※イチオシ馬&特注馬は4/4(金)に更新します!

  • 4/5()夕方発行
    東京スポーツ(大阪杯の予想を掲載)
  • 4/5()14:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (中山10~12Rパドック解説)

アルナシーム

牡6
[栗]橋口慎厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
ジュベルアリ
母父:ディープインパクト
通算成績 24戦7勝[7-2-0-15]
前走時馬体重 448kg
詳細
寸評

背中が短い、胴詰まりのバランス。前後の連動性に優れており、鋭い決め手を活かした競馬が合う。付くべきところに筋肉が付き、斜尻ながらトモは横広で、馬体重の数字以上にボリューム感がある。繋ぎは柔軟で軽い馬場が合うタイプ。コンパクトな馬だが、高速決着にも対応可能。日当たりの関係もあるが、前走よりも毛艶は冴えていて、後肢の下腿部には結果が浮いている。非常に良く見せた中山金杯の時と遜色ないか、それ以上のいい状態にありそう。

エコロヴァルツ

牡4
[栗]牧浦厩舎

レース適性星
仕上がり星
ブラックタイド
プティプランセス
母父:キングカメハメハ
通算成績 10戦3勝[3-2-1-4]
前走時馬体重 488kg
詳細
寸評

背中が短い体型で、四肢が長いため重心は高め。筋肉の質感はしなやかに映り、後肢の飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造。跳びの大きな走りをする馬で、息の長い脚を繰り出せるタイプ。肉付きはいいが柔軟性を秘めるため、2000mへの延長は不安無し。いつも良く見せる馬ではあるものの、今回も毛艶に光沢があって、皮膚を薄く見せるほど筋肉の張りもいい。高次元でデキは安定している。

カラテ

牡9
[栗]東田厩舎

レース適性星
仕上がり星
トゥザグローリー
レディーノパンチ
母父:フレンチデピュティ
通算成績 47戦8勝[8-2-1-36]
前走時馬体重 532kg
詳細
寸評

骨量・筋肉量が豊富なパワータイプ。母父フレンチデピュティの血が発現して、繋ぎは立ち気味。時計を要する馬場は苦にしない。前後に詰まった体型で、腹袋も発達している。現状、前躯が勝っている印象が強いため、良馬場でのスピード勝負に対応できるかがカギ。年齢的に上積みは薄いが、毛艶や筋肉の張りは悪くなく、腹周りにも太め感はない。力を出せる態勢に整っている。

キングズパレス

牡6
[美]戸田厩舎

キングカメハメハ
ドバウィハイツ
母父:Dubawi
通算成績 24戦4勝[4-10-4-6]
前走時馬体重 502kg
詳細
寸評

出走回避
父似の筋肉質な馬体。前後にまとまった体型で、タメを利かせて瞬発力を活かす競馬が合う。ピッチの利いた走りをする馬で、瞬間的な反応に優れている。肉付きが良く、ガッシリとしている分、スローの決め手比べより、多少上がりを要する競馬のほうが合っているか。スピード勝負、内回りで末脚を上手く発揮できるかがポイント。1週前の時点で肋骨が薄っすらと浮き、体つきにはメリハリが感じられ、コンスタントに使っているが状態は維持できている印象。

シックスペンス

牡4
[美]国枝厩舎

レース適性星
仕上がり星
キズナ
フィンレイズラッキーチャーム
母父:Twirling Candy
通算成績 6戦5勝[5-0-0-1]
前走時馬体重 512kg
詳細
寸評

父キズナ似の筋肉質で前後に詰まったフォルム。後肢の仙骨は傾斜した「斜尻」で、胴の造りと相まって瞬発力勝負に向いている印象。米国色の強い血統が影響して、腹袋は発達。マイル志向の強い馬なので、2000mへの延長で立ち回りはカギになる。狭い所を割れる一瞬の脚を秘めており、タイトな競馬もこなす。パワフルな馬体から高速決着は得意。前回、前肢の蹄に見られた補修痕も消え、一度使って馬体の張りは上向いてきた。

ジャスティンパレス

牡6
[栗]杉山厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
パレスルーマー
母父:Royal Anthem
通算成績 18戦5勝[5-2-2-9]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

ディープインパクト産駒らしい、長躯短背のフォルム。柔軟性を秘め、後肢の飛節は関節が真っ直ぐ、綺麗に伸びる直飛の構造。ストライドの大きな走りをする馬なので、基本的には広いコースが合うタイプ。またムダ肉も少ない馬で、馬格も元来コンパクト寄り。中長距離適性の高い馬で、スピードの持続力が問われる阪神芝2000mをどう立ち回るか。毛艶や筋肉の張りには良化の余地を残すものの、有馬記念以来でも重め感はなく、今季初戦としては上々の仕上がりといえそう。

ステレンボッシュ

牝4
[美]国枝厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
ブルークランズ
母父:ルーラーシップ
通算成績 8戦3勝[3-3-2-0]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

父エピファネイア、母父ルーラーシップは共に胴長の体型。本馬も血統の特徴がハッキリと馬体に表れており、背中を長く見せ、跳びの大きな走りをする。シャープでムダ肉の少ないフォルムから、本質的に距離はある程度欲しいタイプ。持続力勝負は得意な一方で、トモは構造上やや薄く見える造り。行き脚は速くないので、阪神内回りでの立ち回りはカギに。昨秋よりも筋肉の張りが良く、香港ヴァーズ以来の一戦でもスッキリと引き締まっていて、好気配。

ソールオリエンス

牡5
[美]手塚厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
スキア
母父:Motivator
通算成績 13戦3勝[3-3-1-6]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

筋肉の付き方はなだらかで、柔軟な質感。飛節は緩くカーブして、仙骨の角度は傾斜した「斜尻」でバネ感十分。長躯短背のバランスから、溜めて鋭い脚を長く繰り出せる点が本馬の長所といえる。3歳時と比較して、全体にボリュームアップ。緩さが解消され、馬体が完成してきた。体型から時計を要する条件のほうがパフォーマンスを上げやすい。ひと雨欲しいタイプ。前走の京都記念を叩いてシェイプアップ。上積みがありそう。

デシエルト

牡6
[栗]安田翔厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドレフォン
アドマイヤセプター
母父:キングカメハメハ
通算成績 15戦6勝[6-0-1-8]
前走時馬体重 536kg
詳細
寸評

立ち写真は3歳時以来。当時よりもボリュームアップしているが、脚長でバランスが整っており、大型馬でも重苦しいところがない。胸の縦幅は深く、心臓や肺が発達して、心肺機能の高さが窺える。トモの横幅は狭く映るが、大腿筋膜が発達して力強く、背中に伸びがあってスピードの持続力を活かしたレース運びがベスト。阪神芝2000mは力を発揮できる舞台といえそう。前走比較はできないが、前哨戦を使った効果か腹回りはスッキリ。筋肉の張りや毛艶も上々。

ベラジオオペラ

牡5
[栗]上村厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
エアルーティーン
母父:ハービンジャー
通算成績 11戦5勝[5-1-1-4]
前走時馬体重 512kg
詳細
寸評

父ロードカナロア似でトモの横幅が広く、肉付きもいい。後躯の発達が目立ち、下腿部から大腿筋膜にかけて血管が浮いている。この豊かなトモで力強いキックができるため、安定した先行力に繋がっている印象。道悪での好走実績もある馬だが、蹄が薄く繋ぎもクッションが利く造りで、本質は良馬場向き。跳びが大きく持続力も上位で、阪神芝2000mはベストの舞台といえそう。まだ引き締まる余地を残しつつも、筋肉はパンと張っていて、休み明けでも力は出せる。

ホウオウビスケッツ

牡5
[美]奥村武厩舎

レース適性星
仕上がり星
マインドユアビスケッツ
ホウオウサブリナ
母父:ルーラーシップ
通算成績 14戦4勝[4-3-3-4]
前走時馬体重 504kg
詳細
寸評

脚が短くて低重心なバランスの父・マインドユアビスケッツと比較すると、本馬は前肢が長く、伴って重心もやや高め。トモは斜尻寄りの構造でありながら、ボリューム感があり、良質なスピードを秘める。背中周りにも伸びがあって、持続力を活かした先行策でこそ持ち味が活きる。阪神芝2000mへの適性は高い。金杯から馬体面での良化が顕著だった金鯱賞時と比較しても、遜色のない仕上がり。皮膚を薄く見せて、張り感をキープできている。

ボルドグフーシュ

牡6
[栗]宮本厩舎

レース適性星
仕上がり星
スクリーンヒーロー
ボルドグザグ
母父:Layman
通算成績 14戦3勝[3-3-3-5]
前走時馬体重 506kg
詳細
寸評

筋肉の質感がしなやかで、シャープな印象のある、中長距離向きの体型。四肢は長めで関節の可動域も広く、跳びは大きい。後肢にはバネ感があり、エンジンが掛かれば長くいい脚を繰り出せる。繋ぎは長めで、綺麗な馬場のほうが力は発揮できそう。持続力を評価しつつ、今回は高速馬場の2000mでスピードへの対応がカギ。チャレンジC、AJCC、そして今回と一戦ごとに馬体が締まって、毛艶も申し分のない状態。体調面はかなり良さそう。

ラヴェル

牝5
[栗]矢作厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
サンブルエミューズ
母父:ダイワメジャー
通算成績 14戦3勝[3-1-0-10]
前走時馬体重 480kg
詳細
寸評

四肢は長めで胴周りに程よい伸びがあり、バランスがいい。ムダ肉が無くスッキリと見せ、筋肉の質感は柔らかく、関節の可動域も広い馬。一瞬の加速よりも、長くいい脚を繰り出せる持続力が本馬の武器といえる。トモがやや薄く見える馬で、極端な高速決着はどうかも、胸の深さは十分で心肺機能の高さを活かしたいところ。スッキリ仕上がっていた金鯱賞を使って、筋肉の張りが良化。暖かくなって毛艶も光沢が出て、体調は上向き。

ロードデルレイ

牡5
[栗]中内田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
デルフィーノ
母父:ハーツクライ
通算成績 9戦6勝[6-2-0-1]
前走時馬体重 490kg
詳細
寸評

非常に筋肉量が多く、後躯はキングマンボ系らしい横幅の広さがあって、大腿筋膜から半腱半膜様筋の発達が目立つ。胴詰まりでまとまりが感じられる、連動性に優れたバランス。父は短距離馬でも、本馬は四肢に長さがあって、中距離向き。本質的には瞬発力型だが、成長と共にしぶとい脚を使えるようになってきており、総合力が高まってきた。筋肉の張りと毛艶は高いレベルで維持できており、今回も仕上がりは良さそう。

イチオシ馬

コスモキュランダ

牡4
[美]加藤士厩舎

レース適性星
仕上がり星
アルアイン
サザンスピード
母父:Southern Image
通算成績 13戦2勝[2-4-1-6]
前走時馬体重 510kg
詳細
寸評

父アルアインと似たボリューム感のある馬体。腹袋は大きめで、上がりの掛かる消耗戦も苦にしない。背中周りに伸びがあり、トモも横幅が広く、一瞬の切れよりもスピードを持続させる競馬が得意。筋肉量豊富で高速馬場は得意なタイプ。持続力比べも得意で、ロングスパート勝負になりやすい阪神芝2000mは適した舞台といえそう。少し冬毛が伸び気味だった前走と比較すると、毛艶は良化。伴って筋肉の張りも良く見える。使いつつ状態は上向き、好仕上がり。

やーしゅん
大阪杯は高速適性と持続力が必要なレース。骨量・筋肉量が豊かで、胴長体型の本馬にとって適条件と考えます。前走よりも毛艶、馬体の張りも良化していて、状態面の上積みも見込めます。父子制覇に期待です。
特注馬

ヨーホーレイク

牡7
[栗]友道厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
クロウキャニオン
母父:フレンチデピュティ
通算成績 12戦5勝[5-1-3-3]
前走時馬体重 534kg
詳細
寸評

仙骨が傾斜した「斜尻」と真っ直ぐに伸びた「直飛」は父ディープインパクト譲り。後肢が長く、腰高に映るフォルム。前重心のバランスで、グリップ力が高そう。馬場不問で力を発揮できるタイプか。筋肉質が多いので、時計の速い競馬も不安無し。阪神内回りの経験はないが、緩い下りの続くコースで、持ち前の持続力を活かせれば。常に良く見せる馬だが、今回もボリューム感があって迫力十分。年齢的な衰えも全く感じさせない。好仕上がり。

やーしゅん
阪神内回りは初となりますが、大型かつ持続力に長けた体型で、長く脚を使う競馬が得意な本馬な ら十分に力を発揮できるはず。7歳馬でも馬体の張りツヤは抜群で、充実ぶりが目立っています。G1でも侮れない1頭です。
出走予定馬すべての立ち写真が掲載されるとは限りません。
馬体フォーカス内の記事・写真・映像などに関して、一切の引用、無断複製、転載を禁じます。