豊かな腹袋を持つ、重心の低いパワータイプ。鋭く切れるイメージこそないが、トモの横幅は容量があり、スピードを持続させる競馬が得意な印象。タフな消耗戦でこそ持ち味が活きてきそう。繋ぎは短いものの、蹄は薄く、本質的には良馬場向き。器用に立ち回ることができれば。夏に2戦しながらも、依然として馬体の張りツヤは抜群。後肢の下腿部には血管が浮き、引き締まっている。上積みまではどうかも、力を出せる状態に仕上がった。

重厚感のあるフォルム。胴周りにまとまりがあり、ボリューム感を保ちつつ、柔軟性があって良質な決め手を秘めている。追ってから反応して、馬群を割るような競馬もできるタイプ。後肢の飛節は緩やかにカーブしており、機動力十分。器用な立ち回りができる、内目の枠が欲しいところ。繋ぎはやや立ち気味、本質的には時計を要する馬場が合いそう。休み明けの分、良化の余地を残してはいるが、太め感はない。

筋肉量が非常に多い体型。背中周りを窮屈に見せず、大腿筋膜の発達が目立つ。力強いキックで大きな推進力を生み出せそうな、持続型のスプリンター。高速決着、時計の掛かる馬場、どちらにも対応できるパワーを秘めているものの、蹄は薄く、本質的にはスピード勝負に強いタイプ。常に見栄えする馬体ではあるものの、休み明けながら筋肉の張りが良く、スッキリと引き締まっていて仕上がり良好。

胴詰まりで前後の連動性に優れている瞬発力タイプ。母父バラシアはサドラーズウェルズ系の種牡馬で、その特徴が馬体にも表れており、重厚感がある。体つきに加えて、脚元はグリップ力が高そうな構造。追込馬でも道悪は苦にしない。その一方で、高速馬場への対応がポイントか。夏に二戦しているが、依然として肌ツヤが良く、状態面は高いレベルでキープ。わずかに肋骨が浮いて見え、ボディコンディションは理想的。

牡馬としてはコンパクトな馬体だが、付くべきところに筋肉が付いていて、皮膚を薄く見せる。まとまったフォルムで、前後の連動性に長けており、後肢の飛節も折りの深い「曲飛」の構造。鋭く切れる末脚が本馬の武器。斜尻でも大腿筋膜の発達が目立ち、下腿部も膨らんでいてスピード十分。道悪は苦にしないため、雨が降って差しが届く馬場になれば要注目。キーンランドCを使って馬体はさらに引き締まり、上積みを感じさせる。

胴詰まりで伸縮性・瞬発力を感じさせるフォルム。飛節の折りが深い「曲飛」の構造で、柔軟性とピッチの速さ、脚の回転力で一気に加速する末脚が武器。晩成傾向がある父ロードカナロアの血が徐々に表れてきたか、この秋からは立ち姿に迫力と、力強さを感じさせるようになってきた。セントウルSも結果こそ出なかったが、自身は速い上がりを記録していて、末脚がハマれば。馬体の張りツヤをキープして、体調面に不安無し。

背中と腹側のラインが平行に近い分、胴周りに伸びがあるように見える体型。飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造で、脚元の繋ぎは長く、クッションの利きそうな造り。跳びの大きい走りをする馬なので、良馬場でこそのタイプか。ストライドをしっかりと伸ばせる、外枠のほうが力を発揮できる。休み明けのセントウルSをひと叩きして、体つきにメリハリが出てきた。結果を出した前走よりも状態は上向き、好仕上がり。

前肢・クビが短く、ピッチが速い走りが特徴的。馬体は素軽いタイプで、スピード勝負が合いそうな一方、脚の回転が速いために、渋った馬場も問題なくこなす。腹側のラインは後躯に向かって引き締まり、後肢はわずかにカーブ。バネ感があって、溜めて速い脚を繰り出せそう。完成度の高かった馬だが、5歳秋を迎えても馬体に衰えは感じさせない。毛艶は黒光りして、キーンランドC時よりも筋肉の張りは良く見えるくらい。ココ目標にキッチリと仕上がった。

前肢が短く、前傾姿勢になりやすいことからスピードの乗りが非常に良い。ヘニーヒューズ系特有の背中が長いシルエットで、押さえ込まずに持続力を活かしてこそ良さが活きてくる。450キロ台のコンパクトな馬でも、後躯の発達が目立ち、蹄も薄いことから高速決着は得意。下り坂スタートとなる中山芝1200mで自分の形に持ち込みたいところ。大敗後でもダメージは一切感じられず、馬体のコンディションは良好。

骨格が大きく、筋肉量も豊富で迫力ある馬体。トモの容量は目を引くモノがあり、横広で大腿筋膜周辺の発達も顕著。力強いキックで、スピード勝負に持ち込んでこそ真価を発揮する。背中が長めの持続型スプリンターで、厳しい流れも苦にしない。脚元や馬体構造、走りから馬場は不問。高速馬場への適性も十分。大型馬でも仕上がりやすい馬で、春以来の実戦でもメリハリのある体つき。好勝負が期待できそう。

筋肉量が豊富で、特に前駆の発達が目立つ。筋肉の質感は硬めで、関節の可動域はやや狭いタイプ。自身はダートを走ったことはないが、近親はダートでの活躍馬が多く、血統的な特性が馬体に表れている印象。フットワークは力強く、パワー型。繋ぎも立っていて、蹄は小さい。タフな競馬になっても対応できる。立て直された前走も馬体のコンディションは良く見えたが、前哨戦を使って筋肉の張りは更に良化。近走でも一番といえる状態で出走できそう。