皆様、こんにちは！テレビでは甲子園への道をかけた熱い戦いが繰り広げられています。まだまだ若い世代が野球人生をギュっとつめたような戦いに、敗戦したチームも勝利したチームにもそれぞれのドラマがあり、感動を生んでくれています。いつだって一生懸命には感動を生む作用があると思っています。流した汗は嘘をつきませんからね。競馬でも自分たちは勝負にならないと向かう人達はいません。いくら相手が強くても馬の努力を知っているからこそ、陣営は毎回勝つためにレースをします。だからこそ、競馬にも感動が生まれるのかなと思います。

それでは先週の競馬を振り返りましょう。小倉競馬場で中京記念が1800ｍで行われました。同じ距離だった8Rを逃げ切りで勝利を収めていた西村君は、ベレヌスの脚質を考えれば同じレースをすれば勝てると信じていたと思います。そんな馬への信頼が見えるようなレースを繰り広げてくれたと思います。スタート一番、内からベステンダンクが主張するもハナを譲らず。これでコルテジアも控える形となり、西村君にとっては想定以上に良い形になりました。人気馬の脚質を考え4コーナーに入る前に脚を使わせるレースにコントロールすると、最後は長めに脚を使わせたことで、まんまと逃げ切りで勝利を挙げました！

2着には一気の脚で追い込んできたカテドラルが入り、キャロットクラブのワンツーフィニッシュとなりました。人気になっていたファルコニアは3着に入るも、やはりワンパンチ足りない印象をどうしても受けてしまう結果となりました。川田君は自分がその最後のワンピースになれる最高の立ち回りをしていましたが、惜しくも勝利へは手が届きませんでした。少しずつ力をつけ、勝利を信じやり切ったベレヌスと西村君を素直に褒めたい。そんなレースでした。

今週は変則で新潟・札幌の2場開催となります。まず注目を集めるのが新潟ジャンプS、馬術の世界から障害レースの騎手になった小牧可矢太君(ヴァーダイト)の重賞初制覇だと思います。騎手になりたての頃は飛ぶことは上手いけれどレースになっていないという印象を受けました。しかし、それは周りに言われるよりも本人が一番感じたことだと思います。今は減量の恩恵もあり、勝利を重ねていますし、まだまだ飛ぶ際にスピードに併せられずタイミング良く飛ばせられないことが多いかもしれません。それでも彼の努力をこのレースで見たいと思っています。皆様も注目してみてください。

そして、今年もアイビスサマーダッシュは面白いレースになりそうです。開幕週でも外枠が有利になるレースで、内ラチから勝った馬は数えるほどしか見たことがありません。そのため、人気のない馬でも真ん中から外めの枠は必然的に注意しておかなければいけません。しかし、枠順がまだ出ていないので、ここでは注目馬を書きたいと思います。人気を集めるのは1000ｍ負けなしのマリアズハートになるのではないでしょうか。菊沢君にとっては親子で重賞制覇を再び得るチャンスがあると思いますし、気合いも十分入っているでしょう。

そこに待ったをかけたいと王者ライオンボス、前走で久しぶりに1000ｍを使ったオールアットワンスも虎視眈々と得意舞台での巻き返しを狙っています。そして、人気は落とすかもしれませんがヴェントヴォーチェ、スティクス、マウンテンムスメらが面白いレースをしそうだなと思っています。1分もかからない超短期決戦！カップラーメンにお湯を入れてもバリカタ！その結果は大荒れも期待できます！