減量とれて勝負の4年目へ 活躍の裏側に日々の努力アリ 鮫島克駿
2018/1/19(金)
-:角田先生といえば、名ジョッキーで乗り役の気持ちや感覚も分かってくれる先生でしょうからね。ちなみに、お兄さん(良太騎手)と普段のやりとりはありますか?
鮫:競馬の話は沢山しますよ。関西同士のジョッキーなので、やっぱり同じ競馬場で乗ることが多いので、僕がもう少しこうしたら良かったかなというのを聞いたりしますし、割としゃべりますね。
-:前から思っていたのですが、お兄さんとは風貌が違いますよね。
鮫:いや「メッチャ似ているな」という人と「全然似てへんな」という人がいて、どっちも言われます。お父さんについてもそう言われます(笑)。
▲2015年の夏の小倉では、父(克也騎手)、兄(良太騎手)と同じレースに騎乗した
-:今後も含めて、来年はどういった目標がありますか。
鮫:まずはケガなく、無事に1年乗れることが一番ですね。あとは、今このレースを勝ちたいなど、そういう希望を言っても、スゴく大きな目標だと思うので、まずは目の前の一つ一つのレースの積み重ねです。まずは目の前の一つ一つ乗せてもらう馬の全能力を発揮して、1つでも上の着順を目指して、という感じですね。
-:若手でも長期滞在しているジョッキーもいますが、現在、海外志向はありませんか?
鮫:まだありません……。その分、日々の仕事をしっかり取り組めるよう頑張ります。
-:ちなみに、休日の過ごし方は決まっていますか?
鮫:割と好きな時間に起きて、けっこう(レース)リプレイを観ますね。毎週録画していて、土日分の自分が乗ったレースや気になったレースを観ながら過ごしています。
「競馬で勝つことが一番の息抜きになります。子どもの頃から競馬が好きでしたから」
-:今は本当に競馬のことで。
鮫:はい。もっと上手くなって、もっと勝ちたいですから。
-:息抜きはないと。
鮫:競馬で勝つことが一番の息抜きになります。子どもの頃から競馬が好きでしたから。
-:自分の理想像に近付けるように。
鮫:はい、頑張ります。
-:ありがとうございました。
鮫:ありがとうございます。
プロフィール
【鮫島克駿】Katsuma Sameshima
1996年10月18日生まれ、佐賀県出身。栗東の浅見秀一厩舎所属。父は佐賀競馬の鮫島克也騎手、兄はJRAの鮫島良太騎手。デビューイヤーは39勝を挙げて、最多勝利新人騎手賞に輝く。キャリア3年目の2017年は、年始から目標としていた31勝をクリア。減量特典を返上した。競馬一家に産まれたこともあり、幼少期から現在でも競馬を観ることが趣味。2018年はまだ達成していない重賞初勝利など、更なる活躍が期待される。