求される良馬場でこそ真価を発揮するタイプ。速力が必要なスプリンターズSは21年に制しているレース。適性面に関しての不安はない。長期休養明け後は実戦を重ねるごとに馬体が良化。ややふっくらと見せていたセントウルSと比較すると思いのほか絞れてきていない印象も、筋肉の張りは使ったなりに上向いている。

ママコチャ

牝4
[栗]池江寿厩舎

レース適性星
仕上がり星
クロフネ
ブチコ
母父:キングカメハメハ
通算成績 12戦5勝[5-2-2-3]
前走時馬体重 492kg
詳細
寸評

前脚が短めで、重心が前傾。スタートセンスが良く、ゲートを五分に出ることができればダッシュは速い。肩のラインは立ち気味で、関節の可動域はやや狭く、歩行時に筋肉の質感は硬く映るタイプ。前走は初の芝1200m戦で、勝ち馬とはコンマ1秒差の2着に好走。力強いフットワークが持ち味で、距離を詰めて良さが出た形だ。パワーがあるので、坂のあるコースも苦にしないだろう。他のトップスプリンターと比較すると、筋肉の張りはさほど目立たないが、この馬なりに馬体は締まっている。毛艶は良好で、体調もいい。

メイケイエール

牝5
[栗]武英厩舎

レース適性星
仕上がり星
ミッキーアイル
シロインジャー
母父:ハービンジャー
通算成績 16戦7勝[7-0-0-9]
前走時馬体重 480kg
詳細
寸評

全体のバランスに対して脚は長く、純粋なスプリンターの骨格ではないが、短距離路線を使われることで後躯の筋肉が発達。父同様に素軽いフォルムで、馬体・走りの質はしなやか。背中にまとまりが感じられ、タメを利かせて終いを活かす競馬が合っている印象。昨年はセントウルSを使ってのローテだったが、今年はぶっつけでの参戦。その分、全体にふっくらと見せている。細身に映りやすい面があるので、ボリューム感がある点は悪くないが、毛艶や張りは昨秋と比較してやや良化の余地を残しているイメージ。

モズメイメイ

牝3
[栗]音無厩舎

レース適性星
仕上がり星
リアルインパクト
インラグジュアリー
母父:Frankel
通算成績 7戦4勝[4-0-1-2]
前走時馬体重 458kg
詳細
寸評

筋肉量が豊富で体重以上にどっしりとしたフォルム。後躯の横幅が広く、肉付きもいい。全体にスピード型のイメージ。前脚が短い分、前重心でテンの行き脚は付きやすい。同型との兼ね合いがカギになるが、ハナを奪ってマイペースに持ち込むのが理想。マイル重賞の勝ち馬ではあるが、骨格はスプリンターで高速決着も問題なし。坂のあるコースも対応はできるはず。北九州記念時と大きく変わった面こそ見られないが、引き続き筋肉の張りはキープ。高いレベルで状態は維持できている印象。

イチオシ馬

アグリ

牡4
[栗]安田隆厩舎

レース適性星
仕上がり星
Caravaggio
オールドタイムワルツ
母父:War Front
通算成績 12戦5勝[5-2-2-3]
前走時馬体重 492kg
詳細
寸評

骨格のバランスがいい。筋肉質ではあるが、柔軟性に富んでいる。セントウルSでは中団でじっくりと溜めを利かせ、卓越した瞬発力を披露した。蹄は薄く、乾いた良馬場でこそ全能力を発揮できるタイプ。まだ緩さを感じさせた春の立ち姿と比較して、筋肉の輪郭がハッキリと浮いている。半年で体つきの成長が著しい。休み明けとしては水準以上の好仕上がりだった前走をひと叩きして、馬体はさらに締まってきた。順当に一度使った分の上積みを感じさせる。

やーしゅん
伸縮性・瞬発力に優れていて、セントウルSでは上がり32秒4の脚を使って2着。一瞬の切れ味、加速力はメンバー中最上位と見ています。春の時点で残っていた緩さが、ひと夏を越して解消。着実な成長が窺える今なら、中山芝1200mのスピード勝負でも勝ち負けになると見ています。
特注馬

キミワクイーン

牝4
[美]奥村武厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
チェリーペトルズ
母父:ダイワメジャー
通算成績 12戦5勝[5-2-0-5]
前走時馬体重 448kg
詳細
寸評

胴詰まりの体型で、腹周りは後躯に向かって引き締まっている。後肢の飛節は緩やかにカーブ。ピッチの速い走りが特徴的で、一瞬の決め手に秀でたタイプ。コンパクトな馬ではあるものの、父ロードカナロア譲りで筋肉量は豊富。特にトモは骨格のバランスに対し、かなり大きい。1分7秒台での走破実績はないが、潜在的なスピード能力は高いと見ている。後肢の蹄は縦幅があまりなく、蹄底もやや薄いためか、蹄の前面に充填剤で補修された後が残っている。ただし毛艶は非常に良く、体調そのものに関して不安は感じない。

やーしゅん
ラインスピリット(18年3着)、シヴァージ(21年3着)、ウインマーベル(22年2着)など、人気薄はインコースや馬群を捌いて伸びてくるケースが多くなっています。キミワクイーンは胴詰まりでピッチが速く、瞬間的な加速力に優れたタイプ。一瞬の脚を活かすことが出来れば、一発があっていいと見ています。

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