※イチオシ馬&特注馬は1/19(金)に更新します!

アメリカJCC

東海S

  • 1/20()夕方発行
    東京スポーツ(AJCCの予想を掲載)
  • 1/20()14:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (中山10~12R)

カラテ

牡8
[栗]辻野厩舎

レース適性星
仕上がり星
トゥザグローリー
レディーノパンチ
母父:フレンチデピュティ
通算成績 37戦8勝[8-2-1-26]
前走時馬体重 538kg
詳細
寸評

骨量・筋肉量が豊富なパワータイプ。繋ぎは立ち気味で、蹄にも厚みを感じさせる。今開催の中山芝コースは高速傾向が強いものの、降雨による道悪や最終週で馬場荒れが進んでいた場合は、脚元の構造がプラスに働きそう。2200mは少し距離が長いと感じるが、バランス自体は良好で柔軟性もある。立ち回りひとつ。前回の立ち写真と比較すると、馬体のメリハリがやや物足りない印象。毛艶は時季を考えれば悪くないが、筋肉の張りは良化の余地を感じさせる。

シルブロン

牡6
[美]稲垣厩舎

レース適性星
仕上がり星
トーセンジョーダン
グレイシアブルー
母父:サンデーサイレンス
通算成績 18戦4勝[4-2-2-10]
前走時馬体重 504kg
詳細
寸評

長躯短背で、バランスの整ったフォルム。後肢の飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の造りで、仙骨の角度は傾斜した「斜尻」タイプの、長くいい脚を繰り出せる構造。やや腹袋は大きめ。父トーセンジョーダン、その父ジャングルポケットの特徴も馬体に表れている。脚は長いが、胴周りにはまとまりがあって、3000m級のレースは距離が長い印象を受ける。2200mへの短縮で変わり身があっても。前走との直接比較はできないが、冬場でも毛艶が良く、体調面に不安はない。筋肉の張りがさらに良化してくればなお良い。

チャックネイト

セ6
[美]堀厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
ゴジップガール
母父:Dynaformer
通算成績 14戦4勝[4-1-7-2]
前走時馬体重 478kg
詳細
寸評

脚長で、クビさしもシャープな構造。胴はやや詰まっているが、後肢の飛節は「直飛」系の構造で、フットワークも大きい。中長距離で活躍している点も納得できる。跳びが大きいので、小回り中山への対応がどうかも、ゆったりと走ることができる外回りコースなら力は出せる。6歳馬でも休養が長かった分、馬は非常に若い。厳冬期のセン馬でも冬毛はさほど伸びておらず、新陳代謝・体調の良さが窺えるところ。腹周りもスッキリと引き締まっている。

ボッケリーニ

牡8
[栗]池江寿厩舎

レース適性星
仕上がり星
キングカメハメハ
ポップコーンジャズ
母父:ダンスインザダーク
通算成績 28戦7勝[7-10-2-9]
前走時馬体重 474kg
詳細
寸評

全兄ラブリーデイよりも全体にシャープで素軽い立ち姿。ひと回りコンパクトにまとまっている分、距離適性は兄よりも長め。器用な競馬ができる馬で、胸の縦幅も十分にあり、スタミナを秘めている。中山での勝利はないが、上がり勝負になりづらい舞台で、日経賞2年連続2着の実績があり、コース適性は高い。8歳馬でも筋肉量はしっかりとキープしており、馬体面での衰えは感じない。冬場に加えて、少し間隔が開いた分、前走比でやや緩くは見せるが、毛艶は上々。当週の追い切りと輸送で締まってくれば、力を出せる態勢に整うだろう。

モリアーナ

牝4
[美]武藤厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
ガルデルスリール
母父:ダイワメジャー
通算成績 8戦3勝[3-0-1-4]
前走時馬体重 478kg
詳細
寸評

筋肉質な馬体で、背中は短い。腹側のラインが後躯に向かって引き締まっており、父エピファネイアよりも母父ダイワメジャーの特徴が馬体に表れている。胴が詰まっている分、ピッチの利いた走りをする馬で、紫苑Sでは一瞬の決め手を活かして勝利。本質は1600m辺りが合っている体型のため、タメが利かせられる枠順がほしいところ。高速馬場は得意とするタイプ。秋華賞以来の休み明けで、若干腹周りは太く映るが、肌ツヤは悪くない。当週の追い切り、当日の気配にも注意したい1頭。

ラーグルフ

牡5
[美]宗像厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
アバンドーネ
母父:ファルブラヴ
通算成績 13戦5勝[5-1-1-6]
前走時馬体重 498kg
詳細
寸評

筋肉量が豊富で全体にガッシリとしたフォルム。ファルブラヴの血が入っている分、本質的にはパワー型。ただし筋肉の質感は柔軟性があって、背中は短く前後の連動性に秀でている。溜めて末脚を伸ばす形でこそ、この馬の良さが活きるイメージ。中山芝2200mはセントライト記念で5着に敗れているが、走りの質からもコース適性は決して低くない。札幌記念以来の休み明け、また時季的なこともあって目一杯に絞り込まれている印象ではないが、トモの張りはまずまず。半腱半膜様筋のスジは昨年よりも浮いているくらいで、当週追いでグッと上向く可能性も。

イチオシ馬

マイネルウィルトス

牡8
[栗]宮厩舎

レース適性星
仕上がり星
スクリーンヒーロー
マイネボヌール
母父:ロージズインメイ
通算成績 39戦5勝[5-11-7-16]
前走時馬体重 486kg
詳細
寸評

母父ロージズインメイの特徴が表れたパワフルな体つき。蹄には厚みがあり、繋ぎの角度も立っている。不良馬場でも勝利を挙げているように、道悪馬場は得意なタイプ。スピードを要求される競馬に課題を残すため、時計の掛かる馬場になっているようであれば注目したい1頭。やや胴周りをゆったりと見せる体型で、一瞬の切れよりも長く脚を使う展開が合っている。外回りコースで持続力を引き出せれば。8歳馬でも毛艶、馬体の張りは良好で、近2走の好走が示すように状態は高いレベルで安定している。

やーしゅん
AJCCは日曜の雨予報がポイント。中山芝コースは高速傾向が顕著でも、7日目の開催と雨が重なればタフな消耗戦になる可能性が高そうです。本馬は脚元の構造から道悪への高い適性を感じさせ、重馬場での実績も十分。3000m級のレースでも好走できるスタミナを秘め、想定される状況に最も適する馬と判断しました。
特注馬

ホウオウリアリティ

牡6
[美]高木登厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
キョウエイトルース
母父:フジキセキ
通算成績 29戦4勝[4-3-4-18]
前走時馬体重 482kg
詳細
寸評

飛節がしっかりと伸びる構造・歩様で、全体のバランスに対して背中はやや長め。スパッと切れるイメージはない一方、ジリジリと長く脚を使う競馬が得意。腹袋はややふっくらと見せ、上がりの掛かる状況でこそ良さが出るタイプか。血統的にはマイル~2000mが合いそうな印象も、イイ意味での緩さがある分、距離適性は長めに出ている。少し掻き込むようなフットワークが特徴で、雨で水分を含んだ馬場にも対応可能。

やーしゅん
雨でスピード・切れ味が要求されづらい状況ならば、本馬の大駆けに警戒したいところ。走法や体つきから道悪への適性は高く、上がりが掛かる条件での好走が目立っています。2500mでの勝ち星があるようにスタミナも十分。初の重賞挑戦となりますが、噛み合えば上位も狙える実力を秘めていると感じます。

オーロイプラータ

牡4
[栗]宮本厩舎

レース適性星
仕上がり星
リアルインパクト
カリスペル
母父:Singspiel
通算成績 13戦4勝[4-0-2-7]
前走時馬体重 544kg
詳細
寸評

骨量の多い、かなりの大型馬。大柄な馬特有の緩さがあり、脚はさほど長くないものの、距離はある程度あったほうが良いタイプ。全体のバランスに対して、背中は長め。持続力に秀でた追い込み馬で、直線の長いコースやマクリの利くコースが合っている。コーナーでの加速が問われやすい京都では、馬場も好走における重要なポイントになりそうだ。明け4歳馬で、骨格や筋肉の付き方などはまだ成長余地を多分に残している印象。太め感はないが、相手関係含めて試金石の一戦。

オメガギネス

牡4
[美]大和田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロゴタイプ
スタートアップ
母父:ハービンジャー
通算成績 4戦3勝[3-1-0-0]
前走時馬体重 494kg
詳細
寸評

筋肉の質感が柔らかく、背中は短め。馬体の伸縮性に優れており、溜めていい脚を繰り出せる、瞬発力勝負に強いタイプ。胴は詰まり気味でも、飛節が伸びるので中距離でも問題ない。全体に素軽い造りの馬で、本質的には脚抜きの良い馬場、軽いダートが合っている印象。冬場の重たい砂がどうかも、3歳2月の中山で勝利を挙げており、ある程度は対応できるはず。3ヶ月ぶりの実戦でも、腹周りはシャープに見せて、ムダ肉無く引き締まっている。トモの張りは前走のほうが良く見せるものの、及第点以上の仕上がりといっていいだろう。

ブライアンセンス

牡4
[美]斎藤誠厩舎

レース適性星
仕上がり星
ホッコータルマエ
ヒラボクビジン
母父:ブライアンズタイム
通算成績 8戦4勝[4-1-3-0]
前走時馬体重 516kg
詳細
寸評

前後にまとまりがある「長躯短背」のフォルムで、骨格のバランスがいい。トモは横幅が広く、キングマンボ系である父ホッコータルマエの特徴が発現している印象。父、母父ともに腹袋は大きいが、本馬は程よく発達しているくらいで、イイ意味でシルエットに重苦しさがない。後肢の飛節は折りの深い「曲飛」であり「逆くの字型」に曲がっている。後肢の回転力に優れ、タメを利かせてこそ良さが出るタイプ。京都コースでも2勝を挙げているように、適性面において不安はない。まだ幼い面を残しつつも、毛艶は黒光りして体調は良好。力を出せる状態。

ペプチドナイル

牡6
[栗]武英厩舎

レース適性星
仕上がり星
キングカメハメハ
クイーンオリーブ
母父:マンハッタンカフェ
通算成績 18戦7勝[7-1-1-9]
前走時馬体重 530kg
詳細
寸評

500キロを優に超えるかなりの大型馬。横広のトモは父方譲りで、力強い。後躯に加えて、やや腰高なシルエットで重心が前傾しているため、安定したダッシュ→先行力に繋がっている印象だ。ガッシリとした馬ではあるものの、母父マンハッタンカフェ由来の柔軟性、また胴周りには伸びがあって、中距離以上を主戦場としている。持続力に長けたフォルムであり、積極的な競馬で粘り込みを狙いたいところ。前走との比較はできないが、昨秋以降コンスタントに使っていても依然として馬体にボリューム感があり、デキ落ちは見られない。

イチオシ馬

ウィリアムバローズ

牡6
[栗]上村厩舎

レース適性星
仕上がり星
ミッキーアイル
ダイアナバローズ
母父:シンボリクリスエス
通算成績 16戦6勝[6-5-1-4]
前走時馬体重 504kg
詳細
寸評

若い頃からさほど体重変化の少ない馬だが、全体に筋肉・骨格の主張が強くなって、よりパワフルな馬体へと成長。トモのボリューム感が増して、立ち姿は非常に力強い。以前は軽いダートでこそのタイプに映ったが、今は馬場不問で持ち前のスピード・先行力を発揮できるはず。腹側のラインは丸みを感じさせるものの、肋骨がわずかに浮いているように、みやこS以来のレースでも太め感はない。冬場でも毛艶に光沢があって、筋肉の張りも良く、皮膚を薄く見せるほど。力を存分に発揮できそうな好仕上がり。

やーしゅん
京都は土曜夜から日曜の午前中にかけて雨予報が出ています。湿ったダートならスピードに長けた先行馬が有利になりそうです。本馬は本質的に軽いダート、速力が要求される状況を得意とするタイプ。冬場でも馬体のコンディションは良好で、勝ち負け濃厚と見ました。
特注馬

ヴィクティファルス

セ6
[栗]池添学厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
ヴィルジニア
母父:Galileo
通算成績 15戦3勝[3-1-0-11]
前走時馬体重 480kg
詳細
寸評

2年ぶりの立ち写真。当時と馬体の構造は大きく変わらないが、依然として筋肉量豊かで、トモの横幅が広い。繋ぎは短く、蹄にも縦幅があり、クビは短く太さがある。肩回りなど前駆の発達も目立っているので、初ダートでいきなり結果を出した点も納得。後肢の飛節はややカーブしており、過去には小回りの中山コースで勝利を挙げている。コーナーで押し上げる競馬ができる馬で、コース適性は前走で証明済み。セン馬で腹周りは少し冬毛が伸びているものの、毛艶そのものは悪くない。後肢の下腿部には血管が浮き上がっており、馬体の張りは上々。

やーしゅん
もともとは芝の重賞勝ち馬ですから、降雨の影響で湿ったダートになりそうな点は好材料といえるでしょう。立ち回りも器用なタイプで、京都ダ1800mでも既に勝利した実績があり、コース適性は問題ありません。厳冬期のセン馬でも毛艶が良く、体調の良さも窺えます。

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