【チューリップ賞 攻略ポイント】
暮れの阪神ジュベナイルフィリーズの上位馬がすべて出てくる。優勝馬のレシステンシアにあんな強すぎる競馬をされたら、今回も彼女のものだろう。加えて鞍上である。騎乗停止処分の始期が翌々週からとなり、先週に降着となった北村友騎手が引き続き乗れるのも大きい。3戦のうち2度乗って違う形の競馬で勝っているのも心強い。

速くて強い、文句なしだろう。後はここが本番でなく桜花賞の4月12日まで5週間ある。どれだけの体で出てくるかだろう。500キロ近くてもそこは構わないと思える。本番の桜花賞を探るのに相応しい舞台設定、相手関係。ジックリと観たいものである。

ウーマンズハートの休み明け2戦目。クラヴァシュドールの上積み度合。関東馬ではマルターズディオサスマイルカナの輸送がどうだったのか。当日、イロイロと調べたいことが山とある。幸いにも、土曜の空模様は今のところ大丈夫の様子である。無観客競馬で馬本来の姿が見れるのもいい。


ダノンキングリー

【中山記念の回顧】

20年3/1(日)2回中山2日目11R 第94回 中山記念(G2)(芝1800m)
  • ダノンキングリー
  • (牡4、美浦・萩原厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:マイグッドネス
  • 母父:Storm Cat

中山記念(G2)の結果・払戻金はコチラ⇒

サウジアラビアの競馬を早朝にビデオで観た。ディアドラの惜しい負けに始まったが、森厩舎の快挙と惜敗に興奮。マテラスカイは戦いはすでに終わっているのに、ゴールまで声を枯らし応援していた。サウジカップは、世界の強さをまじまじと感じさせられた。クリソベリルは馬体回復に手間取ったのだろうか。

そんな興奮が鎮まるまで半日ぐらいかかった。そして阪急杯の降着。現場にいなくTV観戦だけに、詳しく判らない。やけに厳しい判定ではと感じた。そして中山記念だ。今日はダノンキングリーが負けてはいけない競馬だろうと思いながらも、配当の安さに手が出ない。結局、ベタベタと3連単を買ってしまい外れ。

それにしてもウインブライトだ、あっけないほどの淡泊な負け方。早々に来ないな~の手応えであった。昨年の最優秀4歳以上牡馬であるぞと言いたい。インディチャンプもマイルの時とは切れ具合が違う。数字ではペルシアンナイトに次いでの34.1だが、それは数字だけのことで、実際には届きもしない脚色であった。

何せ、道中の行きっぷりで目を見張るのがソウルスターリング。マルターズアポジーが大逃げではなく、まずまずのペース。1000mが59.3は普通だろう。ソウルスターリングがかなり行きたがるほどの行きっぷり。4角では早々にマルターズアポジーを交わして逃げこまんとした。

だがダノンキングリーの横山典騎手は見逃さない。絶対に負けないポジションを確保していた。最後までステッキを使わないのではと思ったが、流石にあと100mかも知れない。ラッキーライラックは、やはりこの距離では追走があまり楽でない感じ。最後は何とかソウルスターリングを交わしたが、クビ差と危ないものだった。

この後に大阪杯でまた戦うはず。そこでは斤量差が2キロと広がる。本当の闘いはこれからが本番。春は始まったばかり、これからが競馬は面白くなる。