
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
大将軍ルメール
2026/4/2(木)
皆様、こんにちは!とうとう春満開の季節を迎え、新入生や新社会人の皆様が新たな世界へと飛び出していきましたね。この時期に初々しい姿を見るたび、心の中で「頑張れよ!」とエールを送っています。JRAに関しては今年デビューする新人騎手がおらず非常に残念ですが、その分も2年目の若手騎手たちにはフレッシュさを前面に出して奮起してもらいたいです。

先週、中京競馬場で行われた高松宮記念を振り返りましょう。勝利を飾ったのは王者サトノレーヴとC.ルメール騎手の新コンビでした。レースはインビンシブルパパのブリンカーが効きすぎたのかハイペースの展開となりました。そんな中、馬のリズムをしっかり守り、完璧に折り合いをつけたサトノレーヴが直線で一気の脚を使って勝利を収めました。
「ここまで相性が良いのか」と感嘆するほど、サトノレーヴの能力を最大限に引き出したルメール騎手の手腕には天晴れと言うほかありません。まさに日本のスプリント界の頂点に相応しい走りだったと思います。
期待していたペアポルックスは枠順にツキがありませんでしたね。一方で、敗れはしたものの展開を考えればパンジャタワーは今後がとても楽しみになるレース内容でした。これでルメール騎手は早くも2026年のJRA・G1で2勝目。今年こそ年間G1勝利数の記録を塗り替えてほしいですね。

今週は中山・阪神の2場開催へと移ります。阪神競馬場では、G1大阪杯が行われます。ドバイの情勢も影響し、今年は非常に豪華なメンバーが集結しました。まず注目したいのは、ここからの巻き返しを狙うクロワデュノールです。鞍上の北村友一君には覚悟を決めた勝負を見せてほしいと願っています。
そこにもう一頭のダービー馬ダノンデサイルと坂井瑠君のコンビやメイショウタバルなどが加わり、本当に楽しみが尽きない一戦です。さあ、JRA春の陣を存分に楽しみましょう!
プロフィール

松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。





