上半期が終わって、ここからローカルシーズン突入。関東は福島でラジオNIKKEI賞。ハンデ戦で52キロのパラスアテナに武豊騎手が乗りに行くのでピックアップと思いもしたが、堀厩舎の2頭のどちらにレーン騎手が乗るのが判らないし、当日の宿題にしておこう。

阪神でのCBC賞だが、長い歴史で阪神で行われるのはこれで2回目。9年前の2011年にダッシャーゴーゴーが川田騎手でトップハンデの58.5キロで勝利した。短距離戦は、意外と斤量面が影響した結果が出る。

今年のトップハンデは、クリノガウディーの58キロ。2番ハンデがアウィルアウェイの55.5キロ。牝馬だから2キロ増しの意味がある。

高松宮記念を無念の降着となったクリノガウディー。今回は東京新聞杯で3着時の鞍上、横山典騎手を迎える。まだ1勝馬のクリノガウディー。何よりも欲しいのは勝利だろう。渋めの馬場は前走からも苦にしまい。昨年の覇者、レッドアンシェルも休み明けを使い上昇気配だろう。


クロノジェネシス
【宝塚記念の回顧】

20年6/28(日)3回阪神8日目11R 第61回 宝塚記念(G1)(芝2200m)
  • クロノジェネシス
  • (牝4、栗東・斉藤崇厩舎)
  • 父:バゴ
  • 母:クロノロジスト
  • 母父:クロフネ

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4コーナーへ入る集団のなかで、目立つほどの手応えの良さ。持ったままと言う表現がピッタリな、手応えのいいクロノジェネシス。直線へ入ってきて先頭へと立っていくが、後ろの馬が追いだしているのにまだ追わない。

ラスト300を少し過ぎぐらで、北村友騎手は追い出す。後ろで追いすがるキセキとのアクションが違う。いわゆる強め程度でまだトップスピードに入った感じではない。そこからゴールまでにステッキは小刻みには入れたが、まだ余裕さえある勝ちかただった。

キセキがそのまま粘って2着。3番手に上がったサートゥルナーリアを、内からモズベッロが抜く。クロノジェネシスとキセキとの着差が6馬身。モズベッロはさらに5馬身と、大味な結果になってしまった。

関東馬2頭はフタ桁着順。ブラストワンピースが16着で、グローリーヴェイズに至ってはそこからまだ5馬身も後ろの17着。海外遠征馬の悪しき結果となってしまった。4コーナーを2番手で廻ったラッキーライラックは、終いの伸びが見られずで6着。やはり荒れる夏のグランプリとなってしまった。

そもそもこれだけ道悪になっていたのを知らなかった。グリーンチャンネルは音を消して観ている。レースの映像しか観ていないので、馬場がこれだけ悪くなったのを後で知った。

それにしてでもある。ラッキーライラックかクロノジェネシスの大阪杯組のどちらを取るか意見の分かれ目。伸びしろはクロノジェネシスの方だった。ラッキーライラックは3角から手応えが悪くなり過ぎた。

キセキは発馬の後手を2角からカバーして行った。外々を廻る動きだったが馬場のいい処を通っているのだから、体力の消耗は少なかったのだろう。サートゥルナーリアは内で辛抱も脚を残せていなかった。馬場?、距離は有馬記念とかを考えるとそう長いとも思えないが。モズベッロはそのうちに重賞制覇といきそうだ。

クロノジェネシスの充実ぶりしか残らなかった今年の宝塚記念。梅雨時のG1はあまり嬉しくない。