ユニコーンS

函館スプリントS

グレンツェント

(牡3、美浦・加藤征厩舎)

ネオユニヴァース
ボシンシェ
母父Kingmambo
通算成績5戦3勝
連対時平均馬体重468kg (最高:470kg) (最低:466kg)
前走時馬体重466kg
POINT馬体の張りが良く、皮膚の薄さは今回診断した出走メンバー中でも一番。どちらかというと立ち蹄で、走法も叩くような走りであることから、やはりダート向き。新馬で芝も使っているが、切れ負けてしまうのだろう。個人的には右前の向きが気になる点。これが影響して、右手前で走るのが苦手で、3走前は4コーナーを逆手前で走ってしまい、膨れてしまったのではないかと考える。左回りに変わるのは間違いなく良いはず。仕上がりには不安はないし、今回も上位争いは堅そうだ。

ストロングバローズ

(牡3、美浦・堀厩舎)

Mineshaft
Chelsea Ballad
母父Street Cry
通算成績5戦3勝
連対時平均馬体重528kg (最高:534kg) (最低:524kg)
前走時馬体重534kg
POINT大柄な馬体で、筋肉量も豊富。いかにも米国産馬といった印象。形の良い直飛で、持続力に優れた造り。その代わり、ヨーイドンの瞬発力勝負になった時に、一瞬で抜け出すことが要求されるようなレースは向かないと見る。同じ父を持つカジノドライヴと体全体の造りが似ているが、脚元はこちらの方が良い。カジノドライヴほど極端な短い繋ぎではないし、このくらいの脚元なら不安にはならないはず。仕上がりは毛艶も良く、馬体の張りもかなり良い。好勝負必至。

イーグルフェザー

(牡3、美浦・小笠厩舎)

ネオユニヴァース
アーリーアメリカン
母父El Corredor
通算成績4戦2勝
連対時平均馬体重472kg (最高:474kg) (最低:468kg)
前走時馬体重474kg
POINTパッと見た感じではコテコテのダート馬、という雰囲気では無く、ゴツッとした造りながらも素軽さを抱かせるシルエット。キャリアで唯一掲示板を外した中山戦のような上がりがかかるパワーを要する馬場、コースは向かないのだろう。診断した出走馬の中でもスピードに秀でたタイプであり、将来的には短いところの馬になっていきそうだが。現状ではマイルまで、といった印象。あばらがうっすらと浮いて、毛艶はそこまで特筆して良い感じではないのだが、馬体は出来上がっているし、及第点の仕上がりだろう。

デピュティプライム

(牡3、美浦・小島茂厩舎)

フレンチデピュティ
ジャドール
母父フジキセキ
通算成績6戦2勝
連対時平均馬体重467kg (最高:470kg) (最低:466kg)
前走時馬体重466kg
POINTこちらはいかにもダートが良さそうな、筋肉質で肉量が豊富な馬体。詰まった感じのシルエットを見ても、距離は短いところが良さそう。直飛でワンペースな短距離の競馬が合っていそうだ。今回はマイルに延びるということで、その辺りは減点対象か。馬体の張りは申し分ないものがあるし、筋肉量もしっかりあって充実していることから、体調は良さそう。強い馬相手にどこまでやれるか試金石の一戦。

アルーアキャロル

(牡3、美浦・新開厩舎)

ゴールドアリュール
タバスコキャロル
母父トニービン
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重504kg (最高:506kg) (最低:502kg)
前走時馬体重502kg
POINTこの馬もグレンツェントに負けず劣らず皮膚が薄く、まだまだ未完成なシルエットながらも馬体の張りはさすがにオープン馬。将来性ではかなりのものを感じさせる。まだ全体に幼い印象を与え、そういった面もあり体質がまだしっかりしてこないのだろう。持っている素質は間違いなくこの馬が一番。脚元も以前よりはスッキリしてきた印象で、今回は逆転する可能性が高いと見た。※15日に回避が発表されました。

ローレルベローチェ

(牡5、栗東・飯田雄厩舎)

サクラバクシンオー
ヘイローフジ
母父キングヘイロー
通算成績18戦6勝
連対時平均馬体重489kg (最高:508kg) (最低:470kg)
前走時馬体重508kg
POINTバクシンオー産駒らしく胴が詰まった短距離向きの馬体。全体のバランスが整っており、また素軽い印象を与え、蹄が大きめで道悪馬場はあまり好まない。脚元の造りが綺麗で、丈夫そうなのは何より。高松宮記念の時は押せ押せで現状維持がいっぱいだった印象だが、今回は休養を挟んで馬が充実。太め感もないし、筋肉量も充分。休み明けでもアタマから狙って行きたい仕上がりだ。※この写真は2週前に栗東トレセンで撮影されたものです。

レッツゴードンキ

(牝4、栗東・梅田智厩舎)

キングカメハメハ
マルトク
母父マーベラスサンデー
通算成績13戦2勝
重賞勝利 15年桜花賞(G1)
連対時平均馬体重459kg (最高:466kg) (最低:450kg)
前走時馬体重476kg
POINTヴィクトリアマイルの時も毛艶は上向きで、レースと休養を重ねるごとに馬自体の調子は少しずつ良化してきている。今回は前走よりもトモのボリュームもアップして、更に上昇気配。高松宮記念の時のような重苦しさはなくなってスッキリとしたシャープな仕上がりを見せている。今年に入ってから一番良いデキ。そろそろ上位入線があっても。※この写真は2週前に栗東トレセンで撮影されたものです。

ファントムロード

(セ8、美浦・堀厩舎)

フジキセキ
ホクトペンダント
母父パークリージエント
通算成績24戦5勝
連対時平均馬体重487kg (最高:500kg) (最低:476kg)
前走時馬体重490kg
POINT筋肉量は決して多いタイプではないのだが、それでも皮膚は薄く、筋肉がしっかりと浮き上がって、持ち上がって見えるのは好印象。直飛に寄っているので、極端な瞬発力勝負は不向きと見た。両前脚の繋の角度が深いのが多少気になる点ではある。無理使いされていないので馬は若いし、仕上がりも現状この年齢ということを考えれば馬体は充実している。展開次第で上位も。

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