アンジュデジール

18年11/4(日)5回京都2日目12R 第8回JBCレディスクラシック(Jpn1)(ダ1800m)

  • アンジュデジール
  • (牝4、栗東・昆厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:ティックルピンク
  • 母父:フレンチデピュティ
JBCレディスクラシック(Jpn1)の結果・払戻金はコチラ⇒

アイアンテーラーが先手。カワキタエンカにサルサディオーネも絡んで行く。終始、12秒台の前半でのラップで流れるよどみのないレースとなった。
いつの間にか16番枠の大外からこのインの絶好位にいたのかのアンジュデジール。4コーナーのカーブからズーッと馬体を併せたラビットランとの追い合い。2頭の長いマッチレースになったが、最後にアンジュデジールが頭前に出た。外からジワジワと脚を伸ばしたファッショニスタがクイーンマンボを交わして3着。
ラビットランとの死闘を制した横山典騎手。ゴールを過ぎてすぐに左手を空へと掲げた……。

このレースのポイントは、スタートから1コーナーに入るまでに決まったと言っても過言ではなかろう。そこまでに横山典騎手の乗り方が際立っていた。前を行く4頭の後ろのポケットに外からスーッとインまで入りきり、最初のカーブを内ラチで廻っているのである。ジワっと順位を上げてきたラビットランと、内と外が逆になっているのである。そして平均的に流れたなかで、4コーナー手前でもバテてきたカワキタエンカをインから交わして、再びラビットランと馬体を併せての直線へと入る。
そして面白いのは2頭の追い合いであった。右ステッキで追う横山典騎手、左ステッキで追うミルコ。何と横山典騎手のステッキの連続回数は15、6発はゆうに入っていたはず。だが勝利に真っすぐな者に、そんなことは微塵も関係ない。
会心の勝利であり、最高の乗り方で勝利に導いた横山典騎手のアンジュデジールであった。