※イチオシ馬&特注馬は2/28(金)に更新します!

中山記念

チューリップ賞

  • 3/1()夕方発行
    東京スポーツ(中山記念の予想を掲載)
  • 3/1()13:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (中山7~9Rパドック解説)

アルナシーム

牡6
[栗]橋口慎厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
ジュベルアリ
母父:ディープインパクト
通算成績 23戦7勝[7-2-0-14]
前走時馬体重 452kg
詳細
寸評

背中が短い、胴詰まりの体型。前後の連動性に優れており、瞬発力勝負が合いそう。馬格はコンパクトだが、付くべきところに筋肉が付き、馬体重の数字以上にボリューム感がある。繋ぎは柔軟で軽い馬場が合うタイプ。開幕週の馬場は好材料といえそう。毛艶、筋肉の張りは前走ほどではないが、引き続きメリハリのある体つきを維持できていて、好気配。肋骨が薄っすら浮いていて、太め感もない。

シックスペンス

牡4
[美]国枝厩舎

レース適性星
仕上がり星
キズナ
フィンレイズラッキーチャーム
母父:Twirling Candy
通算成績 5戦4勝[4-0-0-1]
前走時馬体重 502kg
詳細
寸評

父キズナ似の筋肉質でまとまりのあるフォルム。後肢の仙骨は傾斜した「斜尻」で、胴の造りと相まって瞬発力勝負に向いている印象。米国色の強い血統が影響して、腹袋は発達。マイル志向の強い馬だが、1800mは問題無く末脚を発揮できる距離。トモの横幅は十分にあり、筋肉量が多いため高速決着にも対応できる。前肢の蹄に小さく補修痕が残っているものの、能力発揮に問題はなさそう。肌ツヤ良く、休み明けでも緩さを感じさせず、好仕上がり。

ソウルラッシュ

牡7
[栗]池江寿厩舎

レース適性星
仕上がり星
ルーラーシップ
エターナルブーケ
母父:マンハッタンカフェ
通算成績 23戦8勝[8-4-2-9]
前走時馬体重 514kg
詳細
寸評

クビさしが太いパワー系の馬体。腹袋が発達していて、重厚感がある。蹄にも厚みがあり、繋ぎは立っており、高速決着でも結果を出している馬だが、本質的には時計が掛かる馬場や、消耗戦を得意とするタイプ。骨格のバランスが良く、舞台は選ばない馬だが、小回りで開幕週の中山コースは立ち回りがポイントになりそう。7歳でも馬体に衰えはなく、筋肉の張り感は上々。冬場でも毛艶に光沢があって、状態面に不安なし。

ボッケリーニ

牡9
[栗]池江寿厩舎

レース適性星
仕上がり星
キングカメハメハ
ポップコーンジャズ
母父:ダンスインザダーク
通算成績 31戦7勝[7-12-2-10]
前走時馬体重 474kg
詳細
寸評

全兄ラブリーデイよりも全体にシャープで素軽い立ち姿。コンパクトにまとまっている分、距離適性は兄よりも長め。器用な競馬ができる馬で、胸の縦幅も十分にあり、スタミナを秘めている。繋ぎは立ち気味で、道悪は苦にしない。中山記念は開幕週で高速決着になりやすく、スピード勝負に対応できるかがカギ。昨夏の札幌記念を除外になって以来となるが、肋骨が浮いて馬体は引き締まっている。年齢的に大きな上積みは感じられないものの、休み明けとしては上々のデキにある。

リフレーミング

牡7
[栗]鮫島厩舎

レース適性星
仕上がり星
キングヘイロー
ヒーリング
母父:バトルプラン
通算成績 29戦6勝[6-6-5-12]
前走時馬体重 466kg
詳細
寸評

クビさしから肩周りにかけての発達が目立ち、たくましい体つき。背中に長さがある分、腹周りはシャープに見せて、立ち姿は素軽い。仙骨の角度が傾斜した「斜尻」の構造で、飛節にもバネ感があり、レースでの瞬発力に繋がっている。スタートの出脚は遅いタイプだが、エンジンが掛かってからの脚は安定感がある。開幕週の中山でどう立ち回るか。いつも良く見せるタイプだが、今回も毛艶は抜群で筋肉の輪郭もハッキリ浮いており、コンディションの良さが目立つ。

イチオシ馬

マテンロウスカイ

セ6
[栗]松永幹厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
レッドラヴィータ
母父:スペシャルウィーク
通算成績 22戦5勝[5-4-4-9]
前走時馬体重 486kg
詳細
寸評

父モーリス譲りの筋肉質な馬体。トモの横幅が広く、大腿筋膜の発達が目立ち、高速域でのスピード勝負が得意。飛節は折りの深い「曲飛」タイプで、後肢の回転が速く、安定した先行力に繋がっている。小回りコースでも立ち回りは上手で、昨年の当レースは好位から押し切り勝ち。中山コースへの適性は高い。筋肉の張りは昨秋ほどではないが、冬時季でも毛艶は上々。力を出せる状態に仕上がった。

やーしゅん
中山記念は開幕週、かつAコース使用で内目の綺麗な馬場を通ることができる、機動力の高い先行馬が活躍。馬体構造から安定した先行力とスピードの持続力を秘めている本馬にとってベストの条件で、昨年に続いての好走に期待しています。
特注馬

ボーンディスウェイ

牡6
[美]牧厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
ウィンドハック
母父:Platini
通算成績 25戦5勝[5-4-4-12]
前走時馬体重 498kg
詳細
寸評

最新の写真は25年中山金杯
腹袋が大きく、全体に肉付きがいいパワフルな馬体。四肢は短く、重心が低い。機動力に優れていて、コーナー4つの中山は適した舞台といえる。胸の縦幅が深く心肺機能も高そうで、淀みないペースからの消耗戦が合うタイプか。体型的には1800~2000mがベストに映り、距離短縮は好材料。5歳になり馬体の成長が著しく、本格化を迎えていて、充実度合いが伝わってくる。

やーしゅん
筋肉量が豊富で、好位から流れ込む形を得意とする、機動力に優れた先行タイプ。前走のAJCCは前崩れの展開と距離が少し長く7着に敗れましたが、1800mへの距離短縮でスムーズに先行できれば十分に巻き返せると見ています。

ウォーターガーベラ

牝3
[栗]河内厩舎

レース適性星
仕上がり星
レイデオロ
ウォーターピオニー
母父:ヴィクトワールピサ
通算成績 6戦1勝[1-1-1-3]
前走時馬体重 442kg
詳細
寸評

背中が短く、前後の詰まったバランスは半兄ウォーターリヒトと似ている。後肢の飛節はカーブしており、ピッチが速く、溜める競馬が合うイメージ。兄よりも仙骨の角度が地面と平行に近く、トモの横幅が広い。大腿筋の容量、発達度合いも上回っており、スピードの持続力は本馬のほうが高そう。短距離志向の強いタイプで、1ハロンの距離短縮は好材料。前回に続いて冬毛は伸びているが、馬体は維持できており、いい意味での平行線か。

スリールミニョン

牝3
[栗]高橋康厩舎

ミスターメロディ
ルミノハレブタイ
母父:クロフネ
通算成績 5戦2勝[2-0-0-3]
前走時馬体重 434kg
詳細
寸評

枠順確定前取消
前走時434キロとコンパクトにまとまっているが、クビさしは太さがあり、前躯・後躯ともに肉付きがいい。骨格に対しての筋肉量は水準以上で、前肢が短く、重心はやや前傾。斜尻でトモの横幅が狭い分、序盤の行き脚は遅いが、後肢の飛節にはバネ感があって、良質な瞬発力を秘めている印象。1600mはやや距離が長い印象も、終いを活かす形なら。時季的に毛艶は目立たないが、スッキリと引き締まっていて、力は発揮できそう。

ノクナレア

牝3
[栗]今野厩舎

レース適性星
仕上がり星
ミッキーアイル
ララア
母父:Tapit
通算成績 2戦1勝[1-0-0-1]
前走時馬体重 450kg
詳細
寸評

余分な肉が付いていない、シャープに映る体つき。クビさしは細く、トモの仙骨は傾斜角度の深い「斜尻」の構造。後肢の飛節は中間的な角度から、直飛に近い構造で、長さがある。ディープインパクト系らしいフォルムで、素軽い切れと良質な持続力を兼備。父ミッキーアイルはマイル以下で活躍していたが、本馬は距離にある程度融通が利きそう。まだ腰高な面が残り、完成途上の感はあるものの、スッキリと引き締まっていて、態勢は整った。

マイエレメント

牝3
[栗]福永厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
ソートアフター
母父:ディープインパクト
通算成績 2戦1勝[1-0-0-1]
前走時馬体重 480kg
詳細
寸評

長躯短背で、バランスのいい立ち姿。前走時で480キロと牝馬の中では大柄だが、全体的に細身なシルエットで、腹周りはスッキリ。体型的に距離は延びて良さが出そう。やや斜尻気味で後肢の飛節は緩やかにカーブしており、歩様や走法にバネ感があって、良質な瞬発力を秘めている。除外を挟んでの一戦で、日当たりの関係もあるが、毛艶は前走のほうが良く見える。それでも後肢には血管が浮いて、筋肉の張りは上々。力を出せる態勢に仕上がっている。

イチオシ馬

ビップデイジー

牝3
[栗]松下厩舎

レース適性星
仕上がり星
サトノダイヤモンド
ローズベリル
母父:キングカメハメハ
通算成績 3戦2勝[2-1-0-0]
前走時馬体重 436kg
詳細
寸評

前後にまとまりがある、コンパクトな馬体。小柄でも後躯の容量は大きく、肉付きも悪くない。馬格のサイズ感は父母よりも、母の母モルガナイトに近い。胴が短い分、連動性に優れていて脚の回転が速く、瞬発力勝負に強い。関節の可動域が広く、飛節はカーブしている「曲飛」系の構造も、体を大きく使うことができるため、距離には融通が利くイメージ。毛艶、筋肉の張りは昨年末より良く見せて、使って絞れそうな余地を残しつつも、体調はかなり良さそう。

やーしゅん
胴詰まりの体型で、瞬発力勝負に長けたバランス。先行馬が少なく、上がり勝負になりそうなメンバー構成で、末脚勝負なら安定して上位争いが期待できそうです。良化余地を残しつつも、力を発揮できる状態に仕上がっています。
特注馬

フェアリーライク

牝3
[栗]笹田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ゴールドアクター
ヒノクニノオンナ
母父:ヘニーヒューズ
通算成績 3戦1勝[1-1-0-1]
前走時馬体重 462kg
詳細
寸評

やや背中を長く見せるフォルム。トモの横幅が広く、形状は母父ヘニーヒューズの特徴が見受けられ、胴の構造と相まって良質な持続力を秘めている印象。筋肉の質感には柔軟性があり、追ってからストライドが伸びて、前後の連動性も高い。反応速度も速く、鋭い末脚を繰り出せるように、総合力の高いタイプに映る。1600mへの距離短縮も不安なし。

やーしゅん
デビューからの2戦は行き脚が鈍く、2戦目は速いペースに対応できず6着に敗れましたが、スタート五分に出た前走は鮮やかな勝ちっぷりを見せました。馬体のバランスが整っていて、総合力が高く、重賞でも好走できる潜在能力を感じる1頭です。
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