元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
梨
2024/9/12(木)
皆様、こんにちは!食欲の秋ということで前回は新米に心を踊らせていましたが、今週は秋のフルーツ梨を楽しんでいます。息子がふるさと納税で頼んでくれたのですが、これまた美味しいのなんの。朝ごはんを食べたら梨食べたい、昼ごはん食べたら梨食べたい、と言い続けていたら、梨はもうナシと言われてしまいました。また来年まで我慢かなと、かナシい気持ちになりました(笑)。
先週は開幕週の中山競馬場で京王杯オータムHが行われ、アスコリピチェーノとルメールのコンビが圧巻の内容で勝利しました。夏を超して、まるでグランアレグリアのような走りだったのでドキドキとした気持ちになりました。次走は海外遠征を予定しているとのこと、楽しみでならないです。
2着にはタイムトゥヘヴンが入りましたね。この馬は本当にハマるとめちゃくちゃ強い競馬をしますし、次からもマークカードに塗っておかないといけません。今回期待していたディオに関しては岩田康君が勝つために一発狙っていたけど運がなかったという印象です。しかし、勝つための失敗はあります。だからこそ、次こそは!と期待しています。
今週は中京でローズSが行われます。なんと言っても注目はレガレイラです。牝馬同士では負けられないというところではないでしょうか。2番手はフレミングフープになると思います。前走もいい走りをしていましたし、同じコースだけに安心して観ていられるはず。その他にタガノエルピーダやラヴァンダあたりも期待しています。緩い馬場をこナシ、勝利を挙げるのはどの馬か。楽しみに待ちましょう!
プロフィール
松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。