シンハライト

(牝3、栗東・石坂厩舎)

ディープインパクト
シンハリーズ
母父Singspiel
通算成績4戦3勝
重賞勝利 16年チューリップ賞(G3)
連対時平均馬体重429kg (最高:430kg) (最低:426kg)
前走時馬体重426kg
POINTパッと写真を見た瞬間に「良い馬だな」と思わず唸ってしまうくらい整った馬体。430kg弱で競馬しているとは思えないほど馬体を大きく見せている。しかしムダ肉は一切無く、胸前、トモの筋肉、いずれもしっかりしたものを持っているし、脚の長さなど距離的なことも考慮してもメンバー中最上位の評価を与えたい。うっすらあばらが浮いていて良い状態なのだが、輸送があるので、あまり減らしたくはないか。仕上がりに関して不安は全く無い。

チェッキーノ

(牝3、美浦・藤沢和厩舎)

キングカメハメハ
ハッピーパス
母父サンデーサイレンス
通算成績4戦3勝
重賞勝利 16年フローラS(G2)
連対時平均馬体重458kg (最高:464kg) (最低:452kg)
前走時馬体重464kg
POINTシンハライトとは違ったタイプの良い馬といった感じ。肩周りやトモの筋肉の張り具合はやはり重賞勝ち馬と思わせるもの。2400mがベストの距離ではないだろうが、それでも中距離ぐらいで一番能力が発揮できそうで、3歳春まではこなせると個人的に思っているがどうか。仕上がりに関していえばかなり良い感じのデキで、毛艶も良いし、前述したように馬体の張りも十分。好走可能な状態と見た。

アットザシーサイド

(牝3、栗東・浅見厩舎)

キングカメハメハ
ルミナスハーバー
母父アグネスタキオン
通算成績5戦2勝
連対時平均馬体重442kg (最高:448kg) (最低:438kg)
前走時馬体重430kg
POINT牝馬らしいスッキリした馬体で、シルエットも綺麗なタイプ。馬体に対する筋肉量は小柄な牝馬としてはこのくらいでは。それでも以前の写真と比較して、確実に馬が良くなってきている。距離は正直微妙なところ。体型からも血統からも2400mが向くとは思えないが、現状見る限り素晴らしい仕上がりだし、絶好調といった感じ。3歳の今時期、この仕上がりならカバーできても良い。

エンジェルフェイス

(牝3、栗東・藤原英厩舎)

キングカメハメハ
ワンフォーローズ
母父Tejano Run
通算成績4戦2勝
重賞勝利 16年フラワーカップ(G3)
連対時平均馬体重496kg (最高:498kg) (最低:494kg)
前走時馬体重496kg
POINT胴の長さは平均~やや短めだが、割と脚がスラッとして長め。このメンバーの中では比較的長い距離でも大丈夫なタイプ。付くべきところにしっかり筋肉もついているし、牝馬としては見栄えのする方だ。腰高なのは幼いというか元々の体型もある感じ。仕上がりに関していえば、馬体の張りも良いし、毛艶も光の加減もあるが良く見える。きっちり仕上がって本番を迎えられそう。

ロッテンマイヤー

(牝3、栗東・池添学厩舎)

クロフネ
アーデルハイト
母父アグネスタキオン
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重468kg (最高:470kg) (最低:466kg)
前走時馬体重470kg
POINT立ち姿のシルエットはかなり綺麗に見えて、割と好みのタイプの馬なのだが、キャリアもまだ3戦ということもあって、ちょっと馬が幼い感じがある。筋肉の質感なども良いのだが、まだ若干非力かな、といった印象をもった。腰も高いし、まだこれから成長して良くなりそう。仕上がりに関しては、きっちり仕上げてきたな、という印象で、体調も問題なさそう。現在の能力でどこまでやれるか試金石の1戦。

ジェラシー

(牝3、美浦・菊沢厩舎)

ハービンジャー
グローリアスデイズ
母父サンデーサイレンス
通算成績6戦2勝
連対時平均馬体重478kg (最高:484kg) (最低:470kg)
前走時馬体重470kg
POINT全体のシルエット、筋肉の質などはさすが母系がしっかりしていることもあって良い物を持っている。トモはまだまだ良くなりそうで、今後の成長が楽しみな1頭。仕上がりに関しては特段良く見える感じではないが、現状の力は問題無く発揮することができそうだ。

フロムマイハート

(牝3、栗東・宮本厩舎)

ハーツクライ
マイネエスポワール
母父アグネスデジタル
通算成績9戦2勝
連対時平均馬体重429kg (最高:434kg) (最低:420kg)
前走時馬体重420kg
POINTこの馬も小柄な牝馬だが、そうとは見せない体つきで大きく見せている。前駆は良い筋肉を持っているのだが、トモの張り、筋肉量はやや見劣りする感じは否めない。全体のシルエットを見た感じでは距離は問題なくこなせそうだが。もう少しトモにボリュームが出れば今後が楽しみ。仕上がりで言えばトライアルで権利を獲らなければいけない組だったので、今回は絶好調ではなさそうだが、この馬なりに仕上げている感じがあるし、問題ないレベルまで来ている。

デンコウアンジュ

(牝3、栗東・荒川厩舎)

メイショウサムソン
デンコウラッキー
母父マリエンバード
通算成績6戦2勝
重賞勝利 15年アルテミスS(G3)
連対時平均馬体重457kg (最高:466kg) (最低:448kg)
前走時馬体重442kg
POINT丸みのあるムチッとした体つきは父メイショウサムソン譲りか。体つきは一見筋肉量が豊富そうに見えるのだが、容量的にはもっと馬体に張りがあっても良いのかな、といった印象を受ける。ただ脚の長さはやや長めのものをもっているので、この距離はこなせそうだが。仕上がりとして毛艶は及第点かな、といった感じ。特筆して良い状態、というようには見えないが、力は発揮できそう。

アウェイク

(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)

ディープインパクト
オールザウェイベイビー
母父Grand Slam
通算成績4戦1勝
連対時平均馬体重448kg (最高:448kg) (最低:448kg)
前走時馬体重452kg
POINTディープ産駒の牝馬らしい感じのバランスのとれた体つき。トモの容量もまだ余裕があるし、全体的に筋肉の張りがやや不足している感じがある。今後成長して来れば将来的には上のクラスで走っていそうな雰囲気は持っているのだが、現状の能力で言うと一線級とはまだ差があるか。仕上がりに関しても、良い意味で平行線と言った感じ。このデキでどこまでやれるか。

ウインファビラス

(牝3、美浦・畠山厩舎)

ステイゴールド
サマーエタニティ
母父アドマイヤコジーン
通算成績7戦1勝
連対時平均馬体重448kg (最高:452kg) (最低:444kg)
前走時馬体重442kg
POINT前駆、後駆ともにまだ全体的に幼さを残す体つき。それでもOPで実績を残していることから、ステイ産駒の牝馬ということもあり気持ちで走るタイプなのかもしれない。芦毛ということもあり判断しづらい部分もあるのだが、体調に関してはそれなりに整ったぐらいの印象か。好調とまでは言いづらい面がある。

ダイワドレッサー

(牝3、美浦・鹿戸厩舎)

ネオユニヴァース
リバティープリント
母父スウェプトオーヴァーボード
通算成績5戦1勝
連対時平均馬体重452kg (最高:454kg) (最低:450kg)
前走時馬体重450kg
POINT筋肉量としては牝馬の中でも豊富で、胸前も後駆もしっかりとした筋肉がついていて、牝馬としてはごついほうの部類に入る。しかし重たい印象はなくむしろ軽い感じで、胴が長めなので距離延長はプラス。個人的な見立てではもう一絞りできるかな、と言った感じ。ただ調子、体調自体は良さそう。力は出せる仕上がり。

フロンテアクイーン

(牝3、美浦・国枝厩舎)

メイショウサムソン
ブルーボックスボウ
母父サンデーサイレンス
通算成績7戦1勝
連対時平均馬体重449kg (最高:454kg) (最低:444kg)
前走時馬体重450kg
POINTこちらも牝馬らしいスッキリしたフォルムで、ムダ肉は一切感じられない。父メイショウサムソンはデンコウアンジュと同じだが、こちらの方が比較的軽さがありそう。ただ、比較的直飛に向いているので、純粋な瞬発力勝負では分が悪いか。持続力が求められるような舞台で前進しそうだ。仕上がり的には不安も無く順調に来ているように見受けられた。

ビッシュ

(牝3、美浦・鹿戸厩舎)

ディープインパクト
バランセラ
母父Acatenango
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重413kg (最高:418kg) (最低:408kg)
前走時馬体重404kg
POINTこの段階では4/5の抽選対象なので、まだ出走が決定していない。首から肩にかけての筋肉、トモの容量など、随所に良さそうなものを持ってはいるのだが、まだまだ緩く、張りも今ひとつか。仕上がり的にもビシっと仕上げてきた感じではなく、腹回りなんかもまだゆとりがある。現状では、正直G1の舞台で推せるほどの能力、デキではないと見た。