皆様、こんにちは!季節外れの暖かさ、そこからの寒さなどの寒暖差にやられていた人も多かった週ではないでしょうか。そんな中、関西では例年通り節分がやってきました。関西には恵方巻という、その年その年の決まった方角を向き、長いお寿司を食べきるまでしゃべらない文化があります。もちろん、我が家でも実施し、さらに高齢の豆まきを行いました。豆まきにしても、軽くまく程度になりましたが、昔は鬼のお面をかぶってやったものです。そんな皆様にも福が内にきますよう願っています。

そんな中、大雨に見舞われた京都競馬場ではきさらぎ賞、東京では東京新聞杯が行われました。どちらのレースも圧巻のパフォーマンスを見せてくれた2頭が勝ち上がることになりました。まず、きさらぎ賞ではスタート一番ランスオブプラーナがハナを主張するレースになりました。ペースが上がらない中、折り合いが心配とされていたダノンチェイサーが2番手、その後ろにヴァンドギャルドがつける形となりました。ペースから言っても、この3頭の競馬になりそうだなと思っていました。

しかし、このレースの命運をわけたのは馬場適性だった気がします。重賞?というよりは見劣りのする内容だったため、個人的には少しガッカリしました。その中でもダノンチェイサーに関しては、勝ち切ったことが一番大きかったと思います。これでローテーションにも余裕が出ますし、選択も多くなりますからね。1番人気に推奨されていたヴァンドギャルドは非常に難しい馬ですね。今までは能力の違いで格好をつけてきたものの、4コーナーからつまずいていたこともありますが、まだまだ若さが溢れだしていました。今後、レースを覚えていけば面白くなりそうだなと思いましたね。

ダノンチェイサー

東京新聞杯では3人のユウイチが躍動しました。まず勝利したインディチャンプは、それこそ新馬の時から見ていましたが、やはり結果からみてもG1級だと断言できる一頭だと思いました。スタートはイマイチでしたが、直線では道を探すだけといった完勝ぶりで、最後甘くなったことも相手が強ければ強いほど心配にはならないと思います。それは騎乗の福永ユウイチ君がつかんだことと思います。この日曜日の福永君は素晴らしい騎乗が多かったです。特にアストラサンタンを勝たせたレースでは、ヒザを使いながら懐で馬を受けながら直線までバランスを考えに考え追い出したとき、この騎乗は150点だなと思わされましたからね。こういった騎乗が本番に実行できたことで、リズムがつかめていたと思います。

2着にはレッドオルガと北村ユウイチ君が入りました。この血統は本当に東京1600mが合いますね。そつなく運び、直線ではあわや!と思わされましたが、それでも勝ち馬が強すぎたといったところだったと思います。3着にはサトノアレスと柴山ユウイチ君が入りました。直線では内に進路を見出したことで、これならと本人も感じたことでしょう。しかし、豪快に見えて使える脚が決まっているだけに、仕掛け所は非常に難しかったと思います。その中での3着ですから立派でした。3人のユウイチがそれぞれの持ち味を見せてくれた楽しいレースだったと思います。

インディチャンプ

今週は東京競馬場で共同通信杯、京都では京都記念が行われます。共同通信杯では最優秀2歳牡馬をとったアドマイヤマーズが早速の登場となりますね。何よりも課題は距離延長になると思います。2000mまでは許容範囲かなと感じていますが、ベストではないとも思っています。その中で、馬の作りを1600ベストから2000まで持たせる馬に変えることができるのが友道厩舎。今まで何頭もマイルまでだなと感じさせられた馬を中距離路線まで持たせていますからね。余裕のあるローテーションですし、本番に向けてというよりは、ここで更に突き放して馬の自信になるレースをしたいと思っているはずです。

しかし、相手もかなりのメンバーがそろいました。まず注目しているのはフォッサマグナですね。中京の新馬で見せた走りは本物。2戦目だけが心配なところですが、能力から言えば遜色ないレースができるのではと思っています。シュヴァルツリーゼにも同じことが言えますけどね。その他にもダノンキングリーがここでどうなるのかが非常に気になります。このメンバーに入って力を見せることができれば、クラシックの注目として挙がってくると思います。気性面次第ではクラージュゲリエもですが、少頭数とはいえ中身の濃いメンバーだけに簡単ではないと思います。果たして、どのようなレースになるのか。皐月賞を占う意味で大事な一戦になります。