【オークス】試練の2400mは馬体適性が重要!13頭の立ち写真&先週も激走イチオシ馬を掲載
2025/5/23(金)
※イチオシ馬&特注馬は5/23(金)に更新します!
- 5/24(土)夕方発行
東京スポーツ(オークスの予想を掲載) - 5/24(土)13:00頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
(東京7~9Rパドック解説) - 5/25(日)14:30頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京10~12Rパドック解説)
エストゥペンダ
牝3
[美]高柳瑞厩舎
父 | サートゥルナーリア |
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母 | エストレチャダ 母父:Offlee Wild |
通算成績 | 6戦1勝[1-0-3-2] |
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前走時馬体重 | 442kg |
※抽選除外
背中が短く、腹側のラインが引き締まったバランス。コンパクトな馬格で、後肢の飛節はカーブ系の「曲飛」であり、溜めて終いを伸ばす競馬が合う。前走は早めに動く立ち回りを見せたが、体型的には瞬発力勝負に適したタイプ。胸の縦幅は深く、心肺機能の高さが窺える。スッキリと引き締まっていて、2400mへの距離延長は好材料。前走より毛艶も良化していて、デキは良さそう。
エリカエクスプレス
牝3
[栗]杉山厩舎


父 | エピファネイア |
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母 | エンタイスド 母父:Galileo |
通算成績 | 3戦2勝[2-0-0-1] |
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前走時馬体重 | 456kg |
筋肉量の豊富なたくましい馬体。肩周りを中心に胸回りに幅があるイメージで、パワーを秘めつつ心臓・肺の容量も大きそう。トモはやや斜尻気味の角度ながら、横幅も兼ね備えており、半腱半膜様筋のスジが薄っすらと浮いていて、スピード能力はかなり高い。前肢がやや短めで重心が低く、前傾。短距離志向の強いバランスで、今回は2400mへの距離延長が課題。毛艶は前走以上に光沢があって、血管も浮いている。キャリアが浅い分、使いつつの上積みを感じる。
エンブロイダリー
牝3
[美]森厩舎


父 | アドマイヤマーズ |
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母 | ロッテンマイヤー 母父:クロフネ |
通算成績 | 6戦4勝[4-1-0-1] |
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前走時馬体重 | 482kg |
480キロほどの体重がある割に、体つきは素軽い。トモの仙骨は傾斜した「斜尻」の構造で、飛節も折りが深い「曲飛」の構造。桜花賞は溜めを作る形で鋭く弾け、潜在的な瞬発力を引き出すことができた。本質的には1600~2000m辺りがベストと見ているが、重たく見せないフォルムゆえ、同世代なら2400mも克服可能。前走からの劇的な変化は感じないものの、馬体減りも無く、筋肉の張りもキープできている。
カムニャック
牝3
[栗]友道厩舎


父 | ブラックタイド |
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母 | ダンスアミーガ 母父:サクラバクシンオー |
通算成績 | 4戦2勝[2-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 470kg |
四肢を長く見せるバランス。後肢の飛節は関節の可動域が広いため、ストライドは大きく伸びる。比較的、牝馬の中では大柄な部類だが、腹周りはスッキリと見せて、中距離志向が強い。前走は2000mへの延長で結果を出したが、2ハロンの延長も問題は無さそう。前走がマイナス体重で、今回は肋骨がハッキリと浮いて見える。馬体の維持はカギになるが、腰回りには銭型模様が浮いていて、体調そのものは悪くない。当日の体重と体つきにも注意。
ゴーソーファー
牝3
[美]手塚厩舎


父 | キズナ |
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母 | ゴーマギーゴー 母父:Ghostzapper |
通算成績 | 5戦2勝[2-0-1-2] |
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前走時馬体重 | 458kg |
少し胴は詰まり気味のバランス。肉付きは比較的いいタイプだが、筋肉の質感には柔軟性があり、トモの仙骨は傾斜角の大きな「斜尻」の構造。後肢の飛節は折りの深い「曲飛」で、ストライドの広さと四肢の回転力が両立。終いを活かす形でこそ良さが活きるので、末脚勝負になりやすいオークスでも十分に力は発揮できるはず。使いつつ筋肉の張りが増して、徐々に皮膚を薄く見せるように。完成度も高まってきた。
サヴォンリンナ
牝3
[栗]田中克厩舎


父 | サトノダイヤモンド |
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母 | サイマー 母父:Zoffany |
通算成績 | 4戦2勝[2-1-0-1] |
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前走時馬体重 | 444kg |
見た目に小柄で細身なタイプ。クビさし、腹周りはシャープで立ち姿は素軽い。飛節は折りの深い「曲飛」の構造をしているが、前肢と胴周りに伸びがあるので、2400mへの距離延長はいい方に働きそう。ストライドが大きく、スパッと切れるイメージこそないが、その分良い脚が長続きする持続型。1週前の時点で後肢の下腿部には血管が浮いていて、良化・成長の余地を残しつつも気配は上々。
タガノアビー
牝3
[栗]千田厩舎


父 | アニマルキングダム |
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母 | タガノタイリン 母父:アイルハヴアナザー |
通算成績 | 5戦2勝[2-0-1-2] |
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前走時馬体重 | 496kg |
500キロ近く馬格を有している、筋肉質でたくましい馬体。特にトモの横幅が広く、スピードを維持する能力に優れているイメージ。繋ぎ、前肢にも伸びがあって、跳びは大きめ。長躯短背のバランスで前後の連動性・伸縮性を秘めている。前躯の発達が目立ち、肩周りの筋肉量が豊富。体型的に2400mは少し長い印象を受けるが、うまく折り合って終いの脚を活かす競馬ができれば。わずかに肋骨が浮き上がり、腹周りはイイ意味でボリューム感あり。
パラディレーヌ
牝3
[栗]千田厩舎


父 | キズナ |
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母 | パラダイスガーデン 母父:Closing Argument |
通算成績 | 4戦2勝[2-1-1-0] |
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前走時馬体重 | 498kg |
500キロを超える馬体重で、馬格が大きい。前躯・後躯ともに肉付きが良く、クビさしは太く短め。全体にパワフルな印象を受け、マイルでも通用する力強さとスピードを示しつつも、前肢に長さがあって関節の可動域も広いため、ゆったりとした走りで中距離までこなす。2400mは少し長いものの、リズム良く運べれば。前走よりも筋肉の張り、毛艶は良化。ココ目標に上積みは十分。
ルージュソリテール
牝3
[栗]藤原英厩舎
父 | ロードカナロア |
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母 | レッドオルガ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 3戦2勝[2-0-0-1] |
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前走時馬体重 | 428kg |
骨格はコンパクトにまとまっているが、父ロードカナロアの影響か肉付きが良く、トモの筋肉はパンと張っていて見栄えがする。背中は詰まったバランスで、スイートピーSでは2番手から押し切ったが、十分にタメが利いて速い脚を使っていた。本質的には瞬発力タイプに映る。クビはやや短めで、飛節の折りも深い。骨格のバランスから2400mは少し距離が長そうで、立ち回りはカギに。成長の余地を残しつつも、毛艶や張り感は上々で、疲れは感じさせない。
レーゼドラマ
牝3
[栗]辻野厩舎


父 | キズナ |
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母 | シアードラマ 母父:Burning Roma |
通算成績 | 4戦2勝[2-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 464kg |
前肢が長く、背中にも伸びがあって胴を長く見せるバランス。切れ味は感じない一方、一完歩が大きい持続力タイプで長く脚を使う展開は得意。脚長で素軽いフォルムから2400mへの距離延長は問題ない。速い上がりを要する流れになった時にどこまで対応できるか。1週前の時点でふっくらと見せ、輸送でちょうどいいくらいの体つきになりそう。トモはパンと張っていて毛艶も良く、このレースを目標に仕上がりは順調か。

リンクスティップ
牝3
[栗]西村厩舎


父 | キタサンブラック |
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母 | ダンスウィズキトゥン 母父:Kitten’s Joy |
通算成績 | 4戦1勝[1-2-1-0] |
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前走時馬体重 | 472kg |
キタサンブラック似で脚長、胴周りにもゆとりがある、長手の馬体。470キロ台の馬体重を有しているが、肉付きはシャープで素軽い。桜花賞では追い込んで3着と好走したが、本質的には中距離以上が合っているイメージ。見た目に距離は延びていいタイプで、末脚を活かせる東京芝2400mへの適性は高そう。後肢の下腿部には血管が浮いている。背中から腰にかけて銭型模様も見受けられ、桜花賞時よりも状態面での上積みも大きい。


ブラウンラチェット
牝3
[美]手塚厩舎


父 | キズナ |
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母 | フォエヴァーダーリング 母父:Congrats |
通算成績 | 4戦2勝[2-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 444kg |
筋肉の付き方がしなやかで、柔軟性が伝わってくる立ち姿。筋肉・骨量が豊富な半兄フォーエバーヤングとは全く似ていない。兄はパワー型だが、本馬は細身で素軽い分、鋭い切れ・瞬発力を活かす競馬が合う。胴周りは窮屈に見せず、四肢にも十分な長さがあるため、2400mへの距離延長で注目。前走時よりもふっくらとして映るが、元々細身に見えるタイプ。立て直された桜花賞時からさらに上向いていると見て良さそう。

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牝馬としては水準以上の馬格があり、肉付きもいい。背中はやや短いが腹側のラインに長さがあり、後躯に向かって引き締まっている。後肢の飛節は真っ直ぐに伸びている「直飛」の構造。ストライドが大きいため、直線が長く広いコースで末脚を活かす形がベスト。たくましい体つきでも四肢は長めで、同世代同士なら2400mも問題無し。非常に良く見せた前走時の筋肉の張り感、毛艶の良さを維持できており、今回もいい状態でレースを迎えられそう。