皆様、こんにちは!今週は個人的なことですが、第1回目のコロナワクチン接種をしてきました。事前に予約をしてくれた息子から持ち物などを言われていたのですが、到着間際に受診表を忘れていることに気付き、大慌てで家に戻ったりとバタバタして接種を行いました。少し怠い感じはありましたが、幸運なことにアナフィラキシーショック等はなく、無事に受けられた安堵感の方が大きく感じました。

次は3週間の間隔を空けて2度目の接種となりますので、それまでは油断せずにコロナ対策をしていきたいと思います。勿論受けたからと必ずかからないというわけではなさそうですが、気持ちの面では少し楽になった気がする週となりました。

それでは競馬の話をしましょう。先週は東京では勝ち馬がG1級レースを制することが多いためダートの登竜門と呼ばれるユニコーンSが行われ、阪神競馬場ではマーメイドSが行われました。そのマーメイドSではシャムロックヒルが50キロの斤量を活かし、見事な勝利を挙げました。騎乗した藤懸君にとっては、初の重賞制覇となりました。インタビューの「誰も僕が勝つなんて思ってなかったと思います」という言葉にはフレッシュさを感じましたね。

オークスや今回のレースを含め、岩田君に怒られてからの彼のレースぶりは積極性と自分が勝つためにはどう乗ればいいのかということを実践している気がします。以前までだと、どうあがいても勝てないけどどうにか賞金を取るという感じがありましたが、今はどう勝つのかを考え動いています。彼は非常に頭がよく、騎手になっていなければ、いい大学にも入れたほど賢いと聞いたことがあります。今も調教に乗る度に馬のメモを作り、特徴をまとめあげているとも聞きました。その努力を勝つ意識へと変えたからの勝利だったと思います。

騎手である以上、結果を出す以外に生き残る道はありません。だからこそ、変われたことは彼にとっても大きな財産となりターニングポイントになったと思います。岩田君のやり方は不器用で多くの人に受け入れられない方法だったと思います。しかし、伝えたかったことは技術もしかり気持ちの面のことではなかったでしょうか。

マイペースの逃げで展開や色々なものが味方しての勝利でしたが、それは挑戦していない人には訪れない勝利です。積み重ねてきたことが大きく報われたことを競馬ファンとして嬉しく思います。2着には51キロのクラヴェルが入りましたがこちらはまだまだ良くなりそうな気がしましたね。ディアデラマドレの初仔で、下の兄弟たちの価値も大きく上がる走りだったと思います。非常に面白いレースを見ることができました。

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先週の新馬では面白い馬がいました。ルメール騎乗のアライバルです。こちらは調教からいい馬だなと思っていたのですが、レースでも最高の走りを見せてくれました。4角ではハナを行く馬が外に出してきたことによりドミノ式に膨れ、追い出しを待たされるレースとなりましたが、それでも圧巻の走りでした。ハービンジャー産駒ということもあり、ディアドラを思い出しているとルメールからも「ディアドラみたい」とコメントが出ており、期待の高さが見えました。今後も注目していきたい一頭になりました。

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いよいよ上半期最後になるグランプリG1宝塚記念が行われます。なんと言っても注目はクロノジェネシスレイパパレの構図になるのではないでしょうか。鞍上もリーディング1位のルメールと2位の川田君ということで、非常に面白い対決になると思います。絶対女王VS無敗の新女王。天候も気にしないだけに、安定感のある走りをしてくれることでしょう。

ひとつ心配とすればレイパパレは前走逃げての勝利、少し間隔を空けてのレースになるため折り合いが課題になります。しかし川田君も把握し掴んでいるだけに、対策を打ってきてくれると思っています。その2頭に善戦ホースカレンブーケドールや雨なら怖いモズベッロが続きます。その他にも復調の兆しカデナや驚くレースを期待したいキセキ、距離短縮で本来の走りが楽しみなアリストテレスと挑戦者も揃っています。