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'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
人気コーナー!トップジョッキーならではの本音、レースへの意気込みをお届けします!
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2月3日時点1583勝
ダービー&オークスTR 権利をモノにできるか?
2017/4/28(金)
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(フローレスマジックは)馬の雰囲気も良かったですし、元気もありましたね。外枠からのレースで前に壁がなくても折り合いを克服してくれました。
-:そして、先週ですが、フローラS(G2)のフローレスマジック(牝3、美浦・木村厩舎)は3着。スローであの位置だったことからも、一旦は勝ちもあるのかと思いました。
圭太:馬の雰囲気も良かったですし、元気もありましたね。外枠からのレースで前に壁がなくても折り合いを克服してくれました。
-:フラワーCはなかなか思うように動けない印象だったのですが、それも改善されていたのかなと思います。
圭太:そうですね。前走から完成度はそこまで大きな変化はなかったのですが、動きやすくはなっていたのかと思います。距離もこなしてくれますし、これならもっと延びても大丈夫なのかと思います。
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-:福島牝馬ステークス(G3)のクロコスミア(牝4、栗東・西浦厩舎)は展開が厳しかったですね。
圭太:前半は上手くいって、これはやったかなと思ったのですが、後半が思っていた以上に厳しい展開でした。福島の芝もコース替わりもありましたし、状態も良く、先行有利だったのですが。
-:クラシコ(牡5、美浦・堀厩舎)、サトノキングダム(牡4、美浦・国枝厩舎)と惜しい競馬も続いてしまいましたね。
圭太:クラシコは先着された馬たちにも騎乗していたので、相手はココだな、と思っていました。マークしていくようについていったのですが、最後は粘り負けしてしまいましたね。サトノキングダムは良い頃の伸びがなくて……。どうしてしまったのかなと。
-:クラシコは勝った馬も強い競馬でしたよね。サノサマー(牡3、美浦・中舘厩舎)とハイドロフォイル(牡4、栗東・友道厩舎)、日曜は2連勝でした。
圭太:サノサマーは強かったですね。前半はモタモタするところもあったので、正直、大丈夫かな?と思ったほど。それでも、3コーナーから動いていって押し切るのだから、強いですね。ハイドロフォイルは以前にも乗せていただいていて、イメージはありましたし、先生からも「行けるようならば先行するよう」言われていました。でも、自分の展開に持ち込めば、やはりここでは上でしたね。
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-:福島のノリノリコユキ(牝3、美浦・勢司厩舎)は待望の初勝利。相手もチョット強いかなと思いましたが、押し切りました。
圭太:これは平坦コースと50mでも短くなって、甘さが解消された分でしょうね。毎度毎度頑張ってくれますよ。
-:小柄な馬だけに、いつか大きな馬体減りがあったりするんじゃないかと思っていましたが、それも問題なかったですね。次週のNHKマイルC(G1)では、タイムトリップ(牡3、美浦・菊川厩舎)の再コンビ。追い切りにも乗られたようですね。
圭太:馬の幅も出てきたようで、いい印象を受けましたよ。クロッカスSでみせたような瞬発力が引き出るような競馬になれば良いですね。
-:次週から東京のG1も続きます。何とかいい結果というか勝利を待望しております。
圭太:ありがとうございます。
(聞き手:競馬ラボ・小野田)
※最後に……。近日、重大発表を予定!詳しくはサイト内での発表をお待ちください!※次回は5月5日(金)に更新予定です!
プロフィール
戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングだった。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。