【NHKマイルC】3歳マイル路線の頂点を狙う11頭の馬体写真を掲載!先週ワンツーのイチオシ・特注馬も注目
2025/5/9(金)
※イチオシ馬&特注馬は5/9(金)に更新します!
- 5/10(土)夕方発行
東京スポーツ(NHKマイルCの予想を掲載) - 5/10(土)13:00頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
(東京7~9Rパドック解説) - 5/11(日)14:30頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京10~12Rパドック解説)
イミグラントソング
牡3
[美]辻厩舎


父 | マクフィ |
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母 | エルノルテ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 5戦2勝[2-1-1-1] |
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前走時馬体重 | 482kg |
クビさしはやや太く、肩周りの筋肉量が多い。パワフルな面を備えつつ、トモの仙骨は傾斜した「斜尻」タイプで、飛節も角度の深い「曲飛」の構造。長躯短背で背中周りに伸縮性を秘めていることから、溜めて末脚を活かす競馬が得意。筋肉、特に後躯の張りはもっと良くなりそうだが、キ甲は伸びていて完成度は水準以上。肋骨が薄っすらと感じ取れるように、1週前の時点で太め無く仕上がっている。
ヴーレヴー
牝3
[栗]武幸厩舎


父 | サトノクラウン |
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母 | アルギュロス 母父:マンハッタンカフェ |
通算成績 | 7戦3勝[3-1-0-3] |
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前走時馬体重 | 480kg |
前走時474キロの体重ながら、寸が詰まった体型のためコンパクトな印象を受ける馬。腹袋は父サトノクラウン似で大きく発達している。血統表は中長距離馬が揃っているが、本馬はクビさしが太いパワー型で、短距離寄りの適性を感じさせる。切れよりもパワーを活かしたしぶとい競馬が合いそうなイメージ。毛艶に良化の余地が感じられた桜花賞時と比較して、明らかに肌ツヤが良くなっている。筋肉の張りも上々で、前走以上のデキに映る。
コートアリシアン
牝3
[美]伊藤大厩舎


父 | サートゥルナーリア |
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母 | コートシャルマン 母父:ハーツクライ |
通算成績 | 5戦1勝[1-1-1-2] |
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前走時馬体重 | 434kg |
ムダ肉が少なくシャープに引き締まった馬体。飛節の折りが深い「曲飛」の構造で、四肢の回転が速い走りをする。長躯短背で柔軟性を秘めており、素軽い体つきで、溜めて切れを活かす競馬が合う。まとまったバランスから1600mはベストの距離。キ甲に伸びが感じられ、骨格の完成度は高め。コンパクトな馬なので、高速決着への対応がカギ。大きく変わった気配ではないが、太めなく仕上がっていて、力は発揮できる。
サトノカルナバル
牡3
[美]堀厩舎


父 | キタサンブラック |
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母 | リアリサトリス 母父:Numerous |
通算成績 | 4戦2勝[2-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 518kg |
長躯短背で顔が小さく、バランスの整った立ち姿。全兄ジャスティンスカイよりも現時点での体つきはややシャープでしなやか。筋肉の質感にも柔軟性が感じられる。短期間ではあるが共同通信杯時よりも筋肉の輪郭がハッキリと浮いていて、よりパワフルな体つきに成長。1600mへの距離短縮は好材料か。キ甲が盛り上がっていて、現時点でも骨格の完成度は低くない。馬体のコンディションも上々で、休み明けでも仕上がりに不安無し。
ショウナンザナドゥ
牝3
[栗]松下厩舎


父 | キズナ |
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母 | ミスエーニョ 母父:Pulpit |
通算成績 | 7戦2勝[2-1-1-3] |
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前走時馬体重 | 440kg |
430~440キロの馬体重ながら、骨格に対しての筋肉量が多いタイプ。大型で胴長、スッキリとした馬体の半姉ミアネーロとはあまり似ていない。コンパクトにまとまっているが、トモの容量は水準以上で、スピード勝負に適した体型に映る。背中は詰まっていて、タメを利かせて終いを活かす形がベストか。馬体の維持がカギになるが、レースを使う中でも腹周りを細く見せず、筋肉の張りもキープできている。この馬の力は発揮できそう。
トータルクラリティ
牡3
[栗]池添学厩舎


父 | バゴ |
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母 | ビットレート 母父:スペシャルウィーク |
通算成績 | 4戦2勝[2-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 474kg |
背中が短く、前後の連動性に秀でており、溜めて末脚を活かす形が合うバランス。飛節が伸びる構造で、関節の可動域も広いタイプ。いい脚を長く繰り出せる、直線の長いコースは適した舞台といえそう。新潟2歳Sの立ち姿と比較して、少しずつ馬体がボリュームアップ。時計短縮はカギになるが、結果が出ずとも成長は感じられ、立ち姿は迫力十分。銭型模様が浮いているように、代謝の良さが馬体に表れている。休み明けを叩いて状態は上向き。
パンジャタワー
牡3
[栗]橋口慎厩舎


父 | タワーオブロンドン |
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母 | クラークスデール 母父:ヴィクトワールピサ |
通算成績 | 4戦2勝[2-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 484kg |
骨格に対して筋肉量がかなり多く、迫力のある好馬体。腹袋は大きく発達。腹側のラインは後躯に向かって引き締まり、前後の連動性に優れる。後肢の飛節は折りの深い「曲飛」で、回転の速い走りから鋭い末脚を繰り出す。全体的に父タワーオブロンドンと似たイメージで、短距離志向が強いため、1600mはやや距離が長い印象。立ち回りがカギ。ファルコンSを使って筋肉の張りは良化、ボリューム感を保ちつつも肋骨が薄っすらと浮き、ココ目標にキッチリと仕上がった。
マピュース
牝3
[美]和田勇厩舎


父 | マインドユアビスケッツ |
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母 | フィルムフランセ 母父:シンボリクリスエス |
通算成績 | 5戦2勝[2-1-0-2] |
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前走時馬体重 | 486kg |
父マインドユアビスケッツ似の胴長体型。大柄な牝馬で、骨格の構造から大きさが伝わってくる。肩関節の角度は立ち気味で、走行時のピッチは速い馬。持続力に秀でている一方で、大型でも四肢の回転は速く、機動力を秘めている。横広で肉付きのいいトモと、馬体のサイズから高速決着への対応力も高そう。馬体を減らすことなくキープできていて、後躯の張りはむしろ前走より良く見せるくらい。デキ落ちは全く感じられず、十分に力を発揮できそう。
ヤンキーバローズ
牡3
[栗]上村厩舎


父 | エピファネイア |
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母 | キャンディバローズ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 5戦2勝[2-1-1-1] |
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前走時馬体重 | 482kg |
エピファネイア産駒の中ではあまり見かけない、胴詰まりで筋肉質な馬体。前後にまとまった体型は、短距離路線で活躍した母キャンディバローズの影響が強い。母は華奢な体つきであったが、本馬は父系、ロベルト系の血が発現してか肉付きがいい。本質は1200~1400m向きでも、後肢の飛節が「直飛」でストライドもある程度伸びることから、3歳春の時期なら十分に対応できるはず。毛艶は黒光りして筋肉の張りも良く、体調面に不安無し。

ランスオブカオス
牡3
[栗]奥村豊厩舎


父 | シルバーステート |
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母 | ハイドラン 母父:ローエングリン |
通算成績 | 4戦2勝[2-0-2-0] |
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前走時馬体重 | 496kg |
大柄で筋肉量が豊富、パワフルな好馬体。胴詰まりで前後の連動性に優れており、溜めを作ることで終いに弾ける、鋭い脚を繰り出すことができる瞬発力タイプのフォルム。クビさしは太く、決め手とパワーを兼ね備えている。体型的には1600mがベスト。スピードと決め手が問われるレースへの適性が高そう。前走との直接比較はできないが、2走前の立ち姿よりも筋肉の張りがアップして、皮膚を薄く見せる。一戦ごとに成長、パワーアップしている印象。


ミニトランザット
牡3
[栗]杉山佳厩舎


父 | エピファネイア |
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母 | イチオクノホシ 母父:ゼンノロブロイ |
通算成績 | 4戦1勝[1-0-2-1] |
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前走時馬体重 | 468kg |
※最新の写真は25年きさらぎ賞
胸の縦幅は深く、心肺機能の高さが窺える。肉付きは良いタイプで、重心は低め。この辺りは母イチオクノホシの影響が出ている関係で、距離は2000m辺りまでがベストの印象。仙骨はやや傾斜しているが、横幅は十分にあって高速決着も対応可能。ストライドの大きな走りで、いい脚を長く使える点が本馬の長所。直線の長い東京コースは適した舞台といえそうで、展開がハマれば一発も。

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背中が短く、腹側のラインがシャープに引き締まった体型。トモは斜尻でありながら、横幅にも十分な広さがあって、安定した先行力に繋がっている。前後の連動性に長けており、ある程度タメを作る形で良さが出る。好位から速い上がりを繰り出せるので、東京コースも問題無く対応できるはず。前哨戦を叩いて馬体は引き締まり、後肢の下腿部に血管がハッキリと浮いている。2歳時よりも全体にメリハリが出て成長も感じられる点も好印象。いい状態でレースを迎えられそう。