※イチオシ馬&特注馬は6/13(金)に更新します!

  • 6/14()夕方発行
    東京スポーツ(宝塚記念の予想を掲載)
  • 6/14()14:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
    (東京10~12Rパドック解説)

アーバンシック

牡4
[美]武井厩舎

レース適性星
仕上がり星
スワーヴリチャード
エッジースタイル
母父:ハービンジャー
通算成績 9戦4勝[4-1-1-3]
前走時馬体重 514kg
詳細
寸評

父スワーヴリチャード似で背中、クビさしにゆとりのある造り。前肢を長く見せ、ストライドの大きい持続力に富んだ走りをするタイプ。本質的には広いコースのほうが合う。外回りがベターも、中山より阪神内回りは力を発揮しやすい舞台か。少し間隔は開いたものの、肋骨がわずかに感じ取れるように、スッキリと引き締まっている。毛艶も有馬記念との比較で良化。勝利した菊花賞時のコンディションに近く、好仕上がり。

ジャスティンパレス

牡6
[栗]杉山厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
パレスルーマー
母父:Royal Anthem
通算成績 20戦5勝[5-2-2-11]
前走時馬体重 474kg
詳細
寸評

ディープインパクト産駒らしい、長躯短背のフォルム。筋肉の質感に柔軟性があり、後肢の飛節は関節が伸びる直飛寄りの構造。ストライドの大きな走りをする馬なので、基本的には広いコースが合う。元来コンパクトな造りの馬で、中長距離適性が高い。繋ぎに長さがあり、柔らかい走りをするため、本質的には良馬場でこそのタイプ。春G1・3戦目となるが引き続き後肢の下腿部には血管が浮いており、高いレベルで状態はキープ。

ショウナンラプンタ

牡4
[栗]高野厩舎

レース適性星
仕上がり星
キズナ
フリアアステカ
母父:Zensational
通算成績 11戦2勝[2-2-2-5]
前走時馬体重 542kg
詳細
寸評

骨量・筋肉量が豊富なかなりの大型馬。脚長ではあるものの、肉付きがいいたくましい体つきゆえ、純粋なステイヤーといった印象はあまり受けない。跳びが大きく持続力に秀でているため、阪神内回りで上手く立ち回り、特性を引き出せれば。距離短縮も体格的には好材料。今回が春4戦目のローテ。前走のほうが張りツヤ良く見せて、大きな上積みこそ感じないが、引き続き毛艶には光沢がある。デキ落ちは見られない。

ダノンベルーガ

牡6
[美]堀厩舎

ハーツクライ
コーステッド
母父:Tizway
通算成績 14戦2勝[2-1-2-9]
前走時馬体重 496kg
詳細
寸評

出走回避
骨格のバランスに対して背中が長い。持続力に優れた父ハーツクライ、血統内包しているトニービンの特徴が強く出ている。一方、母方の影響か腹袋は比較的ふっくらと見せてパワフル。クビさしもやや太めで力強い。本質的には広い東京コースが合っている印象。持続力を要求される阪神コースは悪くない舞台だが、どこまでやれるか。今回はレース間隔が開いたこともあり、全体にふっくらと見せ、引き締まる余地を残している印象。

ドゥレッツァ

牡5
[美]尾関厩舎

レース適性星
仕上がり星
ドゥラメンテ
モアザンセイクリッド
母父:More Than Ready
通算成績 11戦5勝[5-2-2-2]
前走時馬体重 470kg
詳細
寸評

背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まり、伸縮性に長けているフォルム。菊花賞は早め先頭で押し切ったが、本来は溜めても速い脚を使える馬。後肢の飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」で、股関節の可動域は広く、ストライドは伸びる。総合力が高いので、阪神芝2200mは問題なく対応できそう。昨秋よりも馬体の張りは良化している印象で、ドバイ以来の実戦でも仕上がりの良さが目立つ。

ベラジオオペラ

牡5
[栗]上村厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
エアルーティーン
母父:ハービンジャー
通算成績 12戦6勝[6-1-1-4]
前走時馬体重 508kg
詳細
寸評

父ロードカナロア似でトモの横幅が広く、肉付きもいい。後躯の発達が目立ち、下腿部から大腿筋膜にかけて血管が浮いている。この豊かなトモで力強くキックして、安定した先行力に繋げている。道悪での好走実績もある馬だが、蹄が薄く繋ぎもクッションが利く構造。本質は良馬場向き。2000mベストの印象も、スピードが要求される競馬になれば。常に良く見せるタイプだが今回も下腿部に血管が浮き上がり、迫力十分。いい状態でレースを迎えられそう。

メイショウタバル

牡4
[栗]石橋厩舎

レース適性星
仕上がり星
ゴールドシップ
メイショウツバクロ
母父:フレンチデピュティ
通算成績 10戦4勝[4-0-0-6]
前走時馬体重 510kg
詳細
寸評

ゴールドシップ産駒らしく、筋肉と関節は柔らかいタイプ。後肢の飛節は「曲飛」で四肢の回転力に優れており、安定した先行力・スピードに繋がっている。前躯が発達していて力強さがあり、荒れた馬場や道悪は得意。心肺機能の高い馬ではあるものの、パワー系に出ている分、中距離が合うイメージ。日経新春杯時よりも毛艶、筋肉の張りが良化。腹周りもスッキリと見せ、力を出せる態勢に整っている。

ヨーホーレイク

牡7
[栗]友道厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
クロウキャニオン
母父:フレンチデピュティ
通算成績 13戦5勝[5-1-4-3]
前走時馬体重 526kg
詳細
寸評

仙骨が傾斜した「斜尻」と真っ直ぐに伸びた「直飛」は父ディープインパクト譲り。後肢が長く、腰高に映るフォルム。前重心のバランスで、蹄は薄いながらも、グリップ力が高い。馬場不問で力を発揮できるタイプに映る。筋肉量が多いので、時計の速い競馬も対応可能。持続型でシャープな体つき、1ハロンの距離延長も問題はなさそう。常に良く見せる馬だが、今回も皮膚を薄く見せて筋肉の張りは十分。状態は維持できている。

ローシャムパーク

牡6
[美]田中博厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハービンジャー
レネットグルーヴ
母父:キングカメハメハ
通算成績 17戦6勝[6-4-1-6]
前走時馬体重 506kg
詳細
寸評

胴長、脚長の体型で、跳びの大きな走りをするタイプ。ストライドランナーではあるものの、函館記念でのコーナリングを見ても、小回りでも減速することなく走ることができているため、阪神内回りでもコース適性に不安はない。胸が深く心肺機能に優れており、バテずに伸び続けられる面からも持続力勝負が得意。今回は有馬記念の時よりも下腿部に血管がハッキリと浮いていて、より研ぎ澄まされたフォルムに。ココ目標に仕上がりは順調か。

ロードデルレイ

牡5
[栗]中内田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
デルフィーノ
母父:ハーツクライ
通算成績 10戦6勝[6-3-0-1]
前走時馬体重 486kg
詳細
寸評

非常に筋肉量が多く、後躯はキングマンボ系らしい横幅の広さがあって、大腿筋膜から半腱半膜様筋の発達が目立つ。前後のまとまりが感じられる、連動性に優れたバランス。父は短距離馬でも、本馬は四肢に長さがある。2200mは対応できる範囲も、本質的には2000m向き。瞬発力型でも成長と共にしぶとい脚を使えるようになり、総合力が高まってきた。前走比で馬体はスッキリと見せるが、細い感じはなく、力は発揮できそう。

イチオシ馬

レガレイラ

牝4
[美]木村厩舎

レース適性星
仕上がり星
スワーヴリチャード
ロカ
母父:ハービンジャー
通算成績 8戦3勝[3-0-1-4]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

背中を長く見せる胴長の体型と、折りの深い飛節は父スワーヴリチャード似。牝馬らしいしなやかさ、柔軟性を感じさせるフォルムで、鋭く切れる脚、瞬発力こそ本馬の武器。体型的に中長距離適性は高い。今回は有馬記念以来の出走で、前走比較で全体にボリュームアップしている。ただし、帯径周りはスッキリと引き締まっているし、太め感はない。4歳になり成長期を迎えていると捉えて良さそう。筋肉の張りはもっと良くなりそうだが、仕上がりに不安は感じない。

やーしゅん
宝塚記念は過去10年、500キロを超える大型馬の勝利がなく、コンパクトにまとまった中長距離タイプが勝ち切るケースが多いです。また、走法と脚元の構造から道悪でも末脚を発揮できるタイプに映ります。有馬記念以来で馬体の成長も顕著、グランプリ連覇に期待です。
特注馬

ソールオリエンス

牡5
[美]手塚厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
スキア
母父:Motivator
通算成績 14戦3勝[3-3-1-7]
前走時馬体重 466kg
詳細
寸評

筋肉の付き方はなだらかで、柔軟な質感。飛節は緩くカーブして、仙骨の角度は傾斜した「斜尻」でバネ感十分。長躯短背のバランスから、溜めて鋭い脚を長く繰り出せる点が本馬の長所。馬体は完成の域に達している。筋肉量が多くはない体型から、時計を要する条件のほうがパフォーマンスを上げやすいので、ひと雨欲しいところ。前回の立ち姿に引き続き皮膚を薄く見せて、馬体のコンディションは上々。

やーしゅん
細身に映る体型から、スピードが要求される高速決着は苦手な一方、時計の掛かる馬場は苦にしないタイプ。昨年の当レース以降馬券に絡んでいませんが、馬体面は充実しており、今週は待望の雨予報。2年連続の激走に警戒したい1頭です。
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