
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
擬似G1
2026/2/19(木)
皆様、こんにちは!ようやく春の気配が少しずつ顔を出し、冬と春の日が交差するようになってきました。春の訪れと共にやってくるのが花粉です。突然、喉がイガイガしだし、目が痒い日が増え、今年もまた花粉症との戦いが始まりそうです。皆様も対策はお早めに!

先週は東京競馬場でなんとも豪勢なメンバーで共同通信杯が行われ、G3とは思えない擬似G1に見えるほどのレースでした。勝利したのは左回りに戻したことで強さを示したリアライズシリウスと津村君のコンビ。
レースはG1馬ロブチェンが驚くほどのロケットスタートを決めて始まりました。ここを勝つことが目標であれば松山君もそのまま逃げることを選択したと思います。しかし、あくまで目標ダービーと考えており、積み上げてきた経験を崩したくなかったために引くことを選択しました。騎手として難しい判断になりますが、この選択は次回に活きると信じています。
それを見てスピードタイプのリアライズシリウスはハナを行くガリレアに続き2番手に入りました。津村君とすれば1番いいポジションに入りましたし、このメンバーを押し切れたことは大きな自信になったことでしょう。右回りの皐月賞では判断が難しく、NHKマイルCであれば本命にしたい能力と適性だけに次戦は注目です。
衝撃は2着のベレシートでした。まだまだ若くバランスが難しい馬ですが、その走りは超G1級と見えるだけに、成長と育成次第ではダービー馬になる未来が見える走りでした。

2026年のG1がフェブラリーSから開幕します。1番人気にはダブルハートボンドが選ばれると思います。サウジCを連覇した坂井君とまた新たな称号を手にするのか非常に楽しみです。私のイチオシはコスタノヴァになります。得意コースに鞍上ルメールでしっかりとG1に向け休ませてきた成果はここで全てを出し切るためだと信じています。
その他ではウィルソンテソーロや引退間近の佐々木先生のラムジェットにも頑張ってもらいたいです。さぁ、2026初G1を楽しみましょう!
プロフィール

松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。






