【朝日杯フューチュリティS】混戦模様の2歳マイル王決定戦!先週勝ち馬ズバリのイチオシ馬に注目
2023/12/15(金)
※イチオシ馬&特注馬は金曜日に公開します!
- 12/16(土)夕方発行
東京スポーツ(朝日杯FSの予想を掲載) - 12/16(土)13:00頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
(中山7~9R)
エンヤラヴフェイス
牡2
[栗]森田厩舎
父 | エイシンヒカリ |
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母 | タイキアプローズ 母父:Devil’s Bag |
通算成績 | 3戦1勝[1-1-0-1] |
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前走時馬体重 | 482kg |
バランスのいいフォルム。前後の連動性に優れ、後肢は地面と垂直に近い「直飛」の構造。筋肉の質感は柔らかく、繋ぎにも柔軟性を感じさせる。なだらかな背中のラインや飛節の角度は父の馬体と近いモノがある。比較的跳びは大きいタイプで、エンジンがかかってからは長く脚を使うことができそう。やや中距離志向が強く、2000mまでは対応可能か。前回の立ち写真よりも全体にボリューム感があるものの、太め感はない。肌ツヤも良く、力を出せるデキ。
サトミノキラリ
牡2
[美]鈴木伸厩舎
父 | ビッグアーサー |
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母 | パレード 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 3戦2勝[2-1-0-0] |
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前走時馬体重 | 454kg |
盛り上がるように発達した胸前、肩周りに、短いクビさし。後躯の容量も大きく、ビッグアーサー産駒らしいパワフルな馬体。ただし、父よりも背中周りにはゆとりがあって、筋肉の質感も柔らかい。ゆくゆくは1200mベストの馬になっていきそうだが、重たすぎない体つきである現状のフォルムならば、1600mもある程度は対応できるはず。1週前の時点で腹周りはスッキリと引き締まり、動ける態勢に仕上がっている。
ジューンテイク
牡2
[栗]武英厩舎
父 | キズナ |
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母 | アドマイヤサブリナ 母父:シンボリクリスエス |
通算成績 | 5戦2勝[2-0-0-3] |
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前走時馬体重 | 484kg |
シンボリクリスエスの馬体構造が遺伝した、母の影響が比較的強く出た馬体構造。腹周りのラインは丸みがあるものの、これは腹袋が豊かなもともとの体型。前脚は長さがあり、馬体的には1600~2000mへの適性を感じさせる。繋ぎは立ち気味で、蹄は小さいが縦幅がある。時計の掛かる馬場のほうが力を出せそう。前回と比較すると明らかにムダ肉が削げ、完成度が高まってきた。中1週でやや細く映るくらいなので、当日の馬体重や体つきはチェックしておきたい。
シュトラウス
牡2
[美]武井厩舎
父 | モーリス |
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母 | ブルーメンブラット 母父:アドマイヤベガ |
通算成績 | 3戦2勝[2-0-1-0] |
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前走時馬体重 | 520kg |
500キロを優に超える大型馬。雄大な骨格に対して、重たすぎない理想的な筋肉量を備えており、馬体は非常に見栄えがする。いわゆる馬っぷりの良さが目立つタイプ。行きたがる気性面はカギになるが、バランスのいいフォルムで、体型的には1600mから2000m辺りで持続力を活かす形がベストに映る。今秋3走目となるが、馬体のコンディションは良好。冬時期でも毛艶に光沢があって、体調は良さそう。トモの張りはもっと良くなりそうだが、力を発揮できる状態。
セットアップ
牡2
[美]鹿戸雄厩舎
父 | デクラレーションオブウォー |
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母 | スリーアロー 母父:アルデバラン2 |
通算成績 | 3戦2勝[2-1-0-0] |
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前走時馬体重 | 474kg |
全体のバランスに対して、背中周りが長く見える体型。関節の可動域が大きく、四肢を伸ばした歩様・走法が特徴的。前駆の発達が目立っているのは父デクラレーションオブウォー譲り。やや掻き込みが強いフットワークで、パワー型の印象が強い。追って切れるイメージはないが、安定した先行力と深い胸周りから生み出される優れた心肺機能が武器。中距離志向が強く、1600mのスピードに対応できるかがポイント。休み明けでも太め感はなく、少し毛並みは伸び始めているが、ツヤは落ちていない。
ダノンマッキンリー
牡2
[栗]藤原英厩舎
父 | モーリス |
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母 | ホームカミングクイーン 母父:Holy Roman Emperor |
通算成績 | 2戦2勝[2-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 464kg |
父モーリス譲りのガッシリとした体型。骨格は決して大きくないが、立ち姿は非常にパワフル。前駆、後躯共に肉付きが良く、特にトモは横幅が広い。現状でも十分な筋肉が付いているが、本格化した際にはかなり迫力ある馬体になりそう。体は柔らかく、前走もメンバー最速の上がりをマークして勝利しているように、良質な瞬発力を秘めている。まだ良化の余地を残すものの、後肢に血管が浮いていて、筋肉の張りは上々。肋骨もわずかに感じ取れる、理想的なボディコンディション。
ナムラフッカー
牡2
[栗]村山厩舎
父 | スワーヴリチャード |
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母 | ナムラライラ 母父:ルーラーシップ |
通算成績 | 4戦1勝[1-0-2-1] |
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前走時馬体重 | 468kg |
父スワーヴリチャードよりも胴周りにまとまりがあって、体型的にはマイラー。胸の深さも十分で、心肺機能は高そう。仙骨の角度は傾斜した「斜尻」タイプで、飛節は中間的な角度。速い脚を繰り出せそうで、前走のように溜める形が合う。どちらかといえば、瞬発力タイプの馬体といえる。明るく見える毛色も関係しているが、この時期としては非常に毛艶がいい。体つきに幼さは残すものの、体調面に不安なし。
ミルテンベルク
牡2
[栗]武英厩舎
父 | モーリス |
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母 | ペルレンケッテ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 3戦1勝[1-1-0-1] |
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前走時馬体重 | 476kg |
モーリス産駒としては全体に素軽い、柔軟性が勝ったタイプ。仙骨が傾斜している「斜尻」など、骨格面は母父ディープインパクトが発現していて、前回診断時にも述べたように1600mまでは対応できそうな体型。飛節はわずかにカーブして、バネが利く。タメる競馬が合っているイメージで、折り合いひとつ。骨格の完成度は決して低くない。小倉2歳Sの時よりも全体に丸みが出て、ボリューム感が増してきた。後肢の下腿部に太い血管が浮いて、仕上がりは悪くない。
ジャンタルマンタル
牡2
[栗]高野厩舎
父 | Palace Malice |
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母 | インディアマントゥアナ 母父:Wilburn |
通算成績 | 2戦2勝[2-0-0-0] |
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前走時馬体重 | 490kg |
父系がダート血統ということもあり、水準以上の骨量・筋肉量を誇るパワフルな好馬体。腹袋は大きく、腹周りのラインは丸みが感じられる。パワー型の印象ではあるものの、背中は短めで筋肉も柔らかく、溜めて切れる脚を秘める。後躯の半腱半膜様筋はスジがクッキリと浮き上がっていて、2歳馬としては際立つ充実度。ボリューム感はあるが、肋骨がわずかに感じ取れるように、太め感は皆無。筋肉の張りも申し分のない状態で、勝ち負けが期待できる好仕上がり。
オーサムストローク
牡2
[美]伊藤圭厩舎
父 | エピファネイア |
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母 | グランドクララ 母父:Frankel |
通算成績 | 4戦2勝[2-1-1-0] |
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前走時馬体重 | 444kg |
長躯短背で、腹側のラインが長く、窮屈に見せないバランスのいい体型。父よりも柔軟性に富んでいるイメージで、後躯の横幅は広く、2歳暮れ時点での肉付きも良好。コンパクトな馬だが、立ち姿は小さく見せない。母父フランケルの特徴も馬体に表れている。クビはやや短めで、太さがある。距離が延びていい印象は受けず、マイル近辺が主戦場になっていきそう。毛艶に光沢があって、トモもパンと張っている。成長余地を残すが、仕上がりは悪くない。
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背中がやや短く、伸縮性を感じさせる連動性に長けたフォルム。筋肉の質感はしなやかで、歩行時に飛節も綺麗に伸びる造り。近2走の上がりは目立たないが、溜めれば速い脚も繰り出せそう。水準以上の筋肉量を携えつつ、立ち姿は素軽く映る。マイル戦では、高速決着への対応がカギになりそう。まだ成長の余地を残しつつも、腹周りはスッキリと引き締まっている。冬場でも毛艶が良く、筋肉の張り具合も上々。