【ヴィクトリアM】ショウナンパンドラ、ミッキークイーンら登場!
2016/5/8(日)
ショウナンパンドラ
(牝5、栗東・高野厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | キューティゴールド |
母父 | フレンチデピュティ |
通算成績 | 17戦5勝 |
重賞勝利 |
15年ジャパンカップ(G1) 15年オールカマー(G2) 14年秋華賞(G1) |
連対時平均馬体重 | 436kg (最高:442kg) (最低:426kg) |
前走時馬体重 | 456kg |
POINT | もともと筋肉量があって肉付きは良いタイプだが、一叩きされて筋肉の張りはさらにアップした印象。コンパクトな馬だが付くべき所にしっかりとした筋肉が付いている。馬体のサイズの割に脚長であることから中距離以上で良さが出そう。久々のマイル戦がどうか。毛艶は好走を続けている時でもそこまで良く見せるタイプではないので、この馬としてはしっかり仕上がった方。体調面での不安はなく、今ならこの距離をこなせても良いのでは。 |
ミッキークイーン
(牝4、栗東・池江寿厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ミュージカルウェイ |
母父 | Gold Away |
通算成績 | 9戦4勝 |
重賞勝利 |
15年秋華賞(G1) 15年優駿牝馬(G1) |
連対時平均馬体重 | 433kg (最高:444kg) (最低:424kg) |
前走時馬体重 | 432kg |
POINT | 430kg台とは思えないほど馬を大きく見せている。皮膚も薄手で見栄えがするし、やはり昨年の牝馬二冠馬。見た目から「良い馬」と思わせてくれる雰囲気がある。曲飛でトモ脚が長い。これが直線での末脚、切れ味に繋がっているのだろう。仕上がりに関してだが、一言で言うととても良い。毛艶も良いし、筋肉の張りも十分。上位争いに加わってきそうだ。クイーンズリングと甲乙つけがたい、メンバー中でも良いデキで、期待していいだろう。 |
スマートレイアー
(牝6、栗東・大久龍厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | スノースタイル |
母父 | ホワイトマズル |
通算成績 | 20戦8勝 |
重賞勝利 |
16年阪神牝馬S(G2) 16年東京新聞杯(G3) 14年阪神牝馬S(G2) |
連対時平均馬体重 | 464kg (最高:472kg) (最低:460kg) |
前走時馬体重 | 466kg |
POINT | 芦毛ということもあり、筋肉の質感は判別しづらいのだが、バランスの良いシルエットで、距離の融通が利きそう。馬体重の割にスッキリと見せ、素軽いフォルム。6歳でも衰えた感じは全く無い。仕上がりに関しては、やはり毛色の関係もあり毛艶は判別しづらいが、キ甲の下辺りにも血管が浮いているし、馬体の張りは良さそうなことから、体調自体はかなり良いのではないかと推測できる。最終追いでしっかりと仕上がるくらいの状態には来ているので、問題無いだろう。 |
ルージュバック
(牝4、美浦・大竹厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | ジンジャーパンチ |
母父 | Awesome Again |
通算成績 | 8戦3勝 |
重賞勝利 |
15年きさらぎ賞(G3) |
連対時平均馬体重 | 452kg (最高:458kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 458kg |
POINT | 薄手ながらも丸みのあるトモ、牝馬らしい肉付き。シルエットが綺麗で前駆と後駆のバランスの良さが光る。 すでに馬体は完成の域。問題は仕上がりだが、毛艶も悪いとまでは言えないが良くは見えない。好調時の仕上がりと比較して見劣りする感が否めない。他にも危惧したいのがマイルという距離。胴と脚が長いことから、オークス2着の成績が表すように2000m以上でこそ能力が活きると見た。パーツを見ても瞬発力に秀でているわけではなさそうなので、長く良い脚を使えるようなレース展開を希望するだろう。 |
シュンドルボン
(牝5、美浦・矢野英厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | ネイチャーガイド |
母父 | エルコンドルパサー |
通算成績 | 22戦6勝 |
重賞勝利 |
16年中山牝馬S(G3) |
連対時平均馬体重 | 487kg (最高:502kg) (最低:474kg) |
前走時馬体重 | 502kg |
POINT | 牝馬ながら500kg以上ある大型馬で、初勝利をダートで挙げていることもあり、パワーに秀でたタイプ。しかし繋ぎは長めだし、蹄も寝ているので、パーツを見ると芝馬だ。ただ素軽い印象はあまり受けない。極端に速い上がりを出すには厳しそうに映る。距離的には1600mより2000mのほうが良さそう。本番でスピード勝負になると疑問。馬の仕上がりとしては毛艶も良く、1週前でこれなら本番できっちり仕上がる。状態は良いだけに好走するには展開次第か。 |
マジックタイム
(牝5、美浦・中川厩舎)
父 | ハーツクライ |
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母 | タイムウィルテル |
母父 | ブライアンズタイム |
通算成績 | 17戦5勝 |
重賞勝利 |
16年ダービーCT(G3) |
連対時平均馬体重 | 465kg (最高:484kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 478kg |
POINT | トモが流れ気味の写真ではあるが、飛節の角度などを見ても、いかにも切れ味勝負の馬であると言える。スローの上がり勝負は得意中の得意だろう。馬体は完成されていて、筋肉量も十分。仕上がりに関してなんの問題もなく、力を出せる状態。造りを見ても距離的にやはりマイルが良さそう。東京でも勝ち星を挙げているので問題にはならないかもしれないが、一瞬の反応が特に優れた馬だと思うので、逆に中山のほうが向くのではないかと思っているが、どう出るか。 |
クイーンズリング
(牝4、栗東・吉村厩舎)
父 | マンハッタンカフェ |
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母 | アクアリング |
母父 | Anabaa |
通算成績 | 9戦4勝 |
重賞勝利 |
16年京都牝馬S(G3) 15年フィリーズレビュー(G2) |
連対時平均馬体重 | 455kg (最高:464kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 450kg |
POINT | 脚向きはあまり良くない馬だが筋肉の質感、張りは他のG1馬に見劣らないものがある。皮膚が薄く見栄えのする馬だ。3歳春の皮膚のやや厚い感じもすっかりなく、本格化ムード。距離は割と融通の効きそうな造りではある。曲飛だが脚がスラっと長めなので、一瞬の切れよりかは長く良い脚を使うタイプか。前走から間隔は開くが仕上がりはとても良い。メンバーは強くなるがここでも侮れない。個人的にはミッキークイーンと並んでメンバー中1、2を争う馬体の充実感、仕上がりの良さが感じられたが果たして。 |
ストレイトガール
(牝7、栗東・藤原英厩舎)
父 | フジキセキ |
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母 | ネヴァーピリオド |
母父 | タイキシャトル |
通算成績 | 30戦10勝 |
重賞勝利 |
15年スプリンターズS(G1) 15年ヴィクトリアマイル(G1) 14年シルクロードS(G3) |
連対時平均馬体重 | 449kg (最高:466kg) (最低:428kg) |
前走時馬体重 | 464kg |
POINT | 7歳牝馬ということを考えれば、もっと衰えを見せてもおかしくないのだが、この馬は高い水準で維持している。ただこの馬自身の横比較で言えば、昨年秋のスプリンターズS1着時のほうが筋肉量、質感も上だったかな、という印象。体調自体は決して悪くないのだが、昨年に及ばない感じのデキで、強くなるメンバー相手にやれるかどうか。ちょっと厳しい戦いになりそうだが。 |
ウインプリメーラ
(牝6、栗東・大久龍厩舎)
父 | ステイゴールド |
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母 | エリモプリティー |
母父 | フォーティナイナー |
通算成績 | 29戦5勝 |
重賞勝利 |
16年京都金杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 441kg (最高:452kg) (最低:430kg) |
前走時馬体重 | 458kg |
POINT | 昨秋からコンスタントに使われていることもあり、前走からの大きな上積みは感じない。しかし筋肉の張り、量はやはり重賞ウイナーと思わせるものを持っているし、馬体面では充実してきている。体調面では、特にこれといって強調するところはない。あくまで平行線、といったところ。この仕上がりで一線級相手にどこまでやれるか。 |
カフェブリリアント
(牝6、美浦・堀厩舎)
父 | ブライアンズタイム |
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母 | シンメイミネルバ |
母父 | Caerleon |
通算成績 | 21戦6勝 |
重賞勝利 |
15年阪神牝馬S(G2) |
連対時平均馬体重 | 434kg (最高:444kg) (最低:426kg) |
前走時馬体重 | 434kg |
POINT | 6歳を迎えたが、馬体を見る限り衰えた印象は全く無い。前傾気味だった全体のバランスも良くなった。蹄が寝ていてスピード勝負向き。胸前の筋肉、馬体に対する脚の長さからも、距離的にはマイルぐらいまでの馬だろう。ブライアンズタイム産駒なので腹回りはこんなもの。うっすらあばらは浮いているし、筋肉の張りも十分だ。仕上がりに関してはかなり良い評価を与えたいところ。 |
ショウナンアデラ
(牝4、美浦・二ノ宮厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | オールウェイズウィリング |
母父 | Elusive Quality |
通算成績 | 4戦3勝 |
重賞勝利 |
14年阪神JF(G1) |
連対時平均馬体重 | 470kg (最高:474kg) (最低:468kg) |
前走時馬体重 | 468kg |
POINT | 14年阪神JF以来の休み明け。やはり他のレースを使われている馬たちと比較すると筋肉の張りが今ひとつか。毛艶自体は悪くは無いので、現状では体調はそれなりに整っているのだろうが、トモや背腰の辺りに皮膚病があった痕跡が見られる。皮膚病は馬の代謝や体力が落ちている時になりやすい。正直一度使ってからだろう。筋肉の容量は多いし、いずれ復活する可能性は十分に秘めているのだが。 |
レッツゴードンキ
(牝4、栗東・梅田智厩舎)
父 | キングカメハメハ |
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母 | マルトク |
母父 | マーベラスサンデー |
通算成績 | 12戦2勝 |
重賞勝利 |
15年桜花賞(G1) |
連対時平均馬体重 | 459kg (最高:466kg) (最低:450kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | 胴が短くごろっとした体型で、脚も短め。前駆、後駆ともに筋肉量が豊富であることから、やはり短い所が向いている馬だろう。脚元を見た感じではメンバーの中で一番道悪への適性がありそう。仕上がりについては、頸まわり、尻のあたりを見ても、あまり毛艶に良い印象を受けないのだが、腹回りもこの馬の体型として考えれば、一追いで良い目方になるだろうし、平行線といった感じか。 |