胴が詰まった体型で、前後の連動性に優れており、溜めてこそ持ち味が活きる瞬発力型のバランス。飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」寄りの構造で、バネが利きストライドが伸びる。いい脚を長く繰り出せる点が本馬の長所。蹄と繋ぎは立っていて、荒れた馬場や水分を含む馬場もこなす。元の体型もあるが、真夏でも馬体をふっくらと見せていて、リフレッシュした効果を感じる。毛艶も良好で、体調面に不安なし。

背中が短い体型で、四肢が長いため重心が高め。筋肉の質感はしなやかに映り、後肢の飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造。跳びの大きな走りをする馬で、いい脚を長く繰り出せるタイプ。1600mはG1での好走歴があるものの、本質的には良馬場、かつ中距離向きの印象。少し間隔は開いたが、腹周りをスッキリと見せて太め感はない。後肢の下腿部には血管が浮き上がり、皮膚を薄く見せるように、筋肉の張りも上々。

父ロードカナロア譲りの筋肉量豊富な好馬体。仙骨の角度はやや傾斜して、飛節も緩やかにカーブ。背中は短く、腹周りのラインが後躯に向かって引き締まっている。大柄だが伸縮性・連動性に優れたフォルムで、溜めて末脚を活かす競馬が得意な点も納得。3歳時よりも緩さが抜けて、完成度が高まってきた。トモには銭型模様が浮いて毛艶は抜群。肋骨もわずかに浮き上がり、理想的なボディコンディションに仕上がっている印象。

父マインドユアビスケッツ似の大柄で胴長に映る体型。肩関節の角度は立ち気味で、走行時のピッチは速い馬。持続力に秀でている一方で、大型でも四肢の回転は速く、機動力を秘めている。横広で肉付きのいいトモと、馬体のサイズから高速決着への対応力は高そう。休み明けの分か、トモの張りは春と比較してまだ良化余地を残しているものの、腹周りはシャープで太め感はない。力を出せる態勢に整った。