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元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
仮面舞踏会
2025/2/19(水)
皆様、こんにちは!またもや寒波がやってきて栗東は雪化粧され真っ白になりました。12月まではいつ冬がくるの?と思っていましたが、しっかりとした寒さがきています。昔より四季が1.2ヶ月ずれているのでしょうね。野菜や植物などの旬も変わりそうですし、何か色々なものが変化している。そう感じる今日この頃です。
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先週の競馬で何よりもインパクトがあったのは共同通信杯でした。最近クラシックを賑わすのはこのレースで活躍した馬が多いだけに注目していましたが、勝利したのはマスカレードボールと坂井君のコンビでした。初戦から才能の高さを感じ、できることなら戸崎君とのコンビも見たかったですが、坂井君は流石の騎乗でしたね。
まだまだ課題はありそうですが姉同様、東京コースでは間違いなくトップクラスだと思いました。次走は皐月賞ということですが、本当の狙い目はダービーになってくるでしょう。クラシックが楽しみになる走りで、まさにマスク一族の素晴らしい仮面舞踏会でした。
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今週は2025年GIの始まりフェブラリーSが行われます。サウジアラビアへ多くの名手が行ったことで騎乗する騎手にとっては、大きなチャンスになるレースです。1番人気にはエンペラーワケアが選ばれると思います。重賞2勝の力は本物で、一気に突き抜けてほしいと思っています。
しかし、東京最強のコスタノヴァや前回王者ペプチドナイル、レベルが高い明け4歳にミッキーファイトもいます。サウジアラビアでも大きな祭典がありますし、競馬を最高に楽しむ週末にしましょう!
プロフィール
松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。