
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
真打ち登場!?
2026/9/17(木)
皆様、こんにちは!やっと秋の気候が姿を現し、暑さも少しマシに感じられるようになってきました。そんな中、柴田善臣騎手が引退を発表しました。60歳まで乗り続けたことに感心するとともに、デビューしたての頃、私が部屋まで起こしに行っていたあの寝坊助・善臣がこうなるとは想像もできませんでした。本当にお疲れ様でした。

先週の競馬を振り返りましょう。レース前に雨が降った阪神競馬場で行われたローズSは戸崎君とモンローウォークが別次元の走りで勝利を挙げました。戦前から注目されており“令和のファインモーション”とも呼ばれていますが、ノーステッキで58秒8、しかも持ったままで押し切った内容は超G1級で間違いありません。秋華賞に向けてジュウリョクピエロとの頂上決戦が今から楽しみです。その女王は本番に直行とのことで、さらに成長し、熱い戦いになることを望みます。

もうひとつ注目したのは2年目の田山君です。1年目に騎乗したローズSではスプリンターズSにも登録があるアイサンサンに持っていかれ、超ハイペースとなり悔しい思いをしました。あれから1年が経ち再び同重賞に挑みましたが、勝負を懸けたあの騎乗を見ても成長を感じるレースでした。1年を無駄にせず、経験を積み重ねてきたんだなと実感しました。6着と敗れてしまいましたが、枠がもう少し外ならと感じましたし、オーナーにはぜひG1でも乗せてほしいなと思いました。

今週は3日間競馬となります。阪神では阪神ジャンプSと神戸新聞杯、中山ではオールカマーが行われます。なんと言っても神戸新聞杯は2冠馬ロブチェンの始動戦として注目が集まります。あくまでステップレースでしょうが、ここも圧倒的な走りを期待する人は多いと思います。そこに夏を越えてキング超えを狙うライバルたちが集結。グリーンエナジーやコンジェスタス、ゴーラッキーにアルトラムスなども虎視眈々と逆転を狙います。また天候も心配になる週末ですが、安全第一で秋競馬を楽しみましょう!
プロフィール

松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。





