半兄サクラトゥジュールと同様に大柄な馬体。毛色は異なるが全体のフォルム・バランス、特に背中から後肢にかけてのライン、カーブした飛節の角度は良く似ている。クビさしは太く短めで、筋肉量も豊富。背中周りにもまとまりがあり、2200mはこなせる範囲だが、あまり距離が延びていいタイプには映らない。胸は深く心肺機能が高そう。骨格・筋肉の両面にまだ成長の余地を残しているが、現状で皮膚を薄く見せ、仕上がりに不安なし。

コンパクトにまとまった馬体で、筋肉の質感もしなやか。クビさし、背中周りに長さがあって、全体にシャープな印象を受ける立ち姿。ムダ肉が少ない分、中長距離への適性は高そう。背中は長いが、後肢の飛節は折りの深い「曲飛」の構造。ピッチの速い走りをするため、器用な立ち回りも可能。まだ成長の余地を残しているが、6月東京戦以来の出走でもスッキリと仕上がっていて、毛艶も上々。

小柄でクビさしは細く、長さがあり、背中周りも窮屈に見せない。全体のバランスに対して胸の縦幅は深い。見た目にも距離は延びて良さそうなタイプで、スピード勝負よりも持久力が問われるレースが得意そう。後肢の飛節は「曲飛」の構造で四肢を素早く回転させることができる。末脚に安定感があり、渋った馬場もこなす。春との比較で大きな変化は感じられないが、毛艶に光沢があって皮膚を薄く見せる。トライアルに臨む上で不安のない仕上がり。

骨格のバランスが整っている上に、筋肉量も豊富。長躯短背で伸縮性に優れており、後肢は緩やかにカーブしてバネ感がある。サイズ感から全体のフォルムも含めて父似。溜めて末脚を活かす競馬でこそのタイプ。本質的には2000mがベストの印象で、1ハロンの距離短縮と高速馬場は好材料。研ぎ澄まされた皐月賞時と比較して良化の余地を残すも、太め感はなく、張りツヤ上々。秋初戦から十分に動ける態勢に整った。

肩周りの筋肉が盛り上がるように発達。腹袋も大きく、全体にボリューム感のある、パワフルな体つき。母方に欧州の重厚な血統が入っていて、渋太さを問われるような展開、消耗戦で力を発揮しそう。後肢の飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造で、ストライドが大きい。背中と腹側のラインは平行に近く、胴に伸びがあり、持続力勝負が得意でコース適性は高い。良化・成長の余地を残しつつも、バランスの整った立ち姿で仕上がりに不安なし。