前後にまとまったフォルム。前躯と後躯の連動性に優れ、良質な瞬発力を発揮できるバランス。トモの横幅も広さがあり、全体に肉付きが良く、スピード勝負が得意。短距離志向の強いタイプに映り、高速決着で持ち味が活きてくる。今回は８月のジャックルマロワ賞以来の出走。日照時間の関係か、冬毛が伸びてきている。体調そのものに影響はなさそうだが、前回との比較であまり見栄えはしない。

胴周りにまとまりがあり、ボリューム感を保ちつつ、柔軟性があって良質な決め手を秘めている。筋肉量は豊富だが、1200mでのスピード勝負には限界がある印象で、昨年の当レースでは3着に好走。1400mベストの印象も、時計勝負になれば台頭の余地。年齢的に大きな上積みは感じられないが、1週前の時点で腹周りはスッキリ。前哨戦を叩いた効果はありそう。

筋肉量が豊富で、胴詰まりのフォルム。母父ブライアンズタイムの影響で腹袋は大きく、優れた持久力を秘めている。後肢の飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造で、ストライドの大きな走りをする馬。一瞬の切れよりも持続力を活かした競馬が得意。後肢が長いことから中距離も対応可能で、京都マイルは適条件。毎日王冠よりも馬体に血管が浮き上がっており、引き締まってきた。前走よりコンディションは良化している。

コンパクトにまとまった馬体で、筋肉の付き方はしなやか。伸縮性に富んだ前後のバランスと、小柄でピッチの速いフットワークをすることから、一瞬の速い脚を繰り出すことができる。トモは斜尻で薄く映る分、行き脚は遅いがバネ感十分で瞬発力勝負に強い。終い勝負に懸ける形でどこまで追い込めるか。体つきはいい意味でふっくらと見せ、トモのボリューム感も十分。力を出せる状態に仕上がっている。

蹄底に厚みがあり、繋ぎも立ち気味の構造。筋肉の質感は硬めな芝ダート兼用タイプ。飛節の角度は真っ直ぐに伸びた「直飛」で、跳びは大きいタイプ。スッキリと見せる体つきで、マイルから中距離まで幅広く対応。京都マイルも問題なく力を発揮できそう。安田記念時よりもふっくらとして映るが、今回のほうが迫力を感じさせ、見栄えがする。前走からの大幅な上積みはどうかも、デキは高いレベルでキープ。

ダート色の強い血統構成で、パワフルな馬体。腹袋をふっくらと見せ、腹周りのラインは丸みが感じられる。背中は短く、筋肉の質感は柔軟。好位で溜めを利かせ、速い脚も繰り出せる点が本馬の長所。舞台を選ばずに力を発揮できそうなバランスの良さを感じる。見栄えするタイプだが、今回も銭型模様が薄っすらと浮いて、代謝の良さが窺えるところ。春よりも引き締まって見せ、前哨戦を叩いた効果は大きい。

クビさしが太いパワー系の馬体。前躯、腹袋が発達していて重厚感がある。繋ぎは立っていて、本質的には時計が掛かる馬場や消耗戦を得意とするタイプ。比較的、時計を要する傾向がある京都のマイルはベストの舞台といっていいだろう。7歳秋で年齢的に大きな変化は感じられないが、肌ツヤの良さが目立ち、皮膚を薄く見せているように、筋肉の張りは良好。G1仕様の仕上げを施されている。

胴に伸びがあって、四肢は長く、全体のバランスが整っている好馬体。斜尻直飛で瞬発力と持続力を高いレベルで兼ね備えている。クビさしは細めで全体にスッキリと見せる素軽い体型。全体にボリューム感は出てきているが、元の骨格は2000～2400m向きの印象があるだけに、1600mでのスピード勝負に対応できるかがポイント。依然としてややふっくらと映るが、トモの張りは前走比で良くなってきた。

1200m路線を走っていることもあり、骨格は水準級でも筋肉量は豊富。飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造で、脚元の繋ぎは長く、クッションの利きそうな造り。跳びの大きい走りをする馬で、良馬場でこそのタイプ。今回は３歳時以来となるマイル戦。まとまりのあるフォルム、体つきから、距離は1ハロン長い印象を受ける。近走比較で大きな変わり身はどうかも、毛艶に光沢があり、体調は維持できている。

父リアルスティールよりも全体にスッキリ見せるフォルム。胴に伸びがあって跳びは大きく、本質的には綺麗な馬場でこそ全能力を発揮するタイプ。前肢に長さがあり1600mも対応できるが、本質的は中距離がベストの印象。直線の長い外回りコースは好材料。馬体は引き締まっていて、筋肉の輪郭が浮いているように、1週前の時点で太めなく仕上がっている。